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Channel: まちかど逍遥
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鶴橋曲線

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以前、「中之島曲線」という記事を書いたことがある。
セルロイド会館の見学の帰り、鶴橋駅から地下鉄に乗ろうと千日前線ホームの一番東寄りに
立ったところ・・・おや?

乗車位置表示の横に「鶴橋曲線」の文字が!

千日前線の今里駅から西南西に方向を変え、鶴橋駅の手前でまた真西方向へ復旧する、
その部分のカーブのことを言うのだろうか。
ここはごく緩いカーブに思えるが、これで名前が付いているぐらいなら他にもいっぱいありそうだ。
ホームの端は要注目である。


西宮市東地方卸売市場

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西宮市役所から次の現場に行くため国道2号線をJR西宮駅へ向かって歩き出した。

おや、この阪神間の大動脈である2号線に面して、えらくレトロな果物屋があるぞ。
この店の奥にはおしゃれなカフェがあるようだ。フルーツパーラーか?へぇ、面白いな。

あれっ、また果物屋か?ここもよく見ると、1Fはおばちゃんがやっているれっきとした(?)
レトロ店なのだが、上は若者のセンスのダイニング。コラボが流行っているのか!?
しかし果物屋が多いのは近くに病院でもあるのかな?


・・・うわっ、このアーケードは何?「西宮市東地方卸売市場」。へえ〜こんなところに
市場があったのか。ちょっと覗いてみよう。


おお。。。かなり古い板張りの商店が並んでいる。。草に覆われている建物もあるが、
進んでいくと空き屋に交じり営業しているところもぽつぽつある。
営業店舗が少ないのは午後だったからだろうか。


青果を扱う店が目につく。先の2号線沿いの果物屋は小売り向けの場外市場といったところか。
そのほかも食品が主なようだ。




市場は意外と広く、2号線とJR線の間に東西方向の通りが2本通っている。
中央あたりには広い空間もあり、ここで競りが行われているのだろうか。



市場を抜けるとJR西宮駅前のロータリー。JR西宮って阪神西宮や阪急西宮北口に比べて
マイナーな印象で、ここの駅前に来るのはおそらく初めてだったが、駅のすぐ脇にこんな
タイムスリップしたような世界が広がっていたとは!

喫茶白樺と純喫茶紫苑

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仕事で車を運転しながら目をつけていた喫茶店2軒、土曜日にあらためて見に行ってきた。
四ツ橋線の玉出と花園町の間、国道26号線沿い。西成区は結構レトロな純喫茶が多いのだ。

藤のつるに覆われたエントランスが素敵な純喫茶紫苑。

今は冬で葉も花もないが、葉陰をくぐって涼やかなガラスドアを入れば、外の喧噪とは無縁の別世界が
広がって・・・・いると想像しているのだが、カーテンは締め切られ、メニューもでていないところを見ると
どうもやってないようだ。


隙間から中の蛍光灯がついているのは見えたが、入る勇気がなかった。。。


もうひとつのところに行ってみよう。

地下鉄玉出駅の真上にある、喫茶白樺。

間口の広いお店で喫茶店というより「レストラン」っぽいが、ドア横のショーケースにはパフェや
フロートなどが並ぶ、れっきとした(?)喫茶店である。




常連っぽいお客が自分の家のようにくつろいでいる。
清楚なレースカーテンがかけられた明るい窓際か、店内全体が見渡せる壁際か、しばし迷ったが
壁際の席に座り、温かい紅茶を飲みながらまったり。。


26号沿いにはこんな店も。

ヤマト珈琲店。


定休日は金曜日と書いているのに開いていないのはやはり廃業されてしまったのかなぁ。。。



京都信用金庫河原町ビルのレリーフ

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京都市役所に行くとき、京阪三条駅で降りて三条大橋を渡ってから、河原町通りを北上するか、
高瀬川沿いの木屋町を通るか。行きしなはなぜか木屋町通を歩くことが多い。
さらさら流れる高瀬川の川面を覗き込みながら北へ向かい、御池通りに当たって西へ折れると、
右前方には姿麗しき京都市役所が。・・・ここで市役所にばかり目を奪われてしまってはいけない。
京都カトリック信愛幼稚園の園庭の上方を見よ!!


これは京都信用金庫河原町支店の入ったビル。
一見地味だが、よく見るといろんな形と色のタイルが使われた、味わいのある壁面レリーフだ。
プリンみたいなタイル(テラコッタ?)もあるな!

ネットで検索してみたがこのビルやレリーフについての情報が見つからない。

現地で探せば定礎プレートなどがあると思うが、金融機関だけにあまり不審な動きははばかられる。
それに仕事中なので(笑)

守口の淀川堤防跡

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仕事で行った守口警察から次の現場へ行こうと、国道1号線を渡ってまっすぐ住宅地の中を歩いていく。
松町、竹町、梅町、桃町。四角く区画整理された住宅地だ。

おや。何か心に引っかかる・・・・

角角で左右の道を見通しながら進んでいくと、左手の下り坂がだんだん急になってきて、ついには
今歩いてる道まで前方で下り坂になっている。なんで守口のまちなかにこんな起伏があるんだろう??



そして右手を見ると緑地が見える。



見に行ってみると、桜並木の細長い緑地だ。「桃町緑道公園」。ここに生える桜の木は背が高く
幹は黒ずみ、長い年月を経たことが見てとれる。

ははぁ、これは。

この起伏は淀川の旧流路の跡だな。京阪守口市駅の駅前にある文禄堤、そこから市役所の
裏を通る道脇に残る古い石垣
、そして桃町緑道。これは大きく蛇行した旧淀川左岸堤防の名残だ。
ここの桜の木は、元から堤防上に生えていたかもしくは旧堤防の一部を公園として残した際に
植樹されたものだろうか。100年は経っていないか、子孫かもしれないな。
おめでたい松竹梅の名のつく町々は、淀川改修後に旧河床を区画整理して作られた住宅地。
西側の下り坂は右岸堤防の外側へ降りる坂だろう。

一昨年歴博で開催された淀川展の図録を引っ張り出して見ると、守口付近は1896〜1909
(明治29〜42)年に改良工事が行われている。
現在の地図を見ても、旧流路の中心線で分けられていた市境が今もそのまままちなかを通っているのが
よく分かるが、そんなこと忘れてまちを歩いても、こうしてちゃんと名残を感じ取れるのが
とても面白い。

四ツ橋駅の壁

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こないだ久しぶりに地下鉄四ツ橋駅で降りたら、ホームの壁が新しくなっていた。
本町や淀屋橋は毎日見ていたがこの駅でも知らない間に改修工事が行われていたんだな。

なんか壁に見慣れない模様が・・・・

????ばし?
でも「よつばし」じゃないな?
なんか文字になっていることはわかったが、急いでいたので写真だけ撮っておいた。

帰ってから見ると、何か所かあったのは違う文字のようだ。
あ、これは「すみやばし」だな。あぁそうか、四ツ橋だから。上の写真は「しもつなぎばし」だ。

じゃああと「かみつなぎばし」「よしのやばし」があるはず。今度降りたら見ておこう。

本町駅の「HOMMACHI」照明には及ばないが、遊び心を入れようという心構えはなかなかいいね。
大阪市交通局はこれから民営化するのかどうなのか・・・分からないけど、
路線ごとにコンセプトを決めてサービスやユーモアや駅のデザインなんかを競ったら楽しいんじゃない?

片町線の痕跡発見!?

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OBPから京橋駅へ向かうのに空中通路を歩く。寝屋川を越え、JR学研都市線を越え・・・。
ふと下を見ると、あら!線路があるじゃないの!?


これは東西線として尼崎まで延伸する前に地上を走っていた片町線の名残じゃなかろうか(笑)

めっちゃそれっぽくていいなぁ〜
この奥が片町駅跡。1997(平成9)年に廃止された。

な〜んて言ってるけど、私実は片町駅が終点だった頃を見たことないのよね(笑)

純喫茶スワン 環状線京橋駅前店

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京橋の金券ショップに行くたび(笑)いつも気になっていた、純喫茶スワン。
ちょうどお昼時に京橋に来たのでここでランチすることに。


うわぁ、、、いいねぇ。布張りの壁に照明が柔らかく反射する。

結構広くて、奥の商店街側にも入口があり通り抜けられる。

注文したピラフは、ピラフでなくやきめしだ(笑)。家で作ったみたいな味でおいしかった。


あべの筋のアーケードにもスワンという喫茶店があり入ったこともあったが、同じ店だったとは
初めて知った。そう言われればよく似た雰囲気だった気がする。

近鉄阿倍野駅前店にもまた行こう。

貸衣装かどや

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こないだ旧淀川左岸の堤防上を歩いて行った守口の現場へ、違う筋を歩いて向かったところ、、、
おや、あれは!?劇場か、お風呂屋か、といった迫力あるファサードが目に入る。
貸衣装かどや。


立ち上がった装飾壁、しかもピンク色の!


入口の木製の両開き引き戸はかなり幅広で旅館のよう。元から貸衣装屋として建てられたのか??
ここで衣装を借りてどこへ行くというのか?

それともやっぱりここがもともと劇場で、芝居の衣装を扱っていたんだろうか。


玉二商店街

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こないだ喫茶白樺に行った帰りに、26号線から東へ入る玉出本通商店街をちょろっとのぞいたら、
その中ほどにさらに細い路地のような「玉二商店街」が続いていた!


夕暮れ時で店じまい中だったが、半端でなくレトロな佇まい・・・・戦前からずっとそのまま
なのではと思ってしまうような、筋金入りの古い商店街だ。
本当にここも日本の経済社会の一部なのだろうか!?全く隔離された世界ではないのか!?と
衝撃を受け、写真を撮るのもはばかられたのである。


それで再び、日曜日ならお店も閉まっていてお客もいないだろうから見て歩けるかなと思って
そこへ行ったのだが、結果を言うと日曜日でも営業されていてお客さんもいたので、今日も
控えめに数枚撮っただけである(汗)。


しかしやっぱりというかなんというか、再開発の計画もあるようだ。
お店をやっているのも買いに来ているのも、お年寄り。長年なじみの店主さんと言葉を交わして
日用品を買う。店も客も今の世代限りなんだろうなぁ。とか考えながら。。。




玉出本通商店街の方も昭和レトロで結構楽しい。


こ〜んなのがまだあったか。これごと持って行かれそう!?
道置きの公衆電話もかなり懐かしくなったな。


ここもレトロな趣の洋菓子屋、マルシェ。店先にスイーツが山積み(笑)。
奥でお茶もできるようなので休憩しよう。6つのテーブルは満席の大人気ぶり!!

店の奥で焼いているらしい素朴なおいしさのケーキが紅茶とセットで550円って安い〜
玉出ローカルの名店かな!?

ycとニューyc

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どこでお昼を食べようかと考えながら梅田を歩いていて、あっ、ここランチあるかな?と
思い立って入った、新梅田食堂街のyc。大阪駅の高架下、御堂筋沿いにある喫茶店だ。
相変わらず高架柱のアーチが作り出す隠れ家的雰囲気の空間が見事!


チキンサンドセット750円を頼むと、なんと紅茶はポットで出てきて、ゆったりした
ランチタイムを過ごすことができた。


トイレに入ってまた感激!大柄タイルを貼りつめた贅沢な空間。うっひょ〜〜



土曜日の午前中現場に行った帰り、またお昼時に梅田を通ったので、同じく新梅田食堂街の
今度は一番阪急寄りにあるニューycを覗いてみた。高架柱のアーチはないが同じように木材を
多用したクラシカルな雰囲気。メニューは同じかな?入ってみよう。


タイルの壁際に席を取り、タマゴサンドセット750円を注文。


ありゃ、こちらはポットサービスでなくカップかぁ。。。失敗したな。
サンドイッチも今回はホットサンドでなく生パンという違いはあるが、ちょっとショボい。
店員さんの対応もかなり違うなぁ。トイレの格差は大きすぎ!


ニューの方は回転率を上げたいのだろうが、、、やっぱり本家のycの方が断然いいや。

まちかどの近代建築写真展 IN 大阪VII

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毎年恒例の近代建築写真展。今年は私も数点出してます。
このブログでは度々鉄道や駅舎の記事を書いてるのに、なぜ数点だけかって。
それは写真が今年現在の姿と大きく変わっていると困るので、せいぜい1年前まで
のものから選んだことと、黒点入り(汗)や写りの悪いものを外したことと、
他のつわもの方が出されるであろうと予想がついたものは出さなかったからです。

「まちかどの近代建築写真展 IN 大阪VII」(第25回)
●今回のテーマは旅に出たくなる事間違えなし!全国の『駅舎』
会期:3月3日(土)午後から 4月7日(土)午前まで
会場:天満屋ビル2階「お茶と雑貨のハaハaハa」 奥展示室
   (大阪市港区海岸通1-5-28)
    企画:まちかどの近代建築写真展実行委員会
協力:近代建築探訪メーリングリスト
入場料:無料

会期の初日と最終日にはメンバーによるトークショーもありますよ!

こちら

珈琲イヅツ

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守口の仕事の後、前から目をつけていた京阪守口市駅近くの素敵な喫茶店、イヅツへ。


昭和の香りかぐわしい店内では常連のおばちゃんがテレビのワイドショーを見ながら世間話。
お昼ごはんを食べ損ねていたので、喫茶店の軽食の王道エビピラフを頼む。
エビがいっぱい入っていて結構おいしかった。

他のお客と向き合う位置を避けて店内を見渡せない席に座ってしまったので
さりげなく店内の写真が撮れなかった。。。

「サイフォン珈琲の店」なのに食後にコーヒーでなく紅茶を頼んでゴメンナサイ。。。

阪急阪神国道駅のガード

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阪急?阪神?どっちやねん!?(笑)
阪急今津線の「阪神国道」駅。鶴見線の国道駅には雰囲気で負けるが、高架線路の真下に入口のある構造は
ちょっと似た感じ。


さて、今津線が国道2号線を跨ぐ桁橋は古くてリベットぶつぶつでとても素敵。
「汽車製造株式会社」の右書きのプレートがついている。昭和2年の駅開業当時のものなのだろう。

道路を車で走っていてもこういうガードをくぐるのはウキウキするね(笑)

今津線自体2〜3回しか乗ったことないが、その路線の中間駅である阪神国道駅は、西宮北口駅と
今津駅からの徒歩圏を考えるとなかなか使う機会のないマイナーな駅だろう。
今回わざわざ乗りに行ったわけではなく、たまたま機会に恵まれたのだ。

すぐ横にある巨大なアサヒビール西宮工場は阪神国道駅と同じ昭和2年に操業開始。
今年8月で工場が閉鎖される予定だが、跡地の一大再開発が完成したなら、阪神国道駅も
一躍メジャーになるかもね。

・・・って、橋ばかり撮って駅の写真が一つもなかった・・・(汗)

ダイヤ改正に思う。。。

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この3月17日のダイヤ改正で、寝台特急日本海と寝台急行きたぐにの定期運行がなくなってしまった。
JRの決定直後から情報は広く流れ、最後のチャンスと、これまで利用したことのなかった人たちも含め
(私もその1人であるが・・・)予約が殺到した。
最終日は私は行っていないが、始発の大阪駅や沿線の駅では多くの人々が最終列車を盛大に見送ったとの
ニュースがテレビや新聞、ネットなどメディアを賑わせた。

その陰で、ニュースがほとんど一般人の話題に上がることなく廃止されてしまった鉄道もある。

yumeさんの探訪記事を読んで以来見に行きたい行きたいと思っていた岳南鉄道。その貨物列車が、
3月16日をもってすべて廃止されたそうだ!あぁ、なんてこと。。。
実は私は全く知らずに、日曜日、岳南鉄道に行ったのだ。
まぬけにも吉原駅の窓口で、今日は貨物列車走りますか?と尋ねた私に、は?何を言ってるの?てな表情で
駅員さんは、16日で廃止になりましたよ、と告げた。
吉原駅でのJRへの連絡運輸ができなくなったためだそうだ。
・・・あぁ、自分の行き当たりばったり加減にはほとほと嫌になる。
メールで兄が送ってくれたネット情報によると、最終日にはセレモニーが行われ、貨物ファンが集まったらしい。

また、1月に日本海に乗った時に同席した都の旅人さんから聞いて知った十和田観光電鉄、そして
長野電鉄屋代線も3月いっぱいで廃止となる。そのほかにもあるのかもしれないが、私は情報を知らない。

赤字だから、合理化のため、と言われれば返す言葉はなく、何か抜本的な対策があるのかと問われても
黙るしかないのだが、、、、ワガママ、身勝手と言われてもいい、感情的に叫びたい。
鉄道(新幹線を除く)をこれ以上なくさないで!!
みんなマイカーに乗らず日々鉄道を使おう。新幹線や飛行機より列車で旅しよう。トラックより鉄道貨物を使おう。
エコカー減税や高速道路の無料化みたいに、国をあげて鉄道網の維持発展を応援してくれたっていいんじゃないの!?、
車業界や高速道路につぎ込んでる額に比べたら安いもんじゃないのかなぁ。

あぁ、いつも言っていることだが、私たちも、なくなるとわかってからでなく、残したいものは普段から
日常的に利用しなければ。そしてその楽しみをどんどん見つけていかなければ。

道すがら 大和高田

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大和高田市役所へ、仕事で。大和高田には3年間通学していたのに、市役所がどこにあるのかさえ知らなかった。
さて、行きは最短距離である高田川の土手道を歩いたが、帰りは現場を見に寄るため、JR高田駅に
向かってまっすぐ歩く。

おや、あれは。


都湯、お風呂屋だ!うわぁ〜、こんなところにこんないい味出してるお風呂があったのか。
しかしもうやっていないみたいだ。惜しいなぁ。。。


以前、通学路の建物たち(1)(2)という記事に書いたとおり、奈良県内では主要な商工業都市であった
大和高田には、いいお風呂屋がたくさんあって、今でも高砂湯中央温泉などいくつか残っている。

ここも私が通学していたころはまだやっていたんだろうなぁ。
もし高校生の時に渋いお風呂屋に目覚めていたら、学校帰りにちょっと道を逸れるだけで日替わり風呂を
楽しめたのに・・・部活後とか(笑)

JR高田駅は、天王寺から奈良へ行く関西本線が大和路線という名になり大和路快速の一部が
この駅まで来るようになってからずいぶん便利になった。またここを始点とする桜井線は、一昨年の
平城遷都1300年祭以来「万葉まほろば線」とかいう愛称がつけられて、すっかりメジャーになった。
それまでは国鉄は割と近くを走っているのに乗ったこともほとんど見たこともない状況で(笑)
高田駅と言えば今でも私の中では、むかし兄に連れられて線路わきで砂鉄を採って遊んだ、
広い駅の構内の風景の方が、印象深く残っている。あれは小学校1年生くらいだっただろうか。

橋上駅化され貨車も来なくなって久しい高田駅にも、あの記憶がまぼろしではなかった証拠のように
低いホームが今も残っていた。

こうして見ると構内の広さはあの時とあまりかわっていないのかな・・・遠くに見えた小さな上屋と
停まった貨車。私が小さかった分広く見えたのだろう。




駅前のオークタウンには小学校の頃からたまに友達と自転車で遠出してサンリオショップに来たり、
実家にいる間は手近な買い物スポットとして親しんだ場所であったが、1977(昭和52)年
まではユニチカの巨大な工場があり、高田の、いや奈良県の、近代産業を支えてきた地である。

その片隅にこんな説明板と記念碑があったなんて、今まで知らなかった。

オークタウンはテニススクールと駐車場を含めても工場敷地の五分の一ぐらいなのか。敷地内には
プール、鐘楼、運動場もあり、ここだけでひとつの街のようである。おもしろいなぁ〜

こういう説明板がちゃんと整備されているおかげで歴史を知ることができる。

大和高田の現場が始まるのも楽しみになってきた(笑)。

グリルサカエ

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守口でまたお昼ご飯、どこで食べようかなぁ〜。あ、そうだ!
文禄堤の内側の道沿いにあった、グリルサカエに行ってみよう。
老舗の洋食屋っぽいから高いかな・・・?ショーケースを見ると、んっ、お手頃。


うわぁ〜いい感じ。広い厨房を見通せる円弧状のカウンターと、窓際に並ぶテーブル席。
2階はお座敷?市役所の人の宴会御用達かな!?

外は冷たい雨。ストーブのついた暖かい店内でほっとひと息。

日替わりのランチはビーフカツ。650円って安いなぁ〜




守口の仕事がある間、ランチはここに決まりだな!

江野川跡を歩く

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守口の現場から次の現場へ、阪神高速の高架沿いに太子橋今市方面へ歩く。
騒音もなく、高架下はインターロッキングが敷かれ広々とした遊歩道となっている。
脇には一段高くなった土地に団地の住棟が並んでいる。


団地が終わったところで信号待ちの間、何気なく淀川方面を望むと、道が盛り上がっている。
ははぁ、これも旧淀川堤防じゃないか?ということは団地も堤防上に建てられたということか。



そして前方を見ると、ここから先の高架下は今までとは違い断然ナチュラルな雰囲気。
おや、これは川跡じゃないのか!?いや絶対、廃川跡だ。


古い案内板が立っていた。「江野川筋自転車歩行者専用道路」。あぁやっぱり。
ここまではきれいに整備されていたから気付かなかったのだ。
ふ〜ん、淀川からつながっていたのか。しかし、淀川の旧流路から何とも微妙な離れ加減だなぁ。

歩きながら携帯で検索してみると、江野川というのは農業用水として人工的に開削されたものだそうだ。
こんな記事を発見。

これによると、それまでばらばらに淀川から取水していた農業用水をまとめて堤内水路を作り
各地に分配する計画が立てられ、予備水路とされた江野樋から城北運河までの部分が江野川である。
1934(昭和9)年に完成。これは淀川の改修のずっと後。
改修で埋めた旧流路とニアミスとも言えそうな場所に、後年になって再度川を掘ったのだ。

そしてまた高速道路建設のため埋め立てられ、1974(昭和49)年に完全に暗渠化。


この案内板はその直後に立てられたのだろうか。阪神高速守口線は1971(昭和46)年に
供用開始されているはずだが、絵には一切描かれていない。
それほど高速道路建設への反対感情が強かったのかもしれない。

※4/1写真追加


京急大師線

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こないだ東京へ行ったときに、鶴見線に行こうと羽田から京急線に乗った。
川崎で停車中ふと窓の外を見たら、地上にホームがある???なんか兵庫駅の和田岬線みたいだ。
路線図を見たら、あぁこれが大師線かぁ。そういや気になっていたんだ。


発車間際のエアポート急行を飛び降り、エスカレーターを下る。
大師線乗り場は立派な上屋の頭端式ホームだ。




本線から逸れてしばらく多摩川の土手沿いを走る。沿線は工業地と住宅が混在する。
「産業道路」なんていう名前の駅。「国道」「阪神国道」駅よりすごいな!


例にもれずここでも線路の立体交差化工事が進められているようだ。


終点の小島新田には何があるのかと思いきや、高架道路とタクシー乗り場に売店ひとつ。


こんなセブンイレブン見たことないよ(笑)


せっかくだからビニール傘を買って高架道路を上ってみよう。

あっ!!

貨物線だ〜〜〜!そっかぁ、浜川崎からここまで続いているんだな。
雨足が強まる中、跨線橋の上で貨物列車を待つ。
あっ、来た来た。コンテナを引き連れた列車がトンネルにもぐってゆく。


うわっ!タンク車がぞろぞろ出てきたぞ〜〜


楽しいなぁ。この先が川崎貨物駅らしい。
天気が良ければ向こう側に降りて、タンク車の出てきた工場の方や、貨物駅をぐるっと
回ってみたいが、あまりに冷たい雨風でちょっとひるんでしまった。。。



ちなみに今回の東京行きは飛行機を利用した。鉄道鉄道と言っておきながら、と突っ込まれそうだが(汗)
サンライズが満席でぷらっとこだまも満席で、18きっぷでは日が暮れてしまうため仕方ない。
銀河とかフェリーとか、もっ選択肢があればいいんだけどね。。。


長田駅のタイル

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最近着々と進められている大阪市営地下鉄のホーム改修。
長年積もった埃で薄汚れたタイルがはがされて、薄い色調のボードに貼り替えられていく。
確かにきれいで明るい印象になってはいるが・・・
駅ごとに趣向のこらされたタイル壁を見れなくなるのはさびしいなぁ。
淀屋橋駅はほぼ貼り替え完了、本町駅は草色のタイルがおおかた剥がされた。


鮮やかなオレンジ色がぐっと目を引く中央線長田駅のホーム対面のタイル壁。
汎用的な小口タイルを使っていながら、ストライプや小さなパターンの繰り返しに
とどまらず、大胆な色彩構成でインパクトを与えている。
お隣の高井田駅は青系統でよく似たデザイン。


ホーム側の壁一面を彩るこのオレンジ色のタイルもニュアンスたっぷり。


乗り降りする駅でタイルを愛でる私のささやかな楽しみ、奪わないでほしいなぁ。。
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