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ぷちぷちタイル その4

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第1弾第2弾第3弾と紹介してきたぷちぷちタイル、お待ちかねの(?)第4弾。

まずは織部釉にわら白をかけたもの。なんと白色のはずのわら白が水色っぽい色に変化!
うわぁ、これは予想もしなかった。広がり方もちょうどいい。気に入ったぞ!


これはるり釉の上にわら白をかけてみた。ぼや〜っと広がってくれたのはいいが、ちょっと
かける量が多かったと見え、前回のあめ釉のものと同じような「ひび割れ」が入ってしまった。。。


上のものと似ているが、こちらは上にかけた釉薬が乳白釉。こちらはクリームを垂らしたように
境界が比較的はっきりしている。いずれも、かけた釉薬は白色なのにるり釉に染まっているな。


これは前回のものに似ているが、あめ釉にわら白をかけたもの。粉砂糖をふりかけたような
感じになった。


こちらは天目釉に同じくわら白をかけたもの。背景が暗い色なのでわら白が青っぽく見え、
ちょっとオパールっぽいおもしろい効果が出た。



今回はなかなか豊作だったな(笑)

京阪電車の吊り広告

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京阪電車の車内の吊り広告の写真。赤と黄色の京阪特急が広々とした風景の中を走る姿が爽やか!
・・・と思ったら。


「雄大な富山をパノラマビューで眺める二階席へ」
おや、これは富山地方鉄道の宣伝じゃないの。
京阪で引退した車両が富山地鉄へ渡り、色をそのまま変えずに走っているのだ。


車両を譲渡した後もこうやって交流しているのは、里親に預けた子供の行く末を見守っている
実親のようで、なんだかほっこりするな。

こんなDVDも発売されているようだ。→こちら

大井川鉄道にも京阪のテレビカーが走っていたなと思って検索してみたら、今年の2/14で
引退してしまったのか。。。→こちら

弁天町の交通科学博物館

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大阪環状線の弁天町駅に隣接する交通科学博物館がこの4月で閉館する
先日地下鉄の車窓から入場の大行列が見えて、ちょっとひるみながらも、なくなる前に
もう一度行こうと思っていた。
今日は一日ダラダラして昼下がりに犬の散歩に行ったときに、ふと思い出したのだった。
さすがに夕方4時から来る人はそれほど多くなくすんなり入れた。入場料は400円。

屋外展示場の大屋根はJRのホームや地下鉄中央線の車窓からもよく見え、弁天町駅の一部のように
長年なじんでいた風景であったが、これがなくなるなんて。。。

交通科学博物館は楽し!
弁天町の歩道橋より
ぐるっとまわって50年

ありがとうのメッセージがエントランスホールの壁一面に張られ、「閉館まであと15日」の文字。
入口脇のミュージアムショップがすでに閉鎖され屋外の臨時売場になっていたのは残念だった。


中は大盛況!
小さな子供連れのファミリー、カップル、年配の夫婦、カメラを首から下げた鉄チャンたち、、、、
それぞれにお気に入りの展示に張り付き、写真を撮ったりボタンを操作して楽しんだり。
テレビ局のカメラも来ていた。




屋外展示場へ出ると、普段は中に入れない展示車両に入れるとあってこちらも行列。



子供より大人が多いのはやはり展示された寝台車や食堂車を実用として使った世代だからだな。

私は国鉄になじみのないところで育ったし、若干後の世代なので、展示されたレトロな車両に憧れは
あるものの個人的な思い入れはない。それにおそらく閉館後も京都にできるミュージアムに移され
展示されるだろうと考えると、この行列に並ぶのはパスすることに。

それよりも私が今、体感、また記憶しておきたいのは、この大屋根空間そのものや、弁天町駅と
一体化した展示空間である。そして、新ミュージアムでは再現されることがないであろう、
アナログでワクワクする展示方法。


この色褪せたボロボロの食堂車は、実際にカレーやお子様ランチをお手軽な値段で食べられる
レストランとして使われてきた。本物のブルートレインの食堂車で!!すごい体験だ。
しかしこの車両は京都へ持って行くとは思えない。。。


館内の展示も、ボタンを押せば光る、動くなどの電気的・機械的な仕掛けが満載。単純かつ
子供にも分かりやすいが、今ならこういう方法をとらないだろうな、と思う。
今は大型モニターにCGを映し出せば何でも表示でき、コンピューター制御でどんな大掛かりな
演出もできる。


本物に触れられる展示はワクワクするし、好き勝手にガチャガチャやってみられるというのは
子供には楽しいものだ。昔のモノは多少荒っぽく扱っても壊れない。多少汚れたり傷んでも気にしない。
そういう展示が随所にある。






もったいぶらない展示。それが弁天町の魅力であった。




この交通科学博物館が1962(昭和37)年に開館して52年。
奈良に住んでいた私でさえ子供の頃連れて来てもらったし、大阪の子供で来たことがない子は
いないんじゃないか。当時の子供も今の子供も、当時の大人も今の大人も、皆がワクワクして
楽しんだ交通科学博物館が、大阪からなくなってしまうのはほんとに残念。。。



ありがとう、お疲れさま、と言いたい。
京都の梅小路にできるという新しい「京都鉄道博物館」にどれだけの展示物が引き継がれるのか
わからないが、身近で親しみやすい展示を期待したい。そして料金設定もね。


閉館は4/6(日)。行く人は急いで!

中播磨の旅 〜家島散策 宮から網手へ

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中播磨の旅、続き。

宮の港は真浦港と違って、漁船の停泊が多い。漁の基地となっているようだ。
しかし、どこかきれいでこざっぱりしている。

港に面して建つ5階建てのビルディングは小学校。小さな島の小学校とは思えない規模だ。
しかも、見えている建物の裏側にももう一棟あるのだ。すごいな!

外周道路を歩いて集落の一番端にある船着場まで行ってみたが、船の来ない時間帯は誰もおらず、
何にもない。。。

引き返して一本内側の道を歩く。

そのさらに裏手はいきなり山になっていて、急勾配の階段がくねくねと崖をよじ登っている。
すごいところに民家があるなぁ。。。


ちょっと上ってみると、眼下に宮港と、真浦港まで見渡すことができた。


くねくねした、通路なのか家の隙間なのか分からないようなところを歩いていくと行き止まり。。。
途中まで戻ってまた違う隙間を歩いて、、、何とか外周道路へ戻ってこれた。


さてこの後、坊勢島へ渡る予定。
家島から坊勢島に渡る船は、真浦港でも宮港でもなく、島の裏側にある網手(あで)港から出ている。
昨夜宿のおばちゃんに相談すると、網手港へ行く公共交通機関はないという。宮集落の最奥部からなら
なだらかな峠を越えるだけで網手港まで行けると教えてもらった。

宮集落の奥にある赤坂清水と言われる湧き水。家島に水道が引かれるまで飲料水として重宝された。
今は赤穂市から水道水を引いているが、海底給水管が完成したのはなんと1984(昭和59)年の
ことだとか。わずか30年前である。→こちら


集落が途切れてから歩くこと10分ぐらい、網手港が見えてきた。


真浦港や宮港のような賑やかさはなく殺伐とした雰囲気で、修理中なのかかなり古い船が1艘、
船台に載せられている。夜はちょっと怖いなぁ。。。


おや、この小屋は。廃船から取り外した船室の転用だな。


さてここを回り込んだところに、坊勢島行の船乗り場がある。
大阪市の渡船場のような簡素な待合所。コンクリートの突堤に取り付けられた浮き桟橋。


のんびり・・・・船を待つ。あまりに人がいなくて、ほんとに船は来るのだろうかと
ちょっと心細くなったくらい。


このひまわりの絵を見ていると、ギラギラ太陽が照りつける夏に来たくなった。


ようやくやって来た船は、、、おぉ!ペンキが剥がれかけた古い漁船スタイル。いいねぇ!!
貨物を運ぶついでに人も乗せる、という趣がこの港の雰囲気にぴったりはまる(笑)。


席はデッキのみ。舳先のあたりに取り付けられたベンチ代わりの板に座り、いざ、GO!
波を切り水面を叩きながら進む船。今からダイビングに出かけるような気分だ。うゎぉ〜!楽しいなぁ!!


続く。





喫茶竹

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15年ほど前までは電気屋街として名を馳せていた日本橋も、今や堺筋沿いに家電店はないらしい。
電気部品やコンピューター関係や音響機器などのマニアックな品を求めるオタクは別によかったが、
今の日本橋はちょっと近づきたくない。。。。とは言っても、仕事で行くこともあるのだ。

堺筋から1本入ったところにあった、この喫茶竹。
うおっ!渋い。まわりの街がどうなろうとわが道を行ってるな。


お客さんや営業と共にこの前を通りかかったのだが、電話がかかってきたふりをして群れから外れ、
スマホで一枚写真を撮った(笑)。


実はこの翌日の土曜日にここを再訪しようかと思っていたのだが、家でダラダラしてしまい
結局行かなかった。するとなんと、日曜日にひろ009さんがこの店のことを記事にアップされてる
じゃないの!?うわっ、先を越された〜〜〜。

それにしても、すごい偶然。

私は結局、次に仕事でこの辺に来たときに、ちょうどお昼どきだったのでランチしに入った。
ひろ009さんもお勧めの二階席へ上がり、カレーライスを注文。
あまり外でカレーを頼まないのだが、こういう店ではカレーが似合う(笑)。

って、カレーの写真を撮るのを忘れていたよ。。。

二階席からの眺めはgood!吹き抜けの1階席も開放的でまたよさそうだ。


カレーライスはもちろんスパイス混沌の本格カリーではなく、家で作る中辛カレー風。
辛いカレー苦手な私には普通においしかった。


ひろさんが訪問時ご主人にいろいろヒアリングされたようなので、私は黙ってくつろいだ(笑)。

創業40年超だという喫茶竹。日本橋のオアシスとも言うべき純喫茶だ。

ひろ009さんのブログ記事→こちら

中播磨の旅 〜坊勢島を堪能

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中播磨の旅 続き。

家島の網手港を出た船は10分で坊勢島の奈座港に着いた。船着場の周辺は特に集落があるわけでも
土産物屋があるわけでもなく、駐輪場と簡素なプレハブの船事務所があるだけで静かなもの。


まずは昼食にしようと思っていたのだが、あまりの人気のなさに、ちゃんとごはんにありつけるだろうかと
心配になってきた。。。港の横の恵美酒神社もそこそこに、店を探しに行く。
いつも食べる時間も惜しんで歩き回ることもあるが、食べようと思っているのに店がない、となると
ますますおなかが空いてくるものなのである(苦笑)。

人がいたので聞いてみると、島の人ではないらしかったが、漁港の方にお寿司屋があったと思う、と
教えてくれたので、希望の灯を胸に先へ歩いて行くと、漁港に出た。
旗をつけた漁船がたくさん停まっている光景は壮観!


そして確かにお寿司屋があった。暖簾が出ている!!よかったぁ〜


この乱菊すしさんでは島の海産物を使った一品料理もいろいろあるみたいだったが、
店のご主人おすすめのちらし寿司を頼んで、ほっと一息。
そして出てきたのは・・・すごい、海の幸がてんこもり!!


新鮮な魚のお刺身、ホタテ、牡蠣、エビ、アナゴも入っている。この牡蠣のふっくら大きいこと!
これは海鮮丼でなくほんとにちらし寿司?お味噌汁もついて1200円というお手頃価格も感動的。
ご主人曰く、その時その時の旬の魚を乗せるのだが、3月初めの今は一番魚の種類が少ない端境期で、
私たちは「一番悪い時に来た」らしい(苦笑)。
しかも、「明日来れば(ひなまつりなので)1000円で食べれたのに」と。ざ〜んねん。


いろいろお話している中で、家島諸島のうちでも漁業がさかんなのは坊勢島であるということは、
家島から来てなんとなく感じていたが、「この島にはネコがいないでしょ」との言葉にハッとした。
そう言えば、海の匂い、潮の匂い、魚のにおいがほとんどしないのだ。家島もそうだったが、
港の近くにも坂道の路地にも、普通なら見かけそうなものなのに、全く猫を見かけなかった。

ご主人曰く、家島(諸島)で獲れた魚は陸上へ水揚げせず、海上で買い付けが行われ、直接姫路や
大阪などへ運ばれるのだとか。だから漁港も船が停泊しているだけのあっさりした風景だったんだ。
目からウロコが落ちた気がした。島の人と話してみないと分からない。いや〜〜面白いなぁ!

この店には姫路のビジネスマンが接待でお客を連れてくるという使い方もされるらしい。
確かに、船で30分で行けるのだから、ちょっといい店あるんですよというノリで夕方から連れて行って
獲れたての海鮮料理を振舞えば、その意外性も含めて接待効果は抜群だろう。私なら絶対落ちるな(爆)

ご主人はまた、お土産にできるスイーツがあればと考え、天草で作ったプリンを開発されたらしい。
プリンを食べるならコーヒーをサービスするよと言うので頼んだ。あっさりした甘さでヘルシー。

7月が一番いいらしい。鯖のしゃぶしゃぶやハモのコースなど、一度は食べてみたい!また行こう。
乱菊すしさんのHP→こちら

満足してお店を出て、島にいくつかある漁港のうち歩いていけそうな長井港へ行ってみることに。


坊崎を越えると長井港が見えてきた。こちらも漁船がたくさん。そして山の上まで広がる家並み。


さっきの話を聞いてから港を歩くと、確かに水揚げ施設はほとんど見られず、見かけるのは
小さなカレイの干物ぐらい。
それでも漁船の修理をするドックや給油施設などもあり、活き活きした港の風景は魅力的だ。


坂道の路地に入って行ってみよう。


あっという間にこんな高さ。


路地は上下左右、縦横無尽。くねくねとどこまでも続く。。。


奈座港の方へ出れるかな??人に聞いてみたら、少し行ったら下へ下る階段があるから、下りて
左の方へ行けば出られるよ、と。島の人はこの迷路のような路地の地図がちゃんと頭の中に
入っているんだな。すごい!




そろそろ船の時間だ。船着場へ戻ろう。


続く。

中播磨の旅 〜船から男鹿島を見る

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中播磨の旅 続き。

坊勢島の奈座港から姫路行きの船に乗る。家島の網手から来た船と違って、今度は船室もある
小ぎれいな船(笑)。でもやっぱりデッキの席へ。




実は私は採石場のある男鹿(たんが)島に行きたかった。男鹿島へのアクセスは、
坊勢島と姫路港を結ぶ船の一部が途中の男鹿島に立ち寄るのだが、寄港便は1日4便しかなく、
その他は直行便である。
昨日雨が降っていなければ、昨日の夕方のうちに家島を散策し、今日は朝から坊勢島を歩き、
午後から男鹿島を巡ることもできたのだが、、、次の寄港便は2時間後。採石場で日が暮れたら
怖いしなぁ。。。仕方ない、今回は窓からの眺めでガマンするとしよう。。。


緑に覆われた他の小島と比べて男鹿島は遠くから見てもその異様さが際立っている。


黄色い岩肌がむき出しになり、スカイラインは不自然な形となっている。
生々しい削り跡、重機、土砂の山、、、船が徐々に近づくにつれ、採石場の状況がくっきりと
見えてくる。島のこちら側半分はほとんど削り取られてしまったようだ。


痛々しく見えるが、ここから切り出された石が家島諸島の経済を支えてきたのだ。
幕末頃に港湾整備のために家島諸島の石が着目され、以降各地の土木事業に大量の石材が
使われてきたという。

アイランドハウスいえしまの庭から見えた西島も、同じように採石場があるが
そちらはさらにアクセスが悪く、定期航路はないようだ。

船が男鹿島の真横を通り過ぎるとき、普通の島のように緑をまとった姿を一瞬見せた。
ところがなんと、島の裏側もまたざっくりとえぐり取られているではないか!

男鹿島はこんなにも痛々しい姿をさらしているが、それでもここには人が住み、小学校もあると
いうのだから驚く。海水浴場があり宿もあるらしく、私の知り合いは日帰りで海水浴に来て
バーベキューを楽しんだとか。
私も今度は夏に来て、海で遊んで石切場を見てから坊勢島へ渡り、乱菊すしでハモのフルコースを
食べようっと!!

赤穂、網干、相生・・・播磨灘に面した工業地帯の煙突を遠く望みながら、船は一路姫路を目指す。




姫路、飾磨港に入港。楽しい船旅もこれで終わり。
お天気がよければ船窓からの眺めは飽きることがないなぁ。


来るときは飾磨駅から歩いて、途中で時間がなくなってバタバタ駆け込んだ姫路ポートセンター。
帰りはタクシーでぴゅっと飾磨駅まで。あ〜楽ち〜ん。

日暮れまでまだ時間があるので、ちょっと網干へ出て建築を見よう。

続く。

安倍乃荘のステンドグラス

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仕事で阿倍野の方へ行った帰りにお昼を食べに入った「安倍乃荘」。
立派な門構えと趣ある前栽が前から気になっていたのだが、古い洋館邸宅が似合うのに、
建物はコンクリート造でそんなに古くなさそう。多分昭和50年代頃に建て替えられたんだろう。


行きしなこの前を通った時に、日替わりランチ520円という案内をチェックしておいたのだ。
入ってみると、正面の大きなガラス窓越しに庭が眺められ、ちょっとホテルのラウンジのような雰囲気。
しかし食事しているお客は作業着の人とかサラリーマン風の人とかいろいろで、敷居の高さはない。

どうもここはJR関係のクラブハウスというか、会議場・宴会場をもつ福利厚生施設らしい。
このレストランもJRの社員食堂のようなものか。

お庭の桜は残念ながらすでに葉桜となっているが、明るい窓辺でゆったり食事ができて、
食後のお茶を飲んで670円、しかも税込み価格なんだから驚き!


「鉄」ってなに?鉄道専用の通信手段?


レジカウンター横の丸窓のステンドグラスが出色!!小鳥とモクレンの花かな?
アールデコ風の線が取り入れられたデザイン。これは建替え前からのものだろうか。


いや〜、阿倍野でのいいくつろぎ所を見つけた。これからまた利用しようっと!


天王寺安倍乃荘→こちら

武庫川線に乗って、温泉へ。

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土曜日洋風建築めぐり講座で塩屋に行った帰り、講座のお仲間に教えてもらった武庫川のお風呂屋に
寄り道することに。なんとそこは源泉かけ流しの温泉銭湯なのだそうだ。
スマホで地図検索すると阪神電車の鳴尾駅から歩けそう。でもせっかくなので武庫川駅で武庫川線に
乗り替えて、最寄り駅の東鳴尾まで行こう。武庫川線は久しぶり!

武庫川線のホームに入る前にもう一度改札を通すようになっている。しかしJR和田岬線とは違って、
きっぷを入れると回収されずまた出てきた。到着駅で回収箱に入れるようにとのこと。

古い特急色の二両編成の電車。かわいいね!

武庫川の堤防下を走るので車窓からは川は見えず斜面のみ。

東鳴尾駅では行き違いの上り列車が待機中。狭いホームの両側に電車がいる光景はワクワクするね!

駅を出てから、きっぷを箱に入れるのを忘れたことに気づいた(汗)。

5分ほど歩いて水路沿いに、「クア武庫川」はあった。
建物は割と新しく改装されているのが少々残念だが、入口の横に源泉の噴き出し口があり、
ゴホッ、ゴホッ、と間欠的にお湯が湧き出している。へぇ〜、すごいな!


券売機で入浴券を買ってフロントに渡すが、ロッカーのカギを手渡されないのがスーパー銭湯と違うところ。
そして脱衣所に入るとやはり昔からのお風呂屋の構造である。
お客の多さに驚く!!これが温泉のパワーか。

奥の露天風呂が源泉。これがすごい。和歌山の花山温泉神戸の湊山温泉にも勝るとも劣らない、
浴槽に積もった温泉成分のゴテゴテ具合!鉄分と塩分を含みうっすら褐色に濁ったお湯。
教えてくれたWさんが「有馬の金泉のよう」と言っていたが、金泉よりも濃いかも!?

あぁいいお湯でした。

帰り水路沿いを歩いて武庫川駅へ向かうと、水路に架かる橋が古そう。見ると昭和八年架設と書いてある。
コンクリートの洗い出し仕上げの親柱は共通のデザイン。この水路は結構古いんだな。
「笠屋橋」「遊覧橋」「月見橋」。遊覧橋とは変わった名前だな。ここから何を見たのだろうか。
※カメラが調子悪くなったためこれ以降の写真はiphoneでの撮影。
 かなり荒れて見苦しいですが、雰囲気だけ・・・


今ネット検索してみると、東鳴尾駅からまっすぐ歩いて来て渡った橋は「神日橋」。
「進寶橋」「三笠橋」と続くそうな。


阪神高速神戸線武庫川インターの高架道路をバックに、八重桜が咲き誇っていた。


あぁ、きれいだなぁ〜〜

しかしピントが・・・(汗)

こちらは葉桜で残念だが、人工的な造形と桜のコラボレーションをしばし鑑賞。。。


43号線の高架下の低く広いガード下は何か不思議な空間。ここでもしばらく佇んで写真撮影。
(と言ってもiphone・・・苦)





思いがけず夜桜も楽しめて、愉快な寄り道だった。


珈琲亭山登壽

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昼休みに肥後橋にある愛媛県大阪事務所に行って資料を入手した帰り、山登壽でランチを。
「山登壽」と書いて「サントス」。
渋い外観はいかにもサラリーマンの憩いの場という感じ。果たして、入ってみると案の定であった。


卵のホットサンドを頼んだら、出てきたのは4枚切りじゃなかろうかと思うほど分厚いトースト2枚に
つぶしたゆで卵を挟んだ、ボリューム満点のサンドイッチ。
しかもそのパン、やはり厚みがあるからだろう、外側はサクサクで中はしっとりモチモチ。
焼きたての生の食パン(オーブンから出してトーストしていない)のようだ。こんなホットサンドは初めてかも。


・・・とか書いておきながら、サンドイッチの写真を撮るのを忘れていたので写真なし(爆)
気になる人は実際に行って食べてみて〜

ライトアップ銀橋

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先週、会社帰りに造幣局の通り抜けに行ってきた。
とってもかわいい八重桜がいっぱいで堪能したが、灯りが街灯とぼんぼりだけではちょっと・・・
上からの強烈な白い光は花の色を飛ばしているし、ぼんぼりの光は暗すぎて花に届いていない。
もう少しライトアップに工夫がほしいなぁ。。。


通り抜けたら銀橋に出た。うわぁ、夜の銀橋、素敵だね!

北隣には安藤忠雄の「新銀橋」が架かっているが、銀橋の影と化している。
京橋の飲み屋へ向かって歩く会社の人々から遅れながら、しばし美しいリベットの陰影に見とれる・・・


下から見上げると、動物のあばら骨のようだ。


ぶつぶつリベット肌がやっぱり好き(笑)

楽天地温泉

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金曜日にJR天満駅の北側に広がるごちゃごちゃした路地の中の炭火焼屋に連れて行ってもらった。
天神橋筋商店街は何度となく通っているのに、数本東側の池田町エリアは夜に行ったことがなかった。
しかしこんなすごいことになっていたのか!!


場外市場のような雰囲気で、元々は食品を扱う小さな卸問屋が並んでいたのだろうが、今は
屋台というか立ち飲みに毛が生えたような簡素なオープン席でホルモンや海産物を焼いて食べられる
お店がひしめいているのだ。しかもすごい賑わい!!”新生闇市”とでも言おうか。


周辺部には普通の店構えのお店もたくさんあるが、チェーン店は一つも見かけず、小さくとも
個性的なお店がしのぎを削っているのである。その間を埋めるように、戦後から延々変わらず
営業しているような荒物屋だか食料品店だかもあったりして、いやぁ〜もう楽しい楽しい!!


すぐ近くにストリップ劇場なんかもある。うちの近所のところは数年前につぶれたようだが
ここは現役だとか。青く光るテントをスマホで写真撮っていたら、中から客が出てきた(汗)

活気があって猥雑で、ゾクゾクする街。こんな街は都市計画では作れまい。

そしてお風呂屋も!「楽天地温泉」。いいねぇ〜〜入りたいねぇ〜〜
しかし今日はもう時間が遅い。またにしよう。


で、日曜日の夕方、楽天地温泉に入りに再び池田町にやってきた。
さすがに日曜にやっているお店は少なく比較的静かだったが、その分ゆっくりうろつくことができた。
そして楽天地温泉。
中は比較的新らしめの改修がなされておりレトロ度は低いが、浴室に入ると、カランの前に
見たことない鮮やかなコバルトブルーの擬石タイルがびっしり!!
大理石風や蛇紋岩風のタイルはままあるが、ラピスラズリ風とは、いやぁ〜〜ノーブル!
露天風呂やサウナなどもありお客が多いお風呂なので、タイルの写真は撮れなかった。。。


水風呂の横の壁に、この池田町が東洋紡績天満工場の跡地であるという説明が書かれていた。
工場跡地に戦後天満卸売市場ができ、それも今は「ぷららてんま」というビル型施設に入り、
残された古い店舗の建物が、今炭火焼屋となって大勢の若者で賑わっているのである。面白いなぁ!

中播磨の旅 〜網干の近代建築

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だいぶあいてしまったが・・・・中播磨の旅、続き。

港からタクシーでぴゅっと飾磨駅まで行き山陽電車で網干へ移動。日暮れまで近代建築めぐりをしよう。
網干は何度か来ているが、有名なタケダ洋品店以外の近代建築は見ておらず、今回yumeさんが
調べて来てくれて初めて知ったものがほとんど。

網干をうろつく
・北沢産業専用線跡をたどる その1 その2 その3

タケダ洋品店の少し手前にある旧長久医院。このそばを2回は通っているが知らなかったなぁ。
隣の広い空き地は最近なにかを解体したばかりのようで、おかげで建物がよく見える。

現在はデイサービスなぎさという福祉施設として使用されている。

そのそばにはお風呂屋が!でももうやっていないみたい、残念。。。


タケダ洋品店はあいかわらずの堂々たる姿をアーケードの骨組み越しに見せていた。


旧網干銀行本店。大正末頃の築らしい。


今では工場地帯はあるもののまちなかは寂れ気味であるが、
銀行が設立されるぐらいだから網干というまちのかつての繁栄がしのばれる。


さて、yumeさんのマップを頼りに、タムラ技研と東京電機工業の建物を探しに行こう。
商店街から住宅地の中へ入ったら・・・どっかで見たような(笑)。

無理があるというか、開き直っている(爆)

ちょっと歩いてみるが普通の住宅街である。こんなところに古い建築があるんだろうか??
人が通りかかったので尋ねてみることに。会社名を言ってわかるだろうかと思いながら。
するとそのおばちゃんはまちのイベントに関わっている方らしくよくご存知で、案内してくれると。
タムラ技研の前を通り、そこからさらに南へ下った東京電機工業の古い木造の事務所があった。

旧網干塩務局網干出張所。赤穂の塩は今も有名だが、昔は網干や姫路でも塩が作られていたらしい。
近代化とともに塩田は工業地帯に置き換わっていったのだろう。

おばちゃん、この会社の人と知り合いらしく、「人がいたらちょっと話してあげるんだけど」との
ことだったが、日曜なので断念、門のところから写真を撮るのみでガマン。
明治の建築がきれいに手入れされて使われ続けているのはうれしいことだ。

裏の方にも作業場か倉庫か木造の古い建物が何棟かあるのが見えた。
おばちゃん曰く、イベントの時には敷地内に入れるらしいので、また機会があれば行ってみよう。

お家の事情で早く帰らないといけないyumeさんと別れ、ひとりで網干商工会館を見に行く。


揖保川から分かれた運河の水門のところは目立つ場所であり、公園にかかる人道橋も前回
渡ったはずなのだが、全く見てなかったなぁ。運河の風情に心を奪われていたせいか。。。


窓はアルミサッシになっているものの、タイル貼りの柱や丸窓などほぼオリジナルの姿と思われ
魅力的な建物だが、木造モルタル塗りは老朽化が顕著で、行く末が心配である。


あと網干の近代建築といえばダイセル異人館も有名であるが、日も暮れかけた今から工場地帯へ
行くのもためらわれ、こちらもまたの機会に。

これで網干は終わりにしてお風呂に入って帰ろう。
飾磨に再び降り立ち、ネット検索で見つけた中島湯に行ってみたら、休業中との張り紙。
うわぁ〜ショック!


失意のまま、昨日見た薬師湯へ。こちらはちゃんと営業していて、ほっ。




あったかいお湯に浸かり、2日間の疲れをリセット。ふぅ〜



湯ざめしないように帽子、マフラー、手袋で完全防備して、山陽電車と阪神電車で約2時間。。。
やっぱり冷めてしまったな(苦笑)

中播磨の旅モニターツアーの充実した二日間はこれにて終了。(ツアーと言ってもルートは自由)
お誘い頂いたyumeさん、ありがとうございました。

今どきの通天閣

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関東からやってきた上司の歓迎会(?)で通天閣に行ってきた。
通天閣・・・恥ずかしながら、私は下から見上げることはあってもまだ展望台に上ったことがなかった。
これまでなんとなく、タワーは下から見上げて愛でるもの、と思っていて、上ることに
特にこだわっていなかったからだ。


数年前に来たときに中層階の四角い部分まで、付属の螺旋階段をぐるぐると登った覚えがある。
そこまではタダであり、その時の同行者がタワーの入場料を払うのを渋ったためである(苦笑)。

※2011年の写真


※2011年の写真

今回は有料の展望台へ上る。入口は地下にあるらしくいったん階段を降り、中層階までの
エレベーターに乗るのだが、そのエレベーターの周りに巻きついていたあの螺旋階段は、
今では非常時以外は通行できないようになっていた。
観光客が増えたからか、耐震性不安のためだろうか。残念。。。


中層階でエレベーターを降りたら、市電の内部を模したインテリアがお出迎え。


上の展望台へはさっき乗ったのとは別のエレベーターで、塔の中心部を貫き最上階までまっしぐら。
異空間へワープするような演出の一方、外を見ると縦横無尽に張り巡らされた鉄骨美も堪能できる。

この階表示がカワイイ〜


最上階は全面ガラス張りでさすがに見晴らしがいい。しかし、金色のビリケンさんが鎮座し、
天井、壁、露出する鉄骨までキンキラキンに塗られているのはちょっと悪趣味・・・




カジノみたいな(?)ケバケバしい階段をひとつ降りると落ち着いた照明の展望室。


少し狭いが、「こっちのほうがいいやん」という声がチラチラ聞こえてくる。


あべのハルカスが見える。地上300mで日本一の高さ?そんなに高いように見えないなぁ・・・
ちなみにハルカスの展望台は1500円もする。高い・・・


帰りは通天閣や新世界の歴史を知ることができる中層階の展示室を通るような順路になっており、
ルナパークのジオラマや映像展示が楽しめる。ルナパークは、1912(明治45)年に開催された
第5回内国勧業博覧会の跡地に作られた遊園地であり、初代通天閣はそのシンボル的な塔として建てられた。

しかし戦時の金属供出のために解体され、戦後再建されたのが現在の通天閣である。
1956(昭和31)年完成。

また商売上手の関西人らしさ満開で、お菓子や面白いグッズがたくさん売られていて
買わなくても楽しい。お土産用の高い品だけでなく普段食べているお菓子のご当地版など
お手軽に買える値段のものがいっぱいあるのがファミリーや修学旅行生にもうれしいね!

結構盛りだくさんで、700円という入場料も納得。
「コテコテの大阪、ガメツイ大阪」というステレオタイプは好きでないが、お金を払って来てくれる
お客さんを楽しませよう、損はさせない、という気概やサービス精神が感じられて好感度大。
がんばっているなぁ。

通天閣HP

今度東京タワーも上ってみよう〜



ふたつの鉄橋

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GWの前半、山陰の方へ車で行ってきた。
主目的はダンナの用事であったが、ついでに但馬の近代化遺産に車で寄ってもらおうという魂胆。
運転者の機嫌を損ねないよう(苦笑)本来のルートから大きく逸れない所だけにし、小物は最初から外して、
気づかず通り過ぎてしまったら潔く諦め、無理を言うのは主目的が終わってから・・・と。
そんな苦労をしながら見てきた物件をいくつか。

浜坂駅の近くの田畑に囲まれた、JR山陰本線の田君川橋梁。これが見たかった!




格子状のスケスケの桁(ガーダー)が特徴の上路式桁橋。
斜めに並べたL形の鋼材を両面からリベットで上下材に打ち付けた構造の桁はラチス桁と呼ばれ、
今では全国に3ヶ所しかない非常にレアな橋なのである。


一般的な橋の桁は板状(プレートガーダー)であるが、第1次世界大戦の影響で大型の板材が
手に入らなかったことからこういう構造が考えられ、大正8年頃から全国で設置されたらしい。
しかしやはり板桁に比べ不具合もあり、材料調達事情の改善とともに作られることはなくなり、
設置済みの橋も時代と共に撤去されていったようだ。


田君川橋梁は2径間で、片方だけがラチス桁でもう一方はプレートガーダー。
元は単径間だったのを増設したときに、時期的にラチス桁が使われたらしい。
いったん拡幅された田君川は再び狭められ、現在は細い用水路と化してしまった。


橋台や橋脚はレンガ造にコンクリートが継ぎ足されており、後年若干かさ上げされたと思われるが
それでもこの橋はとても低く、もう少し時期が遅いと草が生い茂って見えなくなるかも。

苦肉の策で作られたとは言え、この美しさ。人目を忍ぶような控えめな佇まいに、強く心惹かれる。


日本に3ヶ所しかないこのラチス桁、実はもう1ヶ所もJR山陰本線に属し、しかもごく近所にある。
竹野と城崎温泉の間なので、田君川橋梁から数えて7駅分京都寄りであるが、全国的に見れば
こんなに近接して残っているのは奇跡的であろう。

※不覚にもカメラの充電器を忘れ、電池がなくなってしまったため、ここからはスマホ写真(泣)

帰り道、竹野駅前から国道178号へ抜ける県道が山陰線と分かれていく辺りで少し車を停めてもらい、
土手を歩いていくと、おお、あれだ!こちらも広々とした田園風景の中に美しい姿を見せている。
さっきの田君川橋梁と全く同じラチス桁であるが、川幅がこちらの方が広いせいで相対的に細く見える。


5径間のうち浜坂側から2つ目がラチス桁。ここはもとはプレートガーダーのみで
架けられていたが、大正7年の大洪水で流された桁の復旧にあたり、このタイプが使われたようだ。
そう言われてみれば、各桁は幅(高さ)やタイプがバラバラだ。この低さなのでその後も水害に
あってきたと思われる。一斉にやりかえず、その時々で傷んだものだけを取替えてきたのだろう。


田君川と違い土手道を歩いて橋の下をくぐることができるのがうれしい。頭上のは普通の板桁だが
その隣のラチス桁も結構間近に見ることができる。


こちらの橋脚もかさ上げされたように見える。ネット検索すると洪水後川幅を拡幅したとの記述もある。
土手道の上を越える径間が増設された部分なのかもしれない。


貴重な橋をいっぺんに2つも見れて満足満足。
ちなみにあと1ヶ所は山口県の徳佐川橋梁。こちらも見に行きたいなぁ!

ネット検索で見つけた鉄道用ラチス桁の詳しいレポート→こちら


山空海温泉

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GWのある日、能勢にある山空海温泉に行ってきた。


箕面駅前の観光案内所で取ってきた能勢のガイド小冊子に載っていた写真を見て、この佇まいに
ググっと惹きつけられたのだ!「こんなひなびた温泉がほんとに大阪にあるのか!?」と。


能勢ってこれまでほとんど縁がなかったが、車で行くと意外なほど近かった。
川の対岸の道路から見えた建物の窓は暗く、やっているのかなぁ・・・と不安になりながら車を止め、
ちょっと偵察に。川沿いの細い通路を通って建物に近づくと、よかった、やっている。


入らないと言うダンナと犬を車で待たせて(苦笑)、一人で入りに行く。


券売機で駐車場代とお風呂代のチケットを買っておばちゃんに渡し、いざ。


うわぁ・・・いいなぁ。こんな簡素な建物の温泉があったとは。




入っている人がいるんだろうか。。。そっとドアを開けると、意外にも人がいっぱい!
と言ってもこの脱衣所なので、3〜4人いればもうごった返してしまう(笑)。
この人たちはちょうど出るところらしい。よかった。。。




この先が浴室。


おおぉ〜〜っ!!すごい。期待通りの渋さに感激!先客はおばちゃんが一人いた。
・・・しかし、丸見えじゃないの??正面の窓は網戸があるものの全開で、民家や道路を走る車が
よく見える。「丸見えですね」「いや、中が暗いから意外と見えませんよ」


冷たい源泉の浴槽、それを加熱したぬるめの浴槽、温かい浴槽があるが、いずれもかけ流しだとか。
しかも、硫黄の香りかぐわしい、とろとろのお湯。
シャワーをかかってびっくり。これも温泉なのだ!「リンスしなくてもいいぐらいでしょ」とおばちゃん。
いや、ほんとに。

途中で親子連れともう一人入って来たが、GW中とは思えないのんびりムード。
あぁ〜リラックス。1時間もゆっくりしてしまった。


こんな風景の中にポツンとあるなんて、奇跡じゃない!?
建替えてスーパー銭湯みたいになってしまわず、いつまでもこの雰囲気を守ってほしいなぁ〜


長らく待たせた犬を散歩させながら、上の道から温泉の建物を見てみたが、確かに中は見えなかった(笑)。

能勢の民家

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能勢の山空海温泉へ行ったあと、おなかがすいたので近くのカフェに行こうと車を走らせていたら、
立派な茅葺き屋根の民家があちらにもこちらにも・・・もちろん今は鉄板をかぶせてあるが、
大阪市内から1時間弱しか走っていないのに、いったいここはどこの隠れ里かと思うような風景が
目の前に現れるのである。

うわっ、あれは何だ!?


窓がなく越し屋根がひとつ。黄色い壁の色も変わっていて、いったい何の建物だろう。謎めいている。


この抜け穴は何!?防空壕にしては小さすぎる?焚口?


見に行ってみたら単なる納屋のようだが、元は何かの乾燥小屋か熟成小屋かと想像する。


向かいの民家もそれほど古くはなさそうだが、面白いつくりをしている。


塀だと思ったら1mぐらいの幅が取られていて、妻側に木の扉がつけられている。
うなぎの寝床とはまさにこのこと。細長いものを収納するスペースなのか、はたまたここから
母屋に出入りできる抜け道なのか・・・まったく、謎めいている。
この地方の伝統的な形態なのだろうか。



寄り道しながらたどり着いた、大正時代の古民家を改修したというカフェ、Dear N's Kitchen
内部はすっかりきれいになっていたが、座敷の立派な欄間が部屋の中央に残されていた。


メニューブックの中に元の民家の写真が入っていて、見ると手洗い場には雷文っぽいマジョリカタイルが
使われていたようだ。
気になったので「この手洗い場は今どうなってますか?」と聞いてみたら、ホールのお姉ちゃん、
オーナーに(?)聞いてくれたようで、「タイルは今後使うために取ってあるそうです」とのこと。
よかった!どんなふうに使われるか、今後が楽しみだ。





鎧駅の魚類運搬車軌道跡

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前記事のラチス桁橋二つと共に、山陰方面で必ず見たいと思っていたものが、以前ネットで見つけた
鎧駅の魚類運搬車軌道の遺構である。


鎧駅は海岸線のまちをつなぐ国道178号から分かれた細い道をくねくね入り込んだ先にあった。
駅舎自体は小さな箱のような感じで特筆すべき趣もあまりないが、ロケーションが最高。
この駅は小さな入江の漁港を望む断崖の上にあるのだ。




地下道をくぐって向かい側のホームへ出ると、、、


うわぁ〜〜〜!トルコブルーの海と、その上を泳ぐこいのぼり。すごい絶景!

白い花に覆われた崖は転げ落ちたら絶体絶命。。。
「鎧」といういかめしい名前はこの切り立った崖の地形からつけられたのだろう。


下りてみたいがこの崖を歩いて下りる道があるのか?あったとしても、また歩いて上る勇気はない。
車で元来た道を途中まで戻り、ギリギリ車の幅しかないガードをくぐって港へ出た。

うわぁ〜〜!




そして・・・あっ、これか。
船小屋かだんじり庫のような建物の後ろに、コンクリートの階段状の構造物が見える。




海産物を鉄道で運んでいた時代。狭い急坂をエッチラオッチラ駅まで運ぶのは重労働だったろう。
この崖の上まで一気に運び上げたい!という気持ちはよくわかる。
浜坂や香住など、この沿岸のまちでの漁業は今ももちろん盛んであるが、この小さな入江の港の
水揚げ量は今よりずっと多かったようで、マグロまでも上がったらしい。


1952(昭和27)年ごろに完成。
コンクリートの凹部に枕木をセットしてその上にレールを敷き、ケーブル付の台車をモーターでけん引して
いたらしいが、最急勾配が563パーミルある高野山ケーブルよりも急勾配じゃないか!?


どんな台車だったのか。イメージ的には、屋根の上に瓦などを運び上げるリフトみたいな感じ!?

モータリゼーションにより鉄道輸送から車による輸送に変わると、この軌道も使われなくなった。
昭和45年ぐらいのことらしい。

現地には案内板もなく、草に埋もれかけたコンクリート塊であるが、私の滞在中にも数人の人が
これを見に訪れていた。
今は私有地となっており撤去に費用がかかることからそのままになっているらしいが、他に類を見ない
貴重な産業遺産、大事に残して欲しいなぁ。

神戸ポートタワーの回転喫茶室

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通天閣に上ったことでにわかに思い出した神戸のポートタワー。GW中に久々連絡を頂いたAさんと
一緒に行って来た。

立地的に通天閣よりもなじみ深く、海洋博物館の白いアミアミとセットで神戸の顔と言える風景であろう。
ところがこちらも、上った経験を考えてみると、、、う〜ん。子供の頃にはおじいちゃんに連れて来て
もらったような記憶がある。そしてずっと昔にデートで来たことがあったか???忘れた。。。
そういえば海洋博物館も入ったことがない(汗)


この形から想像がつく通り、上には回転展望台があり、回転展望台好きの私はもちろん目をつけて
いたのだが、近場だしいつでも行けると思っているうちにすっかり忘れていたのだった。。。

遠景ではしょっちゅう見ているポートタワー、やっばり足元まで来るのは新鮮な気分。
カッコいいなぁ!
今年はポートタワー開業からちょうど50周年だとか。SINCE1963。昭和38年に作られた
というのに、全く古さを感じさせない洗練されたデザインはさすが!

鼓を模したパイプ構造のタワーは揺れにも強そうである。

やっぱりGW、人が多い!タワー入場券売場やエレベーターも行列である。
108mと、タワーとしてはそれほど高さはなくシュッとした形のため、1階のスペースは
かなり狭く感じ、エレベーターの周りに通路と階段と小さな売店があるのみ。
この売店が何とも昭和!!売っているお土産物を見ると、昔小学校の修学旅行で買ったような
ガラスの飾り物やら木のしおりやら、、、田舎の観光地のバスターミナルの土産物屋といった風情(微笑)。


さて、上層階は5層からなっている。エレベーターを降りてさらに階段を上ると、最上階の
360度パノラマの展望室だ。それほど高くないと言っても、開けた海辺にあるので十分
見晴らしは良く、ひな壇状の神戸の街がすべて見渡せる。ちなみにここは回らない。


かつてメリケン波止場と呼ばれていたこの辺りも、先の震災ではひどい被害を受けたようだが、
あれから19年の月日が流れ、もうすっかり傷跡はなくなったように見える。




ひとつ下りた4階も展望室。


そして3階が回転喫茶室。


ここで直径は10mぐらいじゃなかろうか。座席は省スペースのためすべて外向きのカウンターである。
そして、、、回ってる!!結構速いスピードだ。ポートタワーのサイトによると1周20分だとか。
う〜ん、いいねぇ!




メニューはというと、厨房が取れないからだろう、軽食はなくドリンクと簡単なケーキのみ。
値段はドリンクで500円と、ちと高め。。。入場料700円とダブルだからなぁ、もう少しお手頃な
値段だといいのになぁ。



ナガサワって何?

しかし夜はお酒が飲めるらしく、こちらがメインなのかもしれない。
目の前を移ろいゆく神戸港や山手の灯りを眺めながらカウンターでお酒を飲むのは、それはそれは
ロマンチックだろうね。


階段をひとつ下りると狭い展望台。もうひとつ下りるとさらに狭い展望台。一列分の通路しかない。
床に窓が空いている。覗くと、ストーンと抜けている。ここから下はエレベーターシャフトのみだな。


3階まで下りると、ポートタワーの歴史と書かれた展示コーナーがあったので見て行くことに。
・・・しかし・・・何これ。ぐるりと1周、写真もイラストもいっさいなく白地に黒文字でギッシリ
書かれた年表、こんなの誰が読むんだよ。通天閣のサービス精神と比べて・・・


2階のレストランは回らないが、入場料なしで入れる。
このタワー型のチキンライスがいいね!昭和っぽい!

レストランの横にあるお土産物屋も、素敵なポートタワーグッズがないかと見てみたが、
欲しいと思うものはなかった(汗)

オシャレで洗練された国際都市KOBEのシンボル、ポートタワーが、いろんな意味でこんなに
ノスタルジックな空間だったとは驚きであった。

お役所的で商売下手な原因は、いろんな利権がからんでいそうである。
ま、今やこれも貴重(稀少?)であろう。

今日、ブルートレインを見た人!

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仕事で明石からの帰り、普通電車でさくら夙川駅にさしかかったとき何気なく外を見ていたら、
オレンジ色がパッと目に飛び込んできた。
おやっ、DD51だ、珍しい。何を牽いてる?貨物?

反対ホームの向こう側にいる列車が階段の陰から姿を現すと・・・
な、な、なんと、ブルートレインじゃないの!!

とっさのことでスマホのカメラも起動できず、ゆっくり走り去って行く青い列車をよく見ようと目で追うのみ。。。
車体側面の幕には「試運転」の文字。何の試運転!?もしやブルートレイン復活か・・・!?
テールマークはなし。

スマホで検索してみるが情報は見つからず。下車した加島駅の駅員さんに聞いてみるがわからず。
あれは幻だったのだろうか。。。

・・・ということで、誰か、今日ブルートレインを見た人〜!

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