八女の続き。
古い建築をいくつか観光案内所で教えてもらった中で、うなぎの寝床というお店に入ってみる。
九州の伝統的な産業や技術を生かした製品を集めてあり、お洒落な雰囲気。建物を見るため靴を脱いで
座敷に上がると、ちょっと他ではあまり見かけない商品がいろいろ並んでいて面白い。
おや、何これ、湯たんぽ?普通の小判型に加えネックピロー型やアイマスク型、長ぐつ型など変わった形で、
しかも「やわらか湯たんぽ」の名の通り、ネオプレーン製で柔らかい。かわいい~~!衝動的に購入(笑)
他にも惹かれる品々がたくさんあって目移り。ちなみにこのやわらか湯たんぽはこの冬毎日活躍した。
そして中庭沿いの手洗い場に一部マジョリカタイルが貼られているのを発見!
ストレートエッジの白無地タイルのふちどりに、ひし形の模様のボーダータイル。声をかけて撮らせてもらった。
ここの少し先にうなぎの寝床の新店があり、そちらにも入ってみる。またいい感じの雑貨やストール
なんかに目を引かれ・・・なんかお買い物旅みたいになっているな(汗)
伝建地区の一番端にある陶器屋さん、鶴陶器までやって来た。現在は「堂島屋」という屋号で商売されている。
ここは和風の商家だが二階に洋風バルコニーの手すりのような装飾があって面白い外観。
そして道路に面した2面の壁が全面タイル貼り!!二丁掛の緑っぽいタイルはよく見かけるものだが、
織物のような柔らかな質感。タペストリータイルと言うようだ。
目地が黄色いのが味わいを出している。
二階の軒下から足元まで、、、と、眺めていると、土間にタイルが!おぉ。これは本業タイルじゃないの。
そしてこちらは、有田の松尾徳助窯の十字タイルだ!
ガラス越しに覗くと、昔ながらのお店で結構何でもありな感じの品揃えで楽しそうだ(笑)。入ってみよう~
すごく古い欄間があったのでお店の奥さんに声をかけてみたら、この建物は90年ぐらい前のもので、
その前に建っていた古い建物から外した欄間だと言う。
外のタイルのことも聞いてみたが、やはり窯元との付き合いがあったのでタイルも扱っていたのだろうと。
よく見ると店の中の片隅にもタイルが貼られている。無理を言って飾ってあるものを退けてもらう(爆)。
そこには蝶の模様のレリーフタイルや、瀬戸の本業タイルや、瀬戸製と思われる扇型の手描きタイルも
転がっていた。うわ~~
奥さんは芸術が好きな方で、タイルの話にも興味を持たれたようで快く写真を撮らせてくださった。
この蝶々のタイルは、磁器に見えるのだが、どこの産地のどういうものなのかは判別できず。。。
有田でも瀬戸でもないらしい。
扇型の本業瓦。どこか屋外に放置されていたのか、かなり汚れているなぁ・・・
堂島屋のタイルについては、後日またここの奥さんと電話で話したところ、その後このタイルのことが気になって
親戚と話をしたら、子供の頃の記憶が蘇ってきたと言う。青いタイルはもともと今の家の男性用トイレの
床と腰壁に貼ってあったもので、蝶々のタイルは手洗い場の壁に貼られていたものだそうだ。
そのトイレは50年ほど前に壊してしまったが、その時にうまく外れたタイルを床に埋め込んだらしい。
しかし瀬戸の本業タイルや有田のタイルは商品の仕入れルートを通じて入手したのだろうか。
そのあたりを詳しく知りたいなぁ。
有田の十字タイルが使われている物件は、佐世保市の黒島教会(まだ行ったことはない・・)をはじめとして
日奈久の金波楼、唐津の高取邸など数えるほどしかないが、こうやって民間の陶器屋さんの手に渡っている
ということは、小口でも流通していたのだろうか。探せば八女でそれが貼られた家があるのだろうか。
この先に喜多屋という老舗の酒造家があり、レンガの煙突や蔵、洋風の事務所なども見学できるそうなのだが
許斐本店でのお茶の予約時間が迫って来たので、後ろ髪引かれながら小走りで戻る。
途中で目にした三浦医院のタイル。
続く。
古い建築をいくつか観光案内所で教えてもらった中で、うなぎの寝床というお店に入ってみる。
九州の伝統的な産業や技術を生かした製品を集めてあり、お洒落な雰囲気。建物を見るため靴を脱いで
座敷に上がると、ちょっと他ではあまり見かけない商品がいろいろ並んでいて面白い。
おや、何これ、湯たんぽ?普通の小判型に加えネックピロー型やアイマスク型、長ぐつ型など変わった形で、
しかも「やわらか湯たんぽ」の名の通り、ネオプレーン製で柔らかい。かわいい~~!衝動的に購入(笑)
他にも惹かれる品々がたくさんあって目移り。ちなみにこのやわらか湯たんぽはこの冬毎日活躍した。
そして中庭沿いの手洗い場に一部マジョリカタイルが貼られているのを発見!
ストレートエッジの白無地タイルのふちどりに、ひし形の模様のボーダータイル。声をかけて撮らせてもらった。
ここの少し先にうなぎの寝床の新店があり、そちらにも入ってみる。またいい感じの雑貨やストール
なんかに目を引かれ・・・なんかお買い物旅みたいになっているな(汗)
伝建地区の一番端にある陶器屋さん、鶴陶器までやって来た。現在は「堂島屋」という屋号で商売されている。
ここは和風の商家だが二階に洋風バルコニーの手すりのような装飾があって面白い外観。
そして道路に面した2面の壁が全面タイル貼り!!二丁掛の緑っぽいタイルはよく見かけるものだが、
織物のような柔らかな質感。タペストリータイルと言うようだ。
目地が黄色いのが味わいを出している。
二階の軒下から足元まで、、、と、眺めていると、土間にタイルが!おぉ。これは本業タイルじゃないの。
そしてこちらは、有田の松尾徳助窯の十字タイルだ!
ガラス越しに覗くと、昔ながらのお店で結構何でもありな感じの品揃えで楽しそうだ(笑)。入ってみよう~
すごく古い欄間があったのでお店の奥さんに声をかけてみたら、この建物は90年ぐらい前のもので、
その前に建っていた古い建物から外した欄間だと言う。
外のタイルのことも聞いてみたが、やはり窯元との付き合いがあったのでタイルも扱っていたのだろうと。
よく見ると店の中の片隅にもタイルが貼られている。無理を言って飾ってあるものを退けてもらう(爆)。
そこには蝶の模様のレリーフタイルや、瀬戸の本業タイルや、瀬戸製と思われる扇型の手描きタイルも
転がっていた。うわ~~
奥さんは芸術が好きな方で、タイルの話にも興味を持たれたようで快く写真を撮らせてくださった。
この蝶々のタイルは、磁器に見えるのだが、どこの産地のどういうものなのかは判別できず。。。
有田でも瀬戸でもないらしい。
扇型の本業瓦。どこか屋外に放置されていたのか、かなり汚れているなぁ・・・
堂島屋のタイルについては、後日またここの奥さんと電話で話したところ、その後このタイルのことが気になって
親戚と話をしたら、子供の頃の記憶が蘇ってきたと言う。青いタイルはもともと今の家の男性用トイレの
床と腰壁に貼ってあったもので、蝶々のタイルは手洗い場の壁に貼られていたものだそうだ。
そのトイレは50年ほど前に壊してしまったが、その時にうまく外れたタイルを床に埋め込んだらしい。
しかし瀬戸の本業タイルや有田のタイルは商品の仕入れルートを通じて入手したのだろうか。
そのあたりを詳しく知りたいなぁ。
有田の十字タイルが使われている物件は、佐世保市の黒島教会(まだ行ったことはない・・)をはじめとして
日奈久の金波楼、唐津の高取邸など数えるほどしかないが、こうやって民間の陶器屋さんの手に渡っている
ということは、小口でも流通していたのだろうか。探せば八女でそれが貼られた家があるのだろうか。
この先に喜多屋という老舗の酒造家があり、レンガの煙突や蔵、洋風の事務所なども見学できるそうなのだが
許斐本店でのお茶の予約時間が迫って来たので、後ろ髪引かれながら小走りで戻る。
途中で目にした三浦医院のタイル。
続く。