萬寿福の続き。
翌朝、女将さんが三階の客室などを案内してくれるという。
女将さんの口ぶりでは、昨夜私たちが館内をゴソゴソしているのをお見通しだったようだ(苦笑)。
そう、わざわざ1階のトイレへ行ったり、家族風呂をもう一度見に行ってみたり、3階への階段を途中まで
上ってみたり、トイレの床に座り込んで写真を撮ったり(笑)・・・夜な夜な楽しんでいたのだが、
女将さんはやきもきしていたに違いない。それで公式に案内してくれると。ありがたや~~
3階は今は使っておられないようだが、階段の上に置かれていた衝立を脇へずらして踏み込むと・・・
おぉ!廊下の両脇に凝った作りの客室が並んでいる。素敵な照明!!
いずれの部屋も廊下に面した格子戸の中に1畳ほどの踏み込みがついていて、そこには玉石が敷いてあったりする。
このもみじは妙にリアル!本物を貼り付けてあるのか??
窓もそれぞれ形が違っていてかわいいな!
しかし今は空き部屋か物置部屋になっている。。。もったいないなぁ。
こちらは三階の端の部屋の丸窓。毎年のお祭りの時はここが大名行列見物の特等席だとか。
ここの欄間の透かし彫りは風雅な花鳥のデザイン。
そして1階へ下り、昨日見せてもらえなかった3つ目のお風呂も見せてもらえることに!
「梅湯」と書かれた浴室は窓や照明器具も梅の花デザインがあしらわれている。おしゃれだな!
浴槽も梅の花をかたどっているのだろう。しかしあとの二つよりもかなり小さいサイズで、完全に一人用だな。
豆タイル貼りだが装飾は少なく、今は自家用として使われているようだ。
こちらの1階のトイレは白無地タイルでクール!
ここは階段下のデッドスペースを改装した和みコーナー。もともとはここが使用人の待機スペースであり、
お客さんが入ってくるとすばやくここから出て行って対応したのだとか。使用人を何人も抱えていた時代も
あったのだ。
この戸の向こう側は囲炉裏部屋になっている。
お風呂場前の廊下の壁、元使用人スペース、玄関ホールとこの部屋は近年手を入れて改修されたのだとか。
囲炉裏部屋は一時期洋風のロビーにしていたのを、和風に戻したのだとか。インバウンドを意識してのこと
だろうか。古い宿のリーフレットを見ると、確かにそこはホールからひと続きで絨毯敷きのロビーだ。
ソファやテレビが置かれたモダンリビング風もまたその時代らしくていいが、今の囲炉裏部屋も悪くない。
階段付近は変わっていないが、黒っぽくシックな色に塗り替えられたようだ。上り口の曲線がやさしい。
女将さんひとりですべて切り盛りされているようなので、大人数のお客を受け入れるのは無理だろうし、
100年前の木造建物を維持していくのは大変なご苦労があるだろうと想像するが、ちゃんと耐震補強もして
手を入れておられるのはまだまだ続けていくという覚悟の現れだろう。
古い旅館ならではの凝った装飾を残しノスタルジックな雰囲気を大事にしておられるのはうれしいなぁ!
普通にロビーに置いてあった旅館のリーフレットは昭和4~50年代頃のものと思われ、レトロを地で行っている(笑)。
古いものが好きと話していたらもう一昔前のリーフレットも出してきて下さった。そちらは市外局番が手書きで
つけ加えられているところを見ると、昭和30年代前半に作られたものだろう。
個性的な女将さんはなじんできたらいろいろなお話が出てきて、おしゃべりも存分に楽しんだ(笑)。
萬寿福旅館と、女将さん、これからもまだまだ、湯本の顔として君臨してほしいなぁ!
続く。
翌朝、女将さんが三階の客室などを案内してくれるという。
女将さんの口ぶりでは、昨夜私たちが館内をゴソゴソしているのをお見通しだったようだ(苦笑)。
そう、わざわざ1階のトイレへ行ったり、家族風呂をもう一度見に行ってみたり、3階への階段を途中まで
上ってみたり、トイレの床に座り込んで写真を撮ったり(笑)・・・夜な夜な楽しんでいたのだが、
女将さんはやきもきしていたに違いない。それで公式に案内してくれると。ありがたや~~
3階は今は使っておられないようだが、階段の上に置かれていた衝立を脇へずらして踏み込むと・・・
おぉ!廊下の両脇に凝った作りの客室が並んでいる。素敵な照明!!
いずれの部屋も廊下に面した格子戸の中に1畳ほどの踏み込みがついていて、そこには玉石が敷いてあったりする。
このもみじは妙にリアル!本物を貼り付けてあるのか??
窓もそれぞれ形が違っていてかわいいな!
しかし今は空き部屋か物置部屋になっている。。。もったいないなぁ。
こちらは三階の端の部屋の丸窓。毎年のお祭りの時はここが大名行列見物の特等席だとか。
ここの欄間の透かし彫りは風雅な花鳥のデザイン。
そして1階へ下り、昨日見せてもらえなかった3つ目のお風呂も見せてもらえることに!
「梅湯」と書かれた浴室は窓や照明器具も梅の花デザインがあしらわれている。おしゃれだな!
浴槽も梅の花をかたどっているのだろう。しかしあとの二つよりもかなり小さいサイズで、完全に一人用だな。
豆タイル貼りだが装飾は少なく、今は自家用として使われているようだ。
こちらの1階のトイレは白無地タイルでクール!
ここは階段下のデッドスペースを改装した和みコーナー。もともとはここが使用人の待機スペースであり、
お客さんが入ってくるとすばやくここから出て行って対応したのだとか。使用人を何人も抱えていた時代も
あったのだ。
この戸の向こう側は囲炉裏部屋になっている。
お風呂場前の廊下の壁、元使用人スペース、玄関ホールとこの部屋は近年手を入れて改修されたのだとか。
囲炉裏部屋は一時期洋風のロビーにしていたのを、和風に戻したのだとか。インバウンドを意識してのこと
だろうか。古い宿のリーフレットを見ると、確かにそこはホールからひと続きで絨毯敷きのロビーだ。
ソファやテレビが置かれたモダンリビング風もまたその時代らしくていいが、今の囲炉裏部屋も悪くない。
階段付近は変わっていないが、黒っぽくシックな色に塗り替えられたようだ。上り口の曲線がやさしい。
女将さんひとりですべて切り盛りされているようなので、大人数のお客を受け入れるのは無理だろうし、
100年前の木造建物を維持していくのは大変なご苦労があるだろうと想像するが、ちゃんと耐震補強もして
手を入れておられるのはまだまだ続けていくという覚悟の現れだろう。
古い旅館ならではの凝った装飾を残しノスタルジックな雰囲気を大事にしておられるのはうれしいなぁ!
普通にロビーに置いてあった旅館のリーフレットは昭和4~50年代頃のものと思われ、レトロを地で行っている(笑)。
古いものが好きと話していたらもう一昔前のリーフレットも出してきて下さった。そちらは市外局番が手書きで
つけ加えられているところを見ると、昭和30年代前半に作られたものだろう。
個性的な女将さんはなじんできたらいろいろなお話が出てきて、おしゃべりも存分に楽しんだ(笑)。
萬寿福旅館と、女将さん、これからもまだまだ、湯本の顔として君臨してほしいなぁ!
続く。