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Channel: まちかど逍遥
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新タイル名所、川奈ホテル4

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川奈ホテルの続き。

テラスへ出てみよう。


お庭が広がりプールサイドにはヤシの木。背後には海も見える。海に向かうゆるやかな斜面にゴルフコースがあるのだ。
こんなところでプレーしたら気持ちいいだろうな!


庭に大きく張り出した1階のサンパーラーでは地下のグリルよりもう少しカジュアルな軽食やお茶ができるらしい。


そしてこのテラスにもタイルがいっぱい!まず柱に貼られている二丁掛の縦溝の型押しタイル。


壁側のタイルは、柱のと似ているがまた違ったもの。柔らかな織物の質感のタペストリータイル。


窓辺の縁に張られているのは、これも織部釉だろうか、ムラのある灰緑色のボーダータイル。黄色っぽいものから
青っぽいものまで色の幅があり、自然なランダム加減が美しい。もちろん端部には役物を。


壁は結構な厚さだが、室内からの視界を妨げないように、開口部が外に向かって開いている。


テラスの端の窓は石組み風デザインをタイルで表現してある。この向こうは第2ロビー。


そして・・・サンパーラーをぐるりと回りこむテラスの床がかわいい!


ターコイズブルーのボーダータイルと正方形のモザイクタイルが、まるで足拭きマットのように(笑)。


そしてターコイズブルーのボーダータイルがリボン状に、四半張りされた布目タイルの間を縫うように軽快に伸びていく。


ブルーのリボンがクロスする部分は小さな正方形のタイルを使って。


何と美しい、ダイヤモンドクロス!!






サンパーラーは人気があってお客がたくさんいたので、広々した室内の写真は全く取れていない・・・(汗)
ここにもお立ち台が!?これも第2ロビーのと同じく映写室なのだろうか。


これも空調ボックスだな。デザインは双頭のハゲタカ!?



ところでB1の廊下には、川奈ホテルの歴史の解説や、建築中の写真、著名人が宿泊した時の写真など、いろんな
資料が展示されていて興味深い。


竣工時の写真を見ると今とほとんど変わっていないようだ。


繁岡鑒一氏の手による印刷物や、冨士山と大島の食器セットのオリジナル展示も。マグカップぐらいほしいなぁ~


何かいいグッズがあれば買いたかったけど、売店を見なかったな。。


今回はランチを食べただけなので、グリルの他はせいぜいエントランスからロビーとテラスぐらいしか見れなかったが、
それでも記事4回分の見どころが満載で、特にタイルにはもうメロメロ(笑)。川奈ホテルがこんなタイル名所だとは・・・!
しかしまだまだ見たいところがたくさん。冨士山を正面に見る1Fのメインダイニングや、バーやビリヤード場、
展望台、田舎家と呼ばれる和風の離れなどなど、、、今度は泊まりに来たいなぁ!


続く。

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