津軽鉄道の
津軽中里からの帰り、金木駅でまた列車交換のため停車。
駅員さんが棒状のものを持ってきてこちらの運転士さんに渡した。あれも「スタフ」だという。
金木から終点津軽中里までは一度に1列車しか入れない閉塞区間となっている。
行きしなは輪っか状になったタブレットを目にしたがあれとこれとを交換するのだろうか。
ホームで見ていると、茶色の機関車が客車を牽いてやってきた。ストーブ列車だ!
せっかくだから乗りたかったなぁ。やはり観光客が多い。
津軽鉄道はこのストーブ列車にしてもアテンダントにしても、グッズの数々にしても、
よそから来る客をもてなそうといろんなアイデアで営業努力をされているのが感じられる。
地方鉄道はどこも経営が厳しく廃止に至ってしまうことも多いが、何とかがんばって情緒ある
鉄道を存続させてもらうために、私たち観光客はお金を落とすよう心がけたい。
余談だが、私は常々気になっていることがある。JRの幹線の特急やローカル線や私鉄まで
1枚で乗り放題の企画きっぷがよくあるが、ローカル線や私鉄は自動改札でないことが多いので
実際の乗車データが取れないのに、どういう計算で金額が配分されているのだろう。
全線の通常料金の比率で按分しているとしたら、ローカル線に入るお金はわずかなのだろう。
今回も「津軽フリーパス」というお得なきっぷを使ったが、そんなことが気になっていた。
本当はパスなど使わず通常料金を払って乗ればよいのだが、まぁこちらのふところも無限ではなく、、、
お得なパスを使ってその分何度も来たり口コミで他の人が行きたいなと思ってくれれば
いいのかなと。。。
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津軽フリーパス
津軽五所川原駅はとてもいい感じ!隣に津軽鉄道本社もある。
金木駅での行き違いが遅れたため、当初大鰐温泉まで行って弘南鉄道大鰐線に乗るつもりだったが、
次の列車は弘前止まり。逆ルートに変更して中央弘前から弘南鉄道に乗ることにしよう。
中央弘前駅はJRからだいぶ離れたまちなかにある。弘前のまちも近代建築が数多くあり、
それらをゆっくり巡りたいとも思うのだが、弘南鉄道黒石線にも乗って青森のまちも歩こうと
思うとあまり時間がない。
約40分で中央弘前駅まで移動がてら建築を見よう。たいそう立派な橋上駅を出て歩き出す。
しかし失敗。。。選択がまずかった。最初に目指した日本キリスト教団弘前教会は思った以上に
遠く、カトリック弘前教会、青森銀行記念館まで回ったらもう時間がやばくなって、すぐ隣の
旧弘前市立図書館と旧東奥義塾外人教師館も見に行けなかった〜
駅の隣の日本聖公会弘前昇天教会も走りながら写真をとっただけ(汗)
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最初から駅周辺だけに絞っておけばよかったな。最後は汗をかくほど走った。。。ゼイゼイ。。
木造モルタル塗りの弘前中央駅の駅舎は、昭和の駄菓子屋に入って行くみたい。
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ステンレス車両でなく丸っこい鉄の車両が似合うのにな。
弘前のまちなかを抜け、郊外の文教地区を過ぎ、田園地帯の中を走る。
途中の駅は弘前中央と同じく四角いフォルムのものが多いが年月を経て味わいがある。
東急車両も葉っぱをつけたら青森仕様。
あっ、車両基地だ!
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津軽大沢駅で、鉄道の写真を撮りに来たらしいカップルが降りた。
ん〜チェックしていなかったなぁ。私も降りたいが今降りたら次の列車はいつだろう。
このあとの乗り継ぎは??
ドアが閉まるまでの間いろんなことが頭に浮かんだが、歯がゆい思いのまま発車した。。
あぁやっぱり旅はもっとゆっくりしたいなぁ。。。
終着大鰐駅はJRの大鰐温泉駅と一緒になっている。8分の乗り継ぎで弘前に戻るJR列車が出る。
後から思えば、ここで私はJRに乗らずまた弘南鉄道で津軽大沢へ行き、心ゆくまで車両基地を
楽しんでから弘前中央に戻り、さっき見逃した近代建築を日暮れまで巡り、青森へ戻れば
よかったのだ。
というのは、見たいものを我慢して先を急いで乗りに行った弘南鉄道黒石線では、2日連続
早起きの疲れが出てうつらうつらしてしまい、車窓風景を往復ともほとんど覚えていないのだ!(爆)
終点の黒石も古い街並みが残っているらしいが日が傾いてきて寒くなってきたので
折り返し列車でとんぼ返り。青森に着くころにはもう真っ暗で雪もまた吹雪いてきた。
青森のまちを少し歩いてみたが冷たい風と雪が吹き付け、もう早く日本海に乗ってゆっくり
したい〜という気分。
今日は前半よかったが後半はイマイチだったなぁ。