GWの北九州の続き。
小倉に泊まった翌日も雨だったが、車を走らせてやって来たのは、旧蔵内邸。
ここは前々からタイル友の会のメンバーより強力おすすめされていた物件である。
田んぼの真ん中にそそり立つ鳥居。これをくぐって100mぐらいまっすぐ進んだところに蔵内邸の門はある。
筑豊地方の炭鉱経営で繁栄した蔵内一族の本邸で、邸宅、庭園のほか、今くぐってきた鳥居及び参道、神社、
銅像広場などが一体的に整備されていることは特筆すべきで、国指定名勝、福岡県指定建造物となっている。
このすごい邸宅は実はめくるめくタイルスポットでもあるのだ。
絵に描いたような豪邸の門。もし今もお住まいなら絶対にくぐる機会などなかっただろう・・・
ぐぐっと突き出した大玄関。こんなふうに独立した棟となっている玄関は見たことがないかも。。。
緩やかに反り上がった屋根は翼を広げた鶴を思わせ、美しい。。。
車寄せもすごい広さ!15畳ぐらいあるだろうか。天井は格天井。
壁の腰張りには蛇紋岩が。派手!
実はここから左奥へ行ったところにもうひとつの玄関がある。1906(明治39)年頃に最初に造られたのは
主屋と応接間棟と池泉庭園であり、当初はこちらの玄関が使われていたのだな。
大正時代の大改築で大玄関や茶室や大広間が増築され、お庭も大改造されたという。
やはりあの大玄関はあと付けだったのか。旧玄関も大玄関に負けず劣らずの立派さ!
大玄関に戻ろう。
玄関に入ると・・・うひゃ~~、床全体が大理石の板のやはず張り~~玄関の壁の腰張りと上がり框は蛇紋岩~~~
巨大な玄関の間は12畳ぐらいあり、正面にはまるでショーウィンドウのように床の間が設えられている。
蔵内家の家紋入りシャンデリア。天井板は屋久杉が使われている。
玄関の間からしてまるで座敷のような風格じゃない!?
受付を済ませたら見学といこう・・・しかしどこから見たらいいのか!?めちゃくちゃ広いぞ!!
まずは受付の横にあった小さなトイレから。。。小さいと言っても、床は派手な縞模様の大理石の一枚板だ。
そして洗面台も大理石で出来ている。
まわりの壁はマーブル模様のタイル。
そして・・・うひょ~~!!男性用小便器のまわりはマジョリカタイルが!!
変わった色、柄。こんな模様のマジョリカタイルを見たことがないな!連続して貼ると楕円入りマルチストライプになる。
このトイレは大玄関が作られた時に一緒にできたはずなので大正9年頃だろう。マジョリカタイルの時代とも合う。
それにしてもタイルはとても状態がよく一枚も欠けも剥がれもない。もしかして復刻品か!?なーんて
床の水色のタイルも、よく見かけるマジョリカタイルと似た模様だが、水色一色というのは見たことがないな。
水色のムラ具合や貫入を見ると古いもののように思われるが、、、正直自信がなくなってきた・・・(汗)
廊下からトイレを見ると、その手前に床下へ降りる石段があった。まさかこれが手水ってことはないだろうな(笑)
蔵内邸の広い池泉庭園は農業用水が引き込まれ、庭園には水汲み場が2ヶ所作られている。この石組みの水場も、
形からして小規模な水汲み場だったのだろう。
続く。
小倉に泊まった翌日も雨だったが、車を走らせてやって来たのは、旧蔵内邸。
ここは前々からタイル友の会のメンバーより強力おすすめされていた物件である。
田んぼの真ん中にそそり立つ鳥居。これをくぐって100mぐらいまっすぐ進んだところに蔵内邸の門はある。
筑豊地方の炭鉱経営で繁栄した蔵内一族の本邸で、邸宅、庭園のほか、今くぐってきた鳥居及び参道、神社、
銅像広場などが一体的に整備されていることは特筆すべきで、国指定名勝、福岡県指定建造物となっている。
このすごい邸宅は実はめくるめくタイルスポットでもあるのだ。
絵に描いたような豪邸の門。もし今もお住まいなら絶対にくぐる機会などなかっただろう・・・
ぐぐっと突き出した大玄関。こんなふうに独立した棟となっている玄関は見たことがないかも。。。
緩やかに反り上がった屋根は翼を広げた鶴を思わせ、美しい。。。
車寄せもすごい広さ!15畳ぐらいあるだろうか。天井は格天井。
壁の腰張りには蛇紋岩が。派手!
実はここから左奥へ行ったところにもうひとつの玄関がある。1906(明治39)年頃に最初に造られたのは
主屋と応接間棟と池泉庭園であり、当初はこちらの玄関が使われていたのだな。
大正時代の大改築で大玄関や茶室や大広間が増築され、お庭も大改造されたという。
やはりあの大玄関はあと付けだったのか。旧玄関も大玄関に負けず劣らずの立派さ!
大玄関に戻ろう。
玄関に入ると・・・うひゃ~~、床全体が大理石の板のやはず張り~~玄関の壁の腰張りと上がり框は蛇紋岩~~~
巨大な玄関の間は12畳ぐらいあり、正面にはまるでショーウィンドウのように床の間が設えられている。
蔵内家の家紋入りシャンデリア。天井板は屋久杉が使われている。
玄関の間からしてまるで座敷のような風格じゃない!?
受付を済ませたら見学といこう・・・しかしどこから見たらいいのか!?めちゃくちゃ広いぞ!!
まずは受付の横にあった小さなトイレから。。。小さいと言っても、床は派手な縞模様の大理石の一枚板だ。
そして洗面台も大理石で出来ている。
まわりの壁はマーブル模様のタイル。
そして・・・うひょ~~!!男性用小便器のまわりはマジョリカタイルが!!
変わった色、柄。こんな模様のマジョリカタイルを見たことがないな!連続して貼ると楕円入りマルチストライプになる。
このトイレは大玄関が作られた時に一緒にできたはずなので大正9年頃だろう。マジョリカタイルの時代とも合う。
それにしてもタイルはとても状態がよく一枚も欠けも剥がれもない。もしかして復刻品か!?なーんて
床の水色のタイルも、よく見かけるマジョリカタイルと似た模様だが、水色一色というのは見たことがないな。
水色のムラ具合や貫入を見ると古いもののように思われるが、、、正直自信がなくなってきた・・・(汗)
廊下からトイレを見ると、その手前に床下へ降りる石段があった。まさかこれが手水ってことはないだろうな(笑)
蔵内邸の広い池泉庭園は農業用水が引き込まれ、庭園には水汲み場が2ヶ所作られている。この石組みの水場も、
形からして小規模な水汲み場だったのだろう。
続く。