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Channel: まちかど逍遥
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サカエストリート

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12月に多治見へ行ってきた。
今回の一番の目的は、モザイクタイルミュージアムでやっている「陶磁器試験所と近代の建築装飾」を見に行く
のに合わせて、ネットで見ていたサカエストリートというお店に行くことだった。
笠原についてモザミューを見る前に、サカエストリートへ向かう。歩いて5分ぐらいのところだ。


あぁこれか!外壁からしてかわいい!!壁や看板が全部タイル貼りなのだ。


しかもありきたりのタイルではなくさすがモザイクタイル産地笠原とうならせるような、変わった色、形、模様の
タイルがふんだんに使われていて、いきなりノックアウトされる。。。

このタイプのデザインタイルも笠原産だったのか。

さて中へ・・・うっひゃあ~~~!!タイルだらけ!!


壁、床、階段、テーブル・・・・ありとあらゆるところに、独創的な組み合わせで貼られている。






ランチを注文して待っている間に店内の写真を思う存分撮らせてもらう。


見たことない素敵なデザインタイルも多くて、興奮しすぎてめまいがしそう・・・


こんなタイルいったいどこに出荷してたんだぁ~~


同じ柄の巨大バージョンも。


なんて味わい深い窯変タイル~~~


ひと手間かかったランチもとてもおいしかった。こんなテーブルで食べればなおさら(笑)


トイレもモザイクタイルがびっしり。少しガラスタイルなどを追加してあるが、メインで使われているタイル
からしてそこはリアルな昭和のトイレっぽい。


席に戻ってきたら、お店のお姉さんが、トイレ両方とも見られました?と。えっ、両方って??
トイレ2つあるんですよ、反応が薄いから見られてないのかなと思って、とか言いながら案内してくれた(笑)

こちら、とドアを開けてくれたその中は・・・きゃい~~ん!!何これ!?すごいすごい!!


四方の壁を埋め尽くすタイルは釉薬の色見本として焼かれたピースなのだ!!どっひゃ~~~!!
これを見たら叫ばずにはいられない。そりゃー、反応が薄いと不審に思うわな(笑)


こんなレアな品があるのも産地ならでは!面白いなぁ~~~


ここは元々酒屋だった建物で、店の名前は、栄地区というこの地区の名前からつけたのだとか。
これらのタイルは業者さんが貼ったところもあるが、ほとんどの部分は近所の人が貼ったのだという。
各社の倉庫に眠っていたデッドストックのタイルを持ち寄って好きなように皆で貼ったと言うが、
やはり小さい頃からタイル貼りのセンスが刷り込まれているとしか思えない。さすが!!

しかしこんな素敵なタイルたち、今欲しいと思っても売っていないのだ。デッドストックどころか、
すごい財産だなぁ!

あぁ、タイルパラダイスを堪能した!しかし、お昼時なのに他のお客が全く来ないのはなぜ??
モザミューのオープンとほぼ同時期にオープンしたそうで、タイル好きにはたまらないこんなパラダイスなのに、
まだあんまり知られていないのかなぁ?商売が行き詰ってここが空き家になってしまわないように、
うまくPRしてスペースを活用していってほしいなぁ!

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