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Channel: まちかど逍遥
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赤津あたりをうろつく

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瀬戸の続き。

今回もまた瀬戸蔵ミュージアムへ行ってきた。台湾の三峡でもらった本業敷瓦のカケラを、寄贈してきたのだ。
うちのベランダに置いているより、資料として役立ててもらう方がいい。裏の漆喰をきれいに落としてから
届けてきたので、またそこで展示される機会があったら見に行こう~~

さてその後、モザイクタイルミュージアムの敷瓦展で見た敷瓦物件をひとつずつ見ていきたい、と、今度は
旧松の湯跡を探して赤津町あたりにやってきた。また雨がポツポツ降ってきたので、傘をさして歩き出す。
このあたりかと見当をつけた場所を見て歩くのだが全くそれらしいものが見当たらない。時折強くなる風雨に
折りたたみの極軽傘を吹き飛ばされそうになりながら、ぐるぐる、ぐるぐる歩き回っていたら、
ちょっとのぞきこんだところにこんなタイル?テラコッタ?穴あきブロック?を見つけた。急にテンションアップ!


六角形の穴あきブロックと、穴のあいていないブロック(またはタイルでふた?)を積み上げたスクリーン状の塀。
うわぁ、こんなの見たことないぞ~~


オリジナル品なのだろうか、焼き物の産地らしい、面白い物件。


しかし、カメラが濡れないように小さな傘でガードしながらの片手持ちでは、ズームの調整もアングルを決めるのも
ままならない・・・暗くてシャッタースピードは遅いし・・・う~~ん、キツイ(汗)
それに壁の手前には側溝があり、それを跨ぎながらだと、さらに不安定で。。。
ということで、ブレブレなのは大目に見てください(爆)


松の湯はもう何十年も前に廃業したらしく、近所のおっちゃんに聞いてみたが思い出せないほどで、建物ももちろん
残っていない。親切なことに、おばちゃん、息子さん、家族総出で調べてくれて、どこかに電話までして聞いてくれ、
やっと場所が分かった。ほんとにありがとうございました!
・・・しかしそこへ行ってタイルを見せてほしいと頼むも、すげなく断られた。ま、そら不審だわな。。。
どこかから見えないものかとまわりを歩いてみたら、チラッとだけ見えた。私有地の中だから近寄りもできず。。


青と茶2色使いの銅板転写本業タイル。白無地のも本業タイルだな。一部にマジョリカタイルもあるらしいが・・・
ま、チラッとでも見れたのでよしとしよう。


この小さなお社の柵、よく見たら織部釉のかかった焼き物だ。さすが!


瀬戸らしい風景。こんなの産地でないと見られないよね!それほど古いものではなさそうに見えるが、
何でも焼き物で作ってやろうという心意気を感じるな。




上の方は黄瀬戸釉。


脇の路地を入って行ったところの家の格子戸の隙間からちょっと覗いてみたら、アプローチにタイルが
埋め込まれていた。これも本業タイル。


そして、その家の前の溝のふちにあった、これはいったい何??


焼き物のカケラで飾られた美しい・・・車止め?いや、この道は車は入らなさそうだし。溝への転落防止?
にしては小さすぎるでしょ。


そして、カケラのひとつひとつが美しい~~


路地をさらに奥へ入って行くと、玄関先がこんなモザイクで飾られたお宅もあった。


こちらはシンクが埋め込まれ水栓がついている、手洗い。


車に戻り少し走って赤津焼会館の方へ行ってみる。道の下手に緑色のタイル貼りの建物が見えたので近寄ると、
閉まっている。今日は休みなだけなのかなぁ?閉館時間?


壁一面の緑色のタイルは、それほど古くないが、いろんなニュアンスの緑色の二丁掛タイルを縦張りしてある。


赤津焼会館は1980(昭和55)年に建てられたもの。新しそうだと思ってももう38年か、、、


ランダムに貼ってあるようなのだが、明らかに黒っぽいところと白っぽいところがあるのは、何か意味のある
模様になっているのかなぁ??


さてそろそろ日も傾いてきた。今日は多治見泊だが、雨にも濡れたし大きいお風呂でゆっくりしたい。。。
多治見には古いお風呂屋がもうないので、瀬戸のまちなかへ戻り、大好きな日本鉱泉へちゃぽん。
ぬくぬく体があったまった後に、真っ暗な中を多治見のレンタカー屋まで走る道のりの眠いこと眠いこと(笑)

続く。

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