箱根の続き。
さて、萬寿福旅館。友人の一人が電話で予約をしてくれた。
箱根湯本駅前を通って続く国道一号線(旧東海道)が早川に当たってカーブする地点、そこからそのまま直進
するように早川を渡り旧温泉街へ至る湯本橋は、箱根湯本の実質的なメインストリートだろう。
橋を渡った真正面に立ちはだかる萬寿福の古色蒼然とした姿は、箱根湯本温泉街の顔と言っても過言でない。
木造総三階建てにインパクトのある赤い唐破風は、雑誌の表紙やポスターとしておなじみの絵だ。
目の前まで来て見ると、両側も裏も駐車場になっていてこの建物だけがポツンと建っている・・・
ええっ、前からこうだったっけ??何かちょっと心もとなげだなぁ~~
萬寿福は1927(昭和2)年に創業、この建物は1933(昭和8)年に宮大工によって建てられたという。
後から聞くと元は周囲に庭があり、裏手に別館もあったのだとか。
見上げるとこの迫力。。。ひとりで時代の波に抗うように踏ん張っている感じがする。
懸魚には鳳凰が。
玄関を入ると・・・おぉ、中も素敵だね!手を入れてきれいにしてありながらノスタルジックな雰囲気も十分残す。
ハスキーボイスの女将さんが案内して下さった2階の部屋は、唐破風の真上だった。
さっき見た福住楼などと同じく、バス・トイレ・洗面所なし、二間続きの古き良き旅館スタイル。
こちらは少々くたびれてはいるが、その分アットホームな感じ。注意事項などの説明と共に女将さんとしばし雑談。
※この写真は翌朝撮ったもの。これしか撮ってなかった(汗)
他のお客さんがチェックインする前に、まずは2つある家族風呂をチェック!
こちら半月型の浴槽、周囲の壁に貼られた水色の市松模様のタイルが眩しい!これは一見新しそうに見えるが
縁が丸くなっていないストレートエッジ、スポンジローラーで作り出したようなムラのあるタイルで、古いものだ。
そしてこっちの面には、おしどり夫婦のモザイクタイル画が!
白っぽく見える壁も、ピンクとグリーンを散らした1cm角(12mm角かも)豆タイルがみっしりと!!
そして何と天井までも豆タイルで埋めつくされている!!床は石張り。
脱衣所もこんな珍木使い、ベンガラ色の壁、船底天井・・・いやはや、小さいながらこれまた凝っている。
流しもストレートエッジ白無地タイル役物使い(笑)
こちらは末広の湯。扇形の浴槽。扇の骨までモザイクタイルで表現してあるな。壁の市松タイルは同じだが
一部岩風呂風。
そしてこちらのモザイクタイル画は、ゆらめく海草の間をお魚たちが乱舞する海底風景。
こんな赤い欄干の橋まであるのだから、やっぱりこれは竜宮城だろうな!
こちらの壁はまるで海の中にいるような(?)群青色メインの豆タイル。もちろん天井も!
ほんのり桜色のタイルが愛らしい。。
実は家族風呂はもう1つ、合計3つあるのだが、もう1ヶ所は現在はお客に使わせていないらしく、見たいと
お願いしても見せてもらえなかった。
この家族風呂の青色の壁はもとからこの色で、オリジナルに忠実に塗り直したとか。
客室にはトイレがなく共同となっているが、トイレもまた古いままよく残っている。床はクオリータイル、
壁の腰張りにはお風呂場と色違いの市松タイル。
う~~ん、いいねぇ(爆)。こんなトイレが各階にある。
強羅花壇でのディナーを済ませて帰ってきたら、夜の萬寿福も素敵!
そのあと交代交代で2つのお風呂に入っていたらすっかり夜も更けてしまった。ひとりでここを切り盛りされている
女将さんが最終お風呂や館内のチェック、、、あぁご苦労様です。私たち夜遅くまでゴソゴソしてスミマセン(笑)
さて、萬寿福旅館。友人の一人が電話で予約をしてくれた。
箱根湯本駅前を通って続く国道一号線(旧東海道)が早川に当たってカーブする地点、そこからそのまま直進
するように早川を渡り旧温泉街へ至る湯本橋は、箱根湯本の実質的なメインストリートだろう。
橋を渡った真正面に立ちはだかる萬寿福の古色蒼然とした姿は、箱根湯本温泉街の顔と言っても過言でない。
木造総三階建てにインパクトのある赤い唐破風は、雑誌の表紙やポスターとしておなじみの絵だ。
目の前まで来て見ると、両側も裏も駐車場になっていてこの建物だけがポツンと建っている・・・
ええっ、前からこうだったっけ??何かちょっと心もとなげだなぁ~~
萬寿福は1927(昭和2)年に創業、この建物は1933(昭和8)年に宮大工によって建てられたという。
後から聞くと元は周囲に庭があり、裏手に別館もあったのだとか。
見上げるとこの迫力。。。ひとりで時代の波に抗うように踏ん張っている感じがする。
懸魚には鳳凰が。
玄関を入ると・・・おぉ、中も素敵だね!手を入れてきれいにしてありながらノスタルジックな雰囲気も十分残す。
ハスキーボイスの女将さんが案内して下さった2階の部屋は、唐破風の真上だった。
さっき見た福住楼などと同じく、バス・トイレ・洗面所なし、二間続きの古き良き旅館スタイル。
こちらは少々くたびれてはいるが、その分アットホームな感じ。注意事項などの説明と共に女将さんとしばし雑談。
※この写真は翌朝撮ったもの。これしか撮ってなかった(汗)
他のお客さんがチェックインする前に、まずは2つある家族風呂をチェック!
こちら半月型の浴槽、周囲の壁に貼られた水色の市松模様のタイルが眩しい!これは一見新しそうに見えるが
縁が丸くなっていないストレートエッジ、スポンジローラーで作り出したようなムラのあるタイルで、古いものだ。
そしてこっちの面には、おしどり夫婦のモザイクタイル画が!
白っぽく見える壁も、ピンクとグリーンを散らした1cm角(12mm角かも)豆タイルがみっしりと!!
そして何と天井までも豆タイルで埋めつくされている!!床は石張り。
脱衣所もこんな珍木使い、ベンガラ色の壁、船底天井・・・いやはや、小さいながらこれまた凝っている。
流しもストレートエッジ白無地タイル役物使い(笑)
こちらは末広の湯。扇形の浴槽。扇の骨までモザイクタイルで表現してあるな。壁の市松タイルは同じだが
一部岩風呂風。
そしてこちらのモザイクタイル画は、ゆらめく海草の間をお魚たちが乱舞する海底風景。
こんな赤い欄干の橋まであるのだから、やっぱりこれは竜宮城だろうな!
こちらの壁はまるで海の中にいるような(?)群青色メインの豆タイル。もちろん天井も!
ほんのり桜色のタイルが愛らしい。。
実は家族風呂はもう1つ、合計3つあるのだが、もう1ヶ所は現在はお客に使わせていないらしく、見たいと
お願いしても見せてもらえなかった。
この家族風呂の青色の壁はもとからこの色で、オリジナルに忠実に塗り直したとか。
客室にはトイレがなく共同となっているが、トイレもまた古いままよく残っている。床はクオリータイル、
壁の腰張りにはお風呂場と色違いの市松タイル。
う~~ん、いいねぇ(爆)。こんなトイレが各階にある。
強羅花壇でのディナーを済ませて帰ってきたら、夜の萬寿福も素敵!
そのあと交代交代で2つのお風呂に入っていたらすっかり夜も更けてしまった。ひとりでここを切り盛りされている
女将さんが最終お風呂や館内のチェック、、、あぁご苦労様です。私たち夜遅くまでゴソゴソしてスミマセン(笑)