台湾の続き。
新港からほど近い北港のまちにやって来た。
北港は、台湾各地にある媽祖廟の総本山である北港朝天宮を中心に栄えた台湾随一の門前町。
港という名がつくので港はどこかと聞いてみると、海は遥か遠くだという。
台湾の西岸はだいたい中央山地から流れる河川による沖積平野である。北港のまちは天然の良港として
17世紀前半に開拓されたが、河川が氾濫を繰り返し土砂の堆積が進んで海岸線は遠ざかってしまった。
古いまちなので路地歩きが楽しい。ゆるやかにカーブする道を歩いて行くと古い建物も現れる。
バロック風の装飾壁が立ち上がった商店。
飾らないレトロなまちなみで、モザイクタイルもたくさん見られる。
このインパクトある看板は「日發新港飴」という老舗の飴屋さん。昔はこのような姿で行商していた
ということだろうか。北港のお土産として有名のようだ。
小さなお店の中で手作りしていて、切りたての飴をざるに載せて干してある。
プレーンから、ゴマやピーナッツなどいろんな味があって、どれも美味しそう!皆で試食&お買い物タイム。
甕を並べた塀は面白いな!常滑や瀬戸の窯垣を思わせる。
路地を抜け表参道に出てきた。奥に見えるのが朝天宮。台湾全土から集まってくる参拝客相手の
飲食店やお土産屋がぎっしり並ぶ。
とりあえず腹ごしらえをと名物の鴨料理やさんに入り、鴨肉飯、蒸した鴨、鴨のレバー、スープなど
鴨づくしの昼食を堪能した!
そのあと朝天宮にお参りしよう。
朝天宮は道の真ん中にロータリーのように、独立した長円形の敷地として区画されている。
この「へそ」から道が四方に伸びる町のつくりを見れば、北港のまちが朝天宮を中心に発展したことがよく分かる。
屋根の上にはこれまでに見た廟の中でも最大級のゴージャスな装飾が載っていた!しかし重たそう(笑)
廟の中に入ると、線香の煙がもうもうとたちこめる中多くの人が熱心にお祈りしている。
本当に台湾の人々の敬虔さにはいつも頭が下がる思いがする。無宗教でふらふら建物ばかり見ている自分が
ちょっと後ろめたい気分になるのだ。。。
赤い半月型の木片を床に投げている人がいた。古い廟に時々置いてあるのを目にするが、これは占いの一種で
擲筊(バッボウェー)といい、投げた時の裏表の組み合わせで神さまの意思を確認できるものらしい。
バラバラっと床に落としたものを拾い上げまた落とす、、、見ていると面白いが、真剣な表情で
されているので、物珍しげに写真に撮るのもはばかられる。
床タイルである紅磚もこちらでは形が多様。四角や六角形はよくあるが、こんな凝った形のがあった。
朝天宮の周りをぐるっと回っていくと、おや、こんな洋館があるぞ!?辰野式を思わせる赤白ボーダーの外壁。
五角形の換気口、入口の軒飾りは葉っぱの形でかわいい~
中に人がいたので徐さんが尋ねてくれたところ、信用組合の建物だったらしい。
その反対側にもまた洋風意匠の建物があった。さっきのとはまた全く違ったスタイルだな。
こちらは入口が開いていたので入ってみることに。
うわぉ~いい感じ。窓口があるところを見ると病院のようだが・・・2階へ上がる階段もいいなぁ。
よく古いままきれいに残っていたものだ。
後から本を見ると、こちらは「貧民診療所」だったらしい。今は劇団のポスターが貼ってあったりする
ところを見ると、診療所ではなくなっているのだろう。
廟がだんだん手狭になってきて、今はこれらの建物も廟関連の施設になっているのだとか。
さて、車へ戻り北港のエリアに残る古い民居のタイルを見に行こう。
続く。
新港からほど近い北港のまちにやって来た。
北港は、台湾各地にある媽祖廟の総本山である北港朝天宮を中心に栄えた台湾随一の門前町。
港という名がつくので港はどこかと聞いてみると、海は遥か遠くだという。
台湾の西岸はだいたい中央山地から流れる河川による沖積平野である。北港のまちは天然の良港として
17世紀前半に開拓されたが、河川が氾濫を繰り返し土砂の堆積が進んで海岸線は遠ざかってしまった。
古いまちなので路地歩きが楽しい。ゆるやかにカーブする道を歩いて行くと古い建物も現れる。
バロック風の装飾壁が立ち上がった商店。
飾らないレトロなまちなみで、モザイクタイルもたくさん見られる。
このインパクトある看板は「日發新港飴」という老舗の飴屋さん。昔はこのような姿で行商していた
ということだろうか。北港のお土産として有名のようだ。
小さなお店の中で手作りしていて、切りたての飴をざるに載せて干してある。
プレーンから、ゴマやピーナッツなどいろんな味があって、どれも美味しそう!皆で試食&お買い物タイム。
甕を並べた塀は面白いな!常滑や瀬戸の窯垣を思わせる。
路地を抜け表参道に出てきた。奥に見えるのが朝天宮。台湾全土から集まってくる参拝客相手の
飲食店やお土産屋がぎっしり並ぶ。
とりあえず腹ごしらえをと名物の鴨料理やさんに入り、鴨肉飯、蒸した鴨、鴨のレバー、スープなど
鴨づくしの昼食を堪能した!
そのあと朝天宮にお参りしよう。
朝天宮は道の真ん中にロータリーのように、独立した長円形の敷地として区画されている。
この「へそ」から道が四方に伸びる町のつくりを見れば、北港のまちが朝天宮を中心に発展したことがよく分かる。
屋根の上にはこれまでに見た廟の中でも最大級のゴージャスな装飾が載っていた!しかし重たそう(笑)
廟の中に入ると、線香の煙がもうもうとたちこめる中多くの人が熱心にお祈りしている。
本当に台湾の人々の敬虔さにはいつも頭が下がる思いがする。無宗教でふらふら建物ばかり見ている自分が
ちょっと後ろめたい気分になるのだ。。。
赤い半月型の木片を床に投げている人がいた。古い廟に時々置いてあるのを目にするが、これは占いの一種で
擲筊(バッボウェー)といい、投げた時の裏表の組み合わせで神さまの意思を確認できるものらしい。
バラバラっと床に落としたものを拾い上げまた落とす、、、見ていると面白いが、真剣な表情で
されているので、物珍しげに写真に撮るのもはばかられる。
床タイルである紅磚もこちらでは形が多様。四角や六角形はよくあるが、こんな凝った形のがあった。
朝天宮の周りをぐるっと回っていくと、おや、こんな洋館があるぞ!?辰野式を思わせる赤白ボーダーの外壁。
五角形の換気口、入口の軒飾りは葉っぱの形でかわいい~
中に人がいたので徐さんが尋ねてくれたところ、信用組合の建物だったらしい。
その反対側にもまた洋風意匠の建物があった。さっきのとはまた全く違ったスタイルだな。
こちらは入口が開いていたので入ってみることに。
うわぉ~いい感じ。窓口があるところを見ると病院のようだが・・・2階へ上がる階段もいいなぁ。
よく古いままきれいに残っていたものだ。
後から本を見ると、こちらは「貧民診療所」だったらしい。今は劇団のポスターが貼ってあったりする
ところを見ると、診療所ではなくなっているのだろう。
廟がだんだん手狭になってきて、今はこれらの建物も廟関連の施設になっているのだとか。
さて、車へ戻り北港のエリアに残る古い民居のタイルを見に行こう。
続く。