シンガポールの続き。
Limさんのお友達のSiew Jonathan氏が、10:30にホテルに迎えに来て下さり、お墓めぐりへGO!!
車で走ること2~30分、人里離れた丘の上へ上ってくるとBukit Brown墓地のゲートがあった。
あぁ、確かに、MRTの駅からこんなところまで自分たちでは来れなかったよ!!
墓地の敷地内へ入ると、沖縄の亀甲墓の小さいようなお墓が丘の斜面に次々現れた。しばらく行ったところで車を
停めたが、丘の上というのにちょっと信じられないほど暑い・・・大きな日傘を貸してもらって、散策へ繰り出す。
うわ~、あるある!
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左)ベルギー 右)イギリス
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左)淡陶 右)イギリス
このBukit Brown(George Henry Brownに由来。「Mr.ブラウンの丘」)は、もともと中国人専用の
墓地だったが1922年にシンガポール初の公営墓地としてすべての人々に開放された。
1970年代には空きがなくなり受け入れを終了、郊外に新たな墓地が作られた。
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左・右)ベルギー
しかし目につくお墓はほとんどが中国系のもので、福建式と潮州式、大きく2つの型式があるという。
福建式は、墓碑の背後に周囲をきっちり区切られた墓丘があり、前にはアームと呼ばれる角ばった形の低い腰壁で囲われた
広いテラスがある。潮州式は、墓碑がチェアと呼ばれる土留めの擁壁で囲まれ、その背後には周囲に区切りのない
こんもりした墓丘がある。左右には曲線をつなぎ合わせた低い腰壁がある。そしてどちらも、脇に「福神」という
小さな神様がまつられている。ただし、もちろん規模によって構造がかなり省略されたものもある。
また富裕な家ほど高いところに作られ、ロケーションで富裕度が分かるのだ。
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左)福建式 右)潮州式
住居をタイルで飾っているプラナカンの人々が、死後の家であるお墓にもタイルを貼ろうと考えるのは当然。
タイルが貼られているのは福建式のお墓が多い気がする。墓碑の左右の仲碑と言われる部分やアームの垂直面、そして
テラス部分の床にタイルが貼られている。
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左)イギリス 右)淡陶?
こちらは潮州式のお墓にタイルが貼られている。ブルーがきれい!
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しかし・・・コケが生えたりして汚れすぎているなぁ~、掃除用具を持ってきて磨きたいなぁ(爆)
毎年4月1日はお墓掃除デーらしいのだが、これらはもっと放置されているように見える。磨いたら見違えるだろう。
お墓の左右には獅子など守り神の彫刻が立てられているところも多い。これは鷹かと思ったらオウム。ユーモラスな顔(笑)
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実は見どころのお墓にはちゃんと説明板も設置されていて、お墓ツーリズムが確立しているようだ。
ここにはシンガポールの初代首相リー・クアンユーのお祖父さんのお墓などもあり、日本で坂本竜馬の墓を見に行く
みたいなものだろうか。
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しかし、やっぱり広い丘をガイドなしでは見て回るのは難しい。道路から見えるところはいいが、季節によって草に
覆われて行けなかったり、ヘビが出たりもするらしいし。。。
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左)イギリス 中)イギリス 右)不二見焼?
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イギリス?
ここのお墓は両脇に守衛を従えている。石の彫刻にペンキ塗り。
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このターバンを巻き濃いヒゲを蓄えた男はシーク教徒のインド人だという。イギリス統治時代には体が大きく
屈強なインド人を衛兵として連れて来たのだとか。
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案内して下さったJonathanさんは大学の先生を定年してからテニスのコーチをしておられ、毎年マラソン大会
にも参加されているというアスリートで、年齢を感じさせない健脚でどんどん歩いていく。
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左)ベルギー 右)日本?
私たちはタイルがあるたびに座り込んで写真を撮り、慌てて追いかけ・・・(笑)
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淡陶?
そしてクライマックス!!トゲトゲのつるが垂れ下がる藪を抜けると・・・
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うぉ~~~っ!!デカイ!!
ここはこの墓地で最大規模の、Ong(王)一族のお墓。ここを見たかったんだよ!
600㎡もの広さがあり、丘の一番高いところに作られていることからも一族の富の大きさが知れる。
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広いテラスにはイギリスの銅版転写タイルが一面に敷かれている!!こういう装飾タイルを床一面に貼るという使い方は
日本ではほぼ見ないので(滑るし)、とても興味深いなぁ~
その手前には雨水が流れ込むように円弧状の池が作られている。その池の立ち上がり部分にもみっしりとタイルが
貼られているのだ!すごい~~
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あぁ、こんなところまで見に来れて感激!!ほんとはお墓めぐりは朝の涼しいうちがおすすめということだったが、
この真昼の暑い中案内して下さったJonathanさんに感謝!!
私たちは2時間ぐらいお墓をうろついたが、5つある丘のうちの1つのみ、それも全部つぶさに見たわけではない。
こんな丘があと4つあるのだ!!ひぇ~~~っ
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丘のふもとには高級住宅街が広がるが、そのあたりも元はお墓だったらしい。それをつぶして宅地開発が行われてきたそうだ。
LimさんやJonathanさんたちのグループはプラナカンのお墓を守るための活動もしていると話されていた。
続く。
Limさんのお友達のSiew Jonathan氏が、10:30にホテルに迎えに来て下さり、お墓めぐりへGO!!
車で走ること2~30分、人里離れた丘の上へ上ってくるとBukit Brown墓地のゲートがあった。
あぁ、確かに、MRTの駅からこんなところまで自分たちでは来れなかったよ!!
墓地の敷地内へ入ると、沖縄の亀甲墓の小さいようなお墓が丘の斜面に次々現れた。しばらく行ったところで車を
停めたが、丘の上というのにちょっと信じられないほど暑い・・・大きな日傘を貸してもらって、散策へ繰り出す。
うわ~、あるある!
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左)ベルギー 右)イギリス
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左)淡陶 右)イギリス
このBukit Brown(George Henry Brownに由来。「Mr.ブラウンの丘」)は、もともと中国人専用の
墓地だったが1922年にシンガポール初の公営墓地としてすべての人々に開放された。
1970年代には空きがなくなり受け入れを終了、郊外に新たな墓地が作られた。
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左・右)ベルギー
しかし目につくお墓はほとんどが中国系のもので、福建式と潮州式、大きく2つの型式があるという。
福建式は、墓碑の背後に周囲をきっちり区切られた墓丘があり、前にはアームと呼ばれる角ばった形の低い腰壁で囲われた
広いテラスがある。潮州式は、墓碑がチェアと呼ばれる土留めの擁壁で囲まれ、その背後には周囲に区切りのない
こんもりした墓丘がある。左右には曲線をつなぎ合わせた低い腰壁がある。そしてどちらも、脇に「福神」という
小さな神様がまつられている。ただし、もちろん規模によって構造がかなり省略されたものもある。
また富裕な家ほど高いところに作られ、ロケーションで富裕度が分かるのだ。
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左)福建式 右)潮州式
住居をタイルで飾っているプラナカンの人々が、死後の家であるお墓にもタイルを貼ろうと考えるのは当然。
タイルが貼られているのは福建式のお墓が多い気がする。墓碑の左右の仲碑と言われる部分やアームの垂直面、そして
テラス部分の床にタイルが貼られている。
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左)イギリス 右)淡陶?
こちらは潮州式のお墓にタイルが貼られている。ブルーがきれい!
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毎年4月1日はお墓掃除デーらしいのだが、これらはもっと放置されているように見える。磨いたら見違えるだろう。
お墓の左右には獅子など守り神の彫刻が立てられているところも多い。これは鷹かと思ったらオウム。ユーモラスな顔(笑)
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実は見どころのお墓にはちゃんと説明板も設置されていて、お墓ツーリズムが確立しているようだ。
ここにはシンガポールの初代首相リー・クアンユーのお祖父さんのお墓などもあり、日本で坂本竜馬の墓を見に行く
みたいなものだろうか。
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しかし、やっぱり広い丘をガイドなしでは見て回るのは難しい。道路から見えるところはいいが、季節によって草に
覆われて行けなかったり、ヘビが出たりもするらしいし。。。
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左)イギリス 中)イギリス 右)不二見焼?
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ここのお墓は両脇に守衛を従えている。石の彫刻にペンキ塗り。
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このターバンを巻き濃いヒゲを蓄えた男はシーク教徒のインド人だという。イギリス統治時代には体が大きく
屈強なインド人を衛兵として連れて来たのだとか。
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案内して下さったJonathanさんは大学の先生を定年してからテニスのコーチをしておられ、毎年マラソン大会
にも参加されているというアスリートで、年齢を感じさせない健脚でどんどん歩いていく。
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私たちはタイルがあるたびに座り込んで写真を撮り、慌てて追いかけ・・・(笑)
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そしてクライマックス!!トゲトゲのつるが垂れ下がる藪を抜けると・・・
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ここはこの墓地で最大規模の、Ong(王)一族のお墓。ここを見たかったんだよ!
600㎡もの広さがあり、丘の一番高いところに作られていることからも一族の富の大きさが知れる。
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広いテラスにはイギリスの銅版転写タイルが一面に敷かれている!!こういう装飾タイルを床一面に貼るという使い方は
日本ではほぼ見ないので(滑るし)、とても興味深いなぁ~
その手前には雨水が流れ込むように円弧状の池が作られている。その池の立ち上がり部分にもみっしりとタイルが
貼られているのだ!すごい~~
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あぁ、こんなところまで見に来れて感激!!ほんとはお墓めぐりは朝の涼しいうちがおすすめということだったが、
この真昼の暑い中案内して下さったJonathanさんに感謝!!
私たちは2時間ぐらいお墓をうろついたが、5つある丘のうちの1つのみ、それも全部つぶさに見たわけではない。
こんな丘があと4つあるのだ!!ひぇ~~~っ
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丘のふもとには高級住宅街が広がるが、そのあたりも元はお墓だったらしい。それをつぶして宅地開発が行われてきたそうだ。
LimさんやJonathanさんたちのグループはプラナカンのお墓を守るための活動もしていると話されていた。
続く。