Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

旧蔵内邸 5

$
0
0
GWの蔵内邸の続き。



大広間の奥のトイレを見に行く。いちばん手前にあるのがこの独立した手洗い場。


うわぉ~!シンクが2つある大理石製の洗面台。上は傾斜した網代天井。


後ろには蛇紋岩の天板の化粧台。床にはさっきも見かけたマーブル柄のタイルが貼られている。


この洗面台はもちろん特注なのだろうな。前には大柄の大理石を使った段違いの棚、コーナーにも扇形の棚が。
左右の袖のカットも凝った形。洗面台の手前側の端は水が垂れないように返しがつけられている。
こういうのが和風の邸宅内にあるのが萌える~~


洗面台中央にあるこの小さな窪み、こういうの昔の家の洗面台にもあったが最近見かけないな。
(今検索してみるとコップ置きとか痰吐きとかいろいろ言われてるようだが実際のところよく分からない)
しかしこんな優雅なレリーフの施された窪みなんて見たことがない!!花でも生けたくなるね。




サンドブラストで模様が描かれ、ひらひらフリルのついた金魚蜂のようなガラスの照明。キュ~ン!


そしてその隣には・・・うひゃ~~~!!すごい!
床は白黒の大理石を市松で四半張り、そして壁の腰張りには、、、何これ~~見たことない柄!?


下の茶色いタイルはさっきも別のトイレで見たのと同じものだ。その上のは、、、松葉?これは見たことないなぁ。
もともとこの組み合わせでデザインされたものなのかな、下のタイルとぴったりはまっている。


一番上と一番下はちゃんと末端用のデザインになっているな。

※許可を得て接近しています。

そしてこのタイルは個室の中にまで貼られている!
この大便器も手描きの染付だし、蛇紋岩、大理石がふんだんに使われている。


大理石の棚の上の地袋には菊図が描かれていて、秋渓との銘が入っている。あぁ、あきれるほど贅沢なトイレ。。
しかし、ドアの上のくり抜き窓が○○○みたいな形なのは、遊び心なの!?(爆)


このコーナー、パーフェクト!


大理石の市松床はこちらの浴室にもあるが四半張りではない。まるでチェス盤じゃない!?真っ白な浴槽も壁の腰張りも
もちろん大理石。あぁ何とモダンなお風呂場なのだろう!


コーナーの手洗いシンクも大理石製。華麗なカッティング。


窓の格子も素晴らしく素敵!!太細をセットにした親子の桟を井桁に組み合わせた軽快なデザイン。


換気口を取った天井。


こちらの畳敷き、床の間付きの和室は何と脱衣所である。窓の外には枯れ滝石組があり、夏には風呂上りに涼む茶室として
使われたという。窓と戸を開け放てば風が通って涼しそうだ。




あぁ、3時間たっぷり滞在してもまだまだ見足りないけど、さすがにこれ以上長時間いるとちょっと顰蹙を
買いそうなので(苦笑)、そろそろおいとまして、もう1ヶ所行こう。時間が間に合うかな?

今日は朝からザーザー降りの雨でテンションが上がらず宿でダラダラして出発が遅れたのが今になって悔やまれる。。。
いつもだけど(汗)

続く。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles