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Channel: まちかど逍遥
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東京のタイルめぐり4 ~晩香廬

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東京の続き。

青淵文庫のすぐ隣にある晩香廬は、渋沢栄一の喜寿を祝って清水組が贈ったバンガロー風の「洋風茶室」で、
賓客をもてなすために使われたという。青淵文庫と同じく田辺淳吉の設計で1917(大正6)年に竣工した。


深い軒で自らを木々の間にうずめるようにして建つ、小さな木造の平屋。そのフォルムは全く無駄がない。
惚れ惚れと眺めてから、中へ入ると、何と・・・建物内部は写真撮影不可と!?ええ~っ、そんなぁ。。。


レリーフ、タイル、ステンドグラス、照明器具・・・すべてが素敵で目に焼き付けるけど、だめだ、忘れる(汗)
外から撮るのはいいとのことだったので、窓の外からガラスに張り付いて撮る(爆)




やはり暖炉周りがいちばんの見どころ。小口タイルとボーダータイルで囲まれた暖炉は飾りでなく実用のもの。


外壁にも部分的にタイルが貼られている。隅石風の意匠。


暖炉の上の壁には、同じく小口タイルで形作られた額縁の中に、細長い線状のタイルで「壽」の字が表されている。
そしてその左右の窓にはステンドグラスが。


建物のまわりをぐるりと回りながら、あっちから、こっちから、遠くから、近くから、建物を眺める。


外壁の小口タイルはとても状態がよく、復刻されたものなのか?と惑うが、、、ストレートエッジだし、色むらや
色幅、グラデーションは今のものにはない雰囲気。。。それにこの135度の役物を復刻で作るかな!?
係りの人に聞いてみると、タイルもオリジナルということだった。




見る場所によって見え方が変わるが、ほんとに、どの角度から見ても素晴らしくさまになるなぁ!!


あぁここが暖炉の横の窓だ。


現在事務スペースになっている部分も外からちらりと・・・


これはトイレの照明か。




このあたりは柱を見せたハーフティンバー風の仕上げ。まさに「洋風茶室」というイメージだな。


渋沢栄一はこの建物をとても気に入っていたらしい。ほんとに隠れ家のように、少人数で親しく語り合うのには
ぴったりの空間だな!私もとっても気に入った。


続く。

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