福住楼からの続き。
塔ノ沢エリアの早川沿いには福住楼の他にも老舗旅館が建ち並ぶ。今回の木造文化財旅館めぐりでは3軒の旅館を
見学する予定で、2軒目はこちらの「一の湯本館」。
ここは何と1630(寛永7)年の創業。現在の建物の骨格ができたのは1907(明治40)年頃だとか。
玄関の重いガラスドアの取っ手はくるっとひねったデザイン。秀逸!
まずは4階の大広間「神山」へやってきた。見学がてら昼食も頂けるという充実したツアーなのである!
この部屋は1922(大正11)年の竣工で、88畳という巨大なワンルームに舞台がつく。
続き間の建具を取り払って使うのでなく一室の大空間としては初期の例とのこと。
格天井からシャンデリアが下がり、その台座にはひし形の漆喰レリーフがあしらわれている。
食事は、食文化研究家永山久夫氏製作の「北条早雲の天下取り長寿食」ということで、量はちょっと控えめ。。。
まぁ腹八分が長寿の秘訣と言うし、それでちょうどいいのかもしれない(笑)
窓の外は早川の渓谷風景。いちめん色づいた紅葉ならさぞ見事な眺めだろうな・・・
昼食が終わったら、下へ降りながら客室を拝見。
部屋ごとに違った形の窓、格子のシルエットが美しい。
内部は全体的にきれいに改修されているが、窓から見えた外壁や軒まわりが、長い時代を経てきた建物であることを物語る。
一の湯の向かいには、こちらも高級老舗旅館「環水楼」の建物が。
塔ノ沢で湯治場として開湯したのが約400年前、現在の建物は1919(大正8)年に建設され、今年がちょうど
100周年にあたる。1924(大正13)年に改築した建物が現在まで残っているようだ。
目の前の道路は「東海道」、曲がりくねっていて見通しがよくなく、ボーっと写真を撮っていると危ない危ない(苦笑)。
道路のカーブに沿って作られた壁は円楼を思わせるな!
非常に残念だが、今回のツアーはここの見学は入っていない。。。
道路境界ギリギリ、頭上に張り出さんばかりの三階建てのファサードはちょっと窮屈な印象だが、敷地は奥に広く
続いており、緑豊かな中庭を挟んでいくつかの棟がつながっているように見える。
一緒に行った友人は泊まったことがあると言い、内部はやはり素晴らしいらしいので、いつか泊まりに来たいなぁ。。
あとで、塔ノ沢駅へ上る途中で見下ろしたら、大きな千鳥破風のお城のような屋根がよく見えた。
続く。
塔ノ沢エリアの早川沿いには福住楼の他にも老舗旅館が建ち並ぶ。今回の木造文化財旅館めぐりでは3軒の旅館を
見学する予定で、2軒目はこちらの「一の湯本館」。
ここは何と1630(寛永7)年の創業。現在の建物の骨格ができたのは1907(明治40)年頃だとか。
玄関の重いガラスドアの取っ手はくるっとひねったデザイン。秀逸!
まずは4階の大広間「神山」へやってきた。見学がてら昼食も頂けるという充実したツアーなのである!
この部屋は1922(大正11)年の竣工で、88畳という巨大なワンルームに舞台がつく。
続き間の建具を取り払って使うのでなく一室の大空間としては初期の例とのこと。
格天井からシャンデリアが下がり、その台座にはひし形の漆喰レリーフがあしらわれている。
食事は、食文化研究家永山久夫氏製作の「北条早雲の天下取り長寿食」ということで、量はちょっと控えめ。。。
まぁ腹八分が長寿の秘訣と言うし、それでちょうどいいのかもしれない(笑)
窓の外は早川の渓谷風景。いちめん色づいた紅葉ならさぞ見事な眺めだろうな・・・
昼食が終わったら、下へ降りながら客室を拝見。
部屋ごとに違った形の窓、格子のシルエットが美しい。
内部は全体的にきれいに改修されているが、窓から見えた外壁や軒まわりが、長い時代を経てきた建物であることを物語る。
一の湯の向かいには、こちらも高級老舗旅館「環水楼」の建物が。
塔ノ沢で湯治場として開湯したのが約400年前、現在の建物は1919(大正8)年に建設され、今年がちょうど
100周年にあたる。1924(大正13)年に改築した建物が現在まで残っているようだ。
目の前の道路は「東海道」、曲がりくねっていて見通しがよくなく、ボーっと写真を撮っていると危ない危ない(苦笑)。
道路のカーブに沿って作られた壁は円楼を思わせるな!
非常に残念だが、今回のツアーはここの見学は入っていない。。。
道路境界ギリギリ、頭上に張り出さんばかりの三階建てのファサードはちょっと窮屈な印象だが、敷地は奥に広く
続いており、緑豊かな中庭を挟んでいくつかの棟がつながっているように見える。
一緒に行った友人は泊まったことがあると言い、内部はやはり素晴らしいらしいので、いつか泊まりに来たいなぁ。。
あとで、塔ノ沢駅へ上る途中で見下ろしたら、大きな千鳥破風のお城のような屋根がよく見えた。
続く。