Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all 1991 articles
Browse latest View live

摂津本山駅の橋上化

$
0
0
ここはどこ!?

久々に下りた摂津本山駅。うわぁ〜!!

あんなかわいい駅舎が、重機でつぶされてしまったのを以前の記事で書いた。
な〜んか普通のツマラン駅になってしまった感じ。。。

地下へもぐりこんでいくような階段、なんだか不思議な感じがして気に入っていたのだが
屋根がつくと何か普通に見えてしまうなぁ。。。


あの気品あるかわいい駅舎がなくなった跡に、いったいどんな駅舎ができるのだろう。
がっかりさせないでほしいなぁ、JR西日本さん。

野江国道筋商店街

$
0
0
仕事で地下鉄関目生育から歩いて野江内代方面へ。ここのとこ城東貨物線に縁がある(笑)。


野江国道筋商店街。
はじめて見たときは、歩道をすっぽり覆うテントが延々続く光景にギョッとしたものだ。


片側2車線、中央分離帯のある国道沿いの風景としては異質な気がする。
中心市街地の駅前あたりならわかるが、郊外とは言わないまでも、ようやく都心の商業地を抜け出して
これからまっすぐ郊外へ向かおうというところ。

この向かい側にはNEX旭東という元市場らしきスーパーがあるが、この日は休みだったようだ。
市場側にも商店がいくつか。元は市場を中心に道路の両側に店が並んで賑わっていたんだろうか。
時代と共に周辺の環境がどんどん変わってきて、逆に商店街の方が異質に感じられるように
なってきたのかもしれない。


あっ、あ〜っ!!タイミングよく貨物列車が。思わず走り寄る(笑)。

この右側の空き地には、小さな商店がみっしりと並んでいたのだ、少し前までは。

この空間は、こうして見ると水路だったのかと思えてくる。水路の上に小屋掛けして商売を
始めたのが最初だった・・・とか?


そしてこの橋台の前にも、店が広げられていた。それが今やすっきり。。。


現役の商店街を野江内代方面へ。


漬物屋さんの、このインパクト!


でも賑やかに商品を広げているのはここだけ。他の店は、今日は休みなのか、それとも・・・

進水式を見てきた

$
0
0
休みをとって貨物船の進水式を見てきた。

去年3月、三菱重工神戸造船所での最後の進水式の見学の抽選に外れて以来、ずっと機会をうかがっていたのだ。
神戸がなくなったので近場でも岡山や尾道。しかもだいたい平日で、開始が朝9時とか10時とか。
もちろん新幹線で行けば問題ないのだが、往復1万円とかちょっとツラい。。。
18きっぷのシーズンにうまく行けないかなぁ・・・と。
そして、やはり出来るだけ大物を見たい・・・と、欲張りなことを考えながら、ちょくちょく
チェックしていたが、先月ぴったりなのを見つけたのだ。


8月8日、三井造船玉野事業所で6万6千トンのバラ積み船、10時半進水。よっしゃ!!
・・・しかし油断は禁物。以前も一度行く気満々で休みを申請していたことがあるのだが、
1週間ほど前になってウェブ上で延期のお知らせが出たのだ!
慌てて申請を取り下げたが、変更後の日程では都合がつかず諦めたのだった。
今回は用心して毎日チェックして変更がないのを確かめ、3日前ぐらいに休みを申請した(笑)


・・・で、無事宇野の三井造船へ。


6万6千トンって実際どんなもんか、想像がつかなかったが、、、めっちゃデカイ!!!


見学エリアは船体に触れそうなほどの至近距離。腹しか見えない(笑)


船は海面へ向かって傾斜した台の上に乗せられていて、最後にロープを切るとトリガーが外れ、
自重で滑り降りるのだとか。


こんなデカい鉄の塊がこんな細い台にちょんと乗っているのも不思議だし、ロープ1本でここに
とどまっているのも信じ難い。それにこの鉄の塊が水に浮くことも!!



この船の発注主はデンマークの企業らしい。日本とデンマークの旗が仲良くはためき、
紅白の幕が張られた台上では式典はつつがなく進行する。


そして、いざ!!




ゆっくりと動き出した巨体は意外にも音を立てることなくするすると海面へ滑り降りた!
うぉ〜〜〜っ


さっきまで目の前にそびえていたCLIPPER EXCALIBUR号はあっという間に沖へ。。。





船って一年にそんな何隻も何隻も造られるもんなのかと思うだろうが、この三井造船でも
3万トンぐらいの船は3ヶ月に1回ぐらいのペースで進水式情報が出ている。
工場内である程度の大きさまで組み立ててから船台にのせてつなぎ合わせるらしく、言わば流れ作業で
次から次へと手がけていくのだと思われる。進水した後も、各種設備を据え付ける「艤装」作業が
海上で行われる。完成はもう少し先だ。

呉のユナイテッドマリンで見た船はもっとデカかったか。
あちらは掘り込みのドック内で組み上げて、水門を開けて進水させる方式。
去年見ていた船はもう出来上がったのかな。ドック式の進水も見てみたいなぁ。また呉に行きたいなぁ。


いや〜楽しいね!進水式はいいね!

うなぎドア

$
0
0
先日、飲み屋でトイレに行った時のこと。

2階の座敷の奥のガラス戸の向こうにトイレはあった。


自宅の納戸のようなスペースの一角、そして3階から降りて来る階段の真正面のロケーションである。
一応座敷のガラス戸は閉めてから・・・と。ちょっと狭苦しいなぁ。


ところが・・・


なぬ!?


むむ〜っ!?


なんじゃこりゃぁ〜〜〜!?

こんなドア、見たことない〜(爆)

この動きはまさにウナギ!?
うなぎドアと勝手に命名しよう(笑)。

狭いスペースにトイレを設置したいがアコーディオン扉だと心もとないし密閉性もない。
引き戸だと引込みスペースが要る、うーん、と悩んでいた店主に工務店のおっちゃんが、
「旦那、いいのがありますぜ」と提案した光景が浮かぶ(爆)

「うなぎドア」で検索してみたがヒットしなかった(当たり前か)。

家につけたい〜(笑)

旧延壽堂製薬

$
0
0
高取町(奈良県高市郡)にある延壽堂製薬の建物を見てきた。
今年の初め、奈良市役所のロビーに展示されていた「奈良の近代化遺産展」のパネルを見て、
実家からすぐ行ける場所にこんなのがあったのか!!と驚き、
実家に帰った折に兄に連れて行ってもらおうと思っていたのだった。

高取は御所(ごせ)とも近く、共に薬の町として有名。奈良県は生薬栽培に適した環境であり
古くから薬の生産が行われてきたところである。→奈良のくすり(奈良県のサイト)

いつも実家から川や温泉へ遊びに行ったり橋本方面へ行くときに通っていたおなじみの
国道169号線から、壺阪あたりで脇へそれ、旧道に面した集落の中へ入ると、、、


うわっ!こんなところに。。。


ひどい逆光。。。農家の納屋のように庭を挟んで母屋と向かい合って建つ配置で、
家内制手工業で丸薬がつくられていた光景が想像される。
全面板張りの建物は一部が朽ちかけもう長らく使われていないようだ。


しかし小屋から高くそびえた塔が、タダモノでない気配を放っている。
この塔屋はなんと、ドイツ製の電動エレベーターのシャフトなのだそうだ!!


先述のパネル展の説明では、大正5〜10年頃の建築で、陸屋根を丸薬の干し場としていたとか。
たかだかこの建物の屋根に干せる量の丸薬なら手で引っ張り上げてもよさそうなもんだが、
フル稼働して人もモノも1日に何度となく上り下りしていたのだろう。
それにしてもこの田舎の村で大正時代に産業用エレベーター導入とは、思い切ったものだ。
パネル展のコメントに書かれていた通り、「高取の製薬に掛ける心意気」であろう。

今ネットで検索してみると、延寿堂製薬は今も営業している会社らしい。

この母屋から隣に建つお屋敷へ渡る廊下が路地をまたいでいる。


石垣や板張りの壁が美しい路地を抜け、田畑の脇を通って集落をぐるっと一回りして
旧道を歩いて戻ってくると、「近畿医薬品製造」の大きな看板と建物があった。
集落内には今もいくつか製薬会社があるようだ。


意外なところに人知れず残っていた奈良県内の貴重な産業遺産。これからも大事に残して欲しいな!

ここで歩き回ったのは数十分だったのだが、焼け付く暑さでこのあと熱中症気味に(冷汗)。
危ない危ない。。。皆さんも注意を。


井光の滝(川上村)

姫路をチャリでうろつく 〜橋見物

$
0
0
18きっぷで姫路へ。
先日仕事で来た時に、姫路は手柄山の方は何度か訪れているが、駅の北側はほとんど
歩いたことがないことに気づき、お城の周辺などゆっくり見にこようと思ったのだった。

姫路モノレール 夢の跡
手柄山遊園の回転展望台
手柄山からモノレールを望む
姫路モノレールを見てきた
手柄山公園の門
姫路駅前

最近はもう朝の新快速の席取り合戦に参加するのが嫌で、競争率の低い列車に乗るようにしている。
・・・とか何とか言い訳をしながら、11時半の新快速に乗り込む。スロースタート(笑)。
調べてみると姫路には近代建築も結構あるようで、今回は印刷した地図を片手に、駅で自転車を借りて、GO!

ふらふらっとこぎ出すと、目に入って来たのは、やっぱりモノレールの橋脚(笑)。


周辺は整理が進んで来たのか、何かこざっぱりしたような。


上の写真をよく見ると、大将軍駅の手前の部分がいつの間にか撤去されてしまっているな。
2007年の写真ではつながっているのが分かる。

下層階が完全に廃墟化した大将軍駅も、住宅部分は現役ながらいつどうなるか分からない。
よく見ておこう。


炎天下だが自転車なら楽々。大歓楽街地帯も風を切ってスイスイ。

おおっと。あれは何だ?


こんなところにトラスの鉄橋が。リベット打ちだし曲弦プラットトラスの形は古めかしい。
中路式というのも珍しいな。


橋台も石積みに見え、ほんとに古いように思えるが、橋の名前がついていない。一体何モノ!?



そこを離れ一本北へ行くと、うわっ、これも?


簡素なワーレントラス。こちらも中路式だ。


おや、銘板がついている。

大正十三年、杉山鐡工所。やはり橋名は書いていない。さっきの橋も同じと考えられる。

ああやっぱり古いものだ。しかしこの橋はどう見ても県や市が管理していなさそう。
私設の橋なんだろうか。近隣の商人が杉山鉄工所に発注したのか、杉山鉄工所が地域のために寄贈したのか。
謎は残る。



2号線の船場川に架かる白鷺橋(はくろばし)。


竜山石と鋳鉄でつくられた、優美な橋だ。


さっきの二つとは明らかに雰囲気が違う。





・・・と、近代建築めぐりのはずが、ここまで橋脚と橋しか見ていない(笑)。
こんな駅近くで時間を取ってしまっているが、今日はお城一周する予定なのだ。
まぁ3時間くらいかけて建築を見て回り、そのあと加古川線で粟生まで行って北条鉄道めぐりを
しようともくろんでいるのだが、さてさてどうなることやら。

姫路をチャリでうろつく 〜建築めぐり

$
0
0
白鷺橋から西を見れば、60〜70年代色あふれる集合住宅が。デザイン違いで何棟も並んでいる。

1〜2階が商店や事務所向け、3階が駐車場、それより上がマンションになっているタイプ。
大将軍駅も同じ構造で、駐車場の代わりにモノレール駅が入っていた。

大将軍駅が出たついでに・・・
山陽姫路駅と大将軍駅の間の一帯は、水産物、青果、乾物などを扱う小さな卸売店舗が並ぶエリア。


昔からの自然発生的な市場街であったらしいが、戦後手柄地区に近代的な姫路市中央卸売市場が
整備され移転が進められて以降も一部の業者が残り営業を続けているという。


再開発の槌音がすぐ隣まで迫ってきているが、平日の朝はまだまだ活気にあふれているのだろうか。

以前、姫新線沿いに市場の建物があったように記憶しているが、うろ覚え。鉄道のルートも変わり
駅前がリセットされてしまった今ではもうわからない。

味わいのある国際興業タクシーの事務所。


さて、目的の近代建築の一つ目にようやく到着。今井内科。
診療時間等の書かれたプレートがあるのを見ると今もここで営業されているのかな!?


両側の妻壁はレンガ積み。正面側も彫りの深さを見るとレンガ積み構造だがモルタルを塗っている
ものと思われる。


妻壁のレリーフ。


お城の石垣に沿って2号線を東へ走る。
外堀や石垣の築堤は時代と共に埋められたり崩されて宅地化しがちだが、さすが姫路城。
美しい景観を保っている。


いろんな表情を見せる築堤。


石垣の内側の大部分は公園になっているが、一部は普通に人が住んでいるのだ。

路地を抜けて走ると正面に見えてきたのは、モノリス姫路。元逓信省姫路電信局別館で
1930(昭和5)年の築。→ノバレーゼの報道資料に詳しく書かれていた。


建物の手前にある草の固まりもお城の高石垣。じゃまだと撤去せず仲良く共存。


全面スクラッチタイル貼り。白く汚れているのは、戦時中にコールタールが、戦後にリシンが塗られていた
ためで、きれいに洗い落とされオリジナルの姿に戻ることができたのは、NTT発足の1985年とのこと。


縦長窓が規則的に並ぶ箱型の建物だが、エントランスまわりだけひさしが斜めに張り出し、タイルも
不規則に出っ張るなど遊びのあるデザインが施されている。




国宝姫路城は大改修まっただ中でも、それなりに観光客が来るものなんだな。一帯は結構賑わっている。
姫路市民の憩いの場でもあるのだろう。

姫路をチャリでうろつく 〜建築めぐり2

$
0
0
姫路の建築めぐりの続き。

お城の東側の住宅街を北上。


なんてことのない街並が続き、目指す建物はほんとにこんなところにあるのか?と思い始めた頃、
おお〜、あれだ!!


かつはら薬局。なんと現役である!
右から書かれた「勝原薬局」の文字、もともと薬局として建てられたのだ。




じゃこの塔は!?行灯なのだろうか、四面はガラス窓、人が入れる大きさではない。
すごいのが残っているなぁ。


姫路城のお堀はとても身近。柵がなく水面が近い。子供が転落したらどうするのか!なんて
言う人はいないのだろう(笑)、お堀は何百年も前からここにあるのだ。




城内に建つ姫路市立美術館は、旧陸軍第十師団兵器庫・被服庫。大きくてたいそう立派なレンガ建築で
レンガはつるつる、一つの崩れもない。さすが国の威信をかけた軍用施設は質が違う。


しかしこういうのはちょっと退屈。チラッと見て次へ向かおう。


北へ北へ。


お寺の脇の細いカギ状の路地を抜けたら、町裏浄水場に出てきた。名前が「町裏」なのである。


ここにいくつか古い建物があるようだが、厳重に張り巡らされたフェンスの外から覗き込んでも
木立が邪魔でほとんど見えない。。。


ブロック塀の上から覗き込もうと草むらに入ったら・・・蚊が集団で襲ってきた。退散〜〜!!




この辺で姫路城を約半周。



姫路をチャリでうろつく 〜建物めぐり3

$
0
0
町裏浄水場から西へ走り、兵庫県立大学へ。元、旧制姫路高等学校である。
守衛室に見学を申し出たら快諾。そして「これに載ってるよ」とオープンキャンパス用の資料をくれた。


メインのゆりの木会館。中央の妻部分に凝った意匠が施されている。


トンネル状の通路を抜ける。アーチ部分はモルタルか。


中庭側も同じような意匠。女学校だったという方がしっくりくるような、清楚でかわいい建物だ。


講堂も素晴らしい美しさを保っている。ともに大正15年の築。
塗り重ねられたペンキが年月の長さを感じさせる。



もらった資料をあとで見てみたら、「キャンパスの歴史」がちょろっと書いてあるだけで、
建物の紹介など全然載ってないじゃないか(苦笑)。大学生活ガイドやら問題冊子やらもらってもなぁ〜
いやまさか、来年大学入学を考えている高校生に見られたか!!?
・・・な訳なく(爆)、適齢期の子供がいる母親と見られたのだろう(苦笑)

ここからはまた南下。暑い。。。

すーっと通り過ぎてしまいそうになって、、、、うおっ、ぎょぎょっ!?と二度見。


なんじゃこれは〜〜!すごい風変わりな洋館を発見。
とんがり屋根とラティス格子の窓。側方に張り出したバルコニー風の手すり。




窓が一部開いており今もバリバリ現役の住宅である。
玄関は反対側らしい。表側から見えないか・・・・ぐるっと回ってみるが、門からずっと奥まって
建っており玄関先は全く見えない。庭越しに見えないかと思ったが、庭木が見事に茂っていて
屋根の先しか見えなかった。。。


このあたりかなぁと思って道を曲がると、ビンゴ!澤田医院が姿を現した。




この筋を自転車でもう少し向こうまで走ってみると、古い町家がポツポツと軒を連ねている。
旧西国街道だということは、あとで知った。あぁそうか〜なるほど!



これで姫路城をぐるっと一周回って戻ってきた。

姫路をチャリでうろつく 〜DonJonと白山湯

$
0
0
姫路探索の最後は、さっき目をつけておいた城内のいい感じの喫茶店、DonJonでお茶にしよう。


・・・うっ、北条鉄道に行くなら時間があまりないなぁ。自転車も返さないといけないし、、、
じゃあここでの滞在時間は・・・10分?それはあまりにもったいない。北条鉄道は今日はあきらめるか。
次回にどっかと組み合わせることにしよう。だいたいいつも出発が遅いからこういうことになる(汗)


うわぁ、外観以上にいい雰囲気。木調のインテリアもワイルドすぎず洗練された感じ。
それとテーブルにあしらわれたタイルがとっても素敵!!




看板に「coffee&coffee」と書いてあるくらいだから珈琲専門店だな。
アイスカフェオレぐらい頼もうかと思ったが、ここでも喉の欲求に負けてアイスティに。。。
お冷やと合わせて500mlぐらい飲んだんじゃないかな(苦笑)

氷をもらっとこうと水筒に移した後、空のグラスを見られてちょっと恥ずかしかったのだけど、
ママさん、氷いっぱいあるから入れてあげるわ、とアイスティーのグラスに山盛り入れてくれた。ありがとう〜〜

すっかり体の熱も冷め、喉も潤ったので、さっき通った白山湯に入りに行こう!


4時オープンなのでさっきはまだ暖簾が出ていなかったが、今はかかっている。いいねぇ!!


中に入ると女湯に先客はいない。やったぁ、一番風呂だぁ。
日の高いうちからお風呂に入る、この贅沢(笑)


天井扇がゆるゆると回り、丸い籘カゴが積まれた脱衣所。簾越しの光が何とも涼しげ。

いいねぇ!

おお!浴室は石畳だ。
お湯はなんとなく海の香り。温泉に浸かっているような豊かな気分を満喫した。


帰りに駅前の商店街あたりでみかけた、喫茶みち。この辺もいい感じの店が多いな。
また利用しよう。



遅めの出発だったが充実した姫路探索で満足満足!

玉のまちなみ

$
0
0
三井造船玉野事業所で進水式を見た後は、せっかくなので付近を散策しよう。


かつて造船業が栄えた時代の名残か、スーパーの裏手には立派な商店街・・・だったアーケードが。


なんか痛々しいなぁ。。。全部取っ払ってしまったほうがいいかも!?


レトロな店構えの店が並ぶが、やっているのかやっていないのか。。。





今では自衛隊に期待するしかないんだろうか。

造船所と言う資源があり定期的に進水式が行われ、子供連れや若い人も大勢訪れるのだから、
うまく商売やまちおこしにつなげられそうに思うのだが。
差し当たり、造船所グッズと気の利いたランチ処を作ってほしい!
そうすれば、2千円ぐらいは現地で消費するのに。。。

玉の集落はほぼ碁盤の目状に区画されたまちなみ。造船所と合わせて整備された住宅地なのだろうか。


クリンカータイルを壁一面に貼った風変わりな住宅が。


こんな洋館付き住宅とか。




木造の古い民家もちらほら。




これはどう!?かつはら薬局に対抗できそうな(笑)塔付きタバコ屋。



造船所の敷地の奥の方にも古そうな建物が見えた。

ところで進水式に話は戻るが、今回ちょっと失敗した。
10時半から始まるので10時過ぎに玉橋に着くバスで来たのだが、もう半時間早く来るんだった。
宇野方面から走ってゆくバスの車窓からは、進水を待つばかりの船が海越しにきれいに見えたのだ。
バス停から少し歩いて戻り、船の全貌を先に見ておけば、進水の感動も倍増だ。

三井造船専用線廃線跡をたどる

$
0
0
玉のまちなみをうろついたあと、進水したばかりのCLIPPER EXCALIBUR号を港越しに見る。

さて、地図を見ると気づく。2年前に宇野のまちを散策したときに途中までたどった廃線跡は
市街地をかすめ、この三井造船玉野事業所まで続いていたのだ。


よし、今度はこちらからたどって宇野まで歩こう。


廃線跡はカラー舗装され、遊歩道になっている。


炎天下の昼下がり、一年でいちばん暑い季節のいちばん暑い時間帯。。。多分この日は37度ぐらい
あったんじゃないかな。こんなときに3km近く歩き続けるのはちょっとストイックかなぁ、との
思いも頭の片隅をよぎるが、、、


なんとジョギングしている人が!よりによってこの時間に?大丈夫なのか・・・
熱中症にならないように〜〜


古そうなレンガ塀があったので近寄って見ると、刻印だらけ!




宇野駅から三井造船工場まで続いていた専用線が廃線になった後、同ルートを有効活用して
1953(昭和28)年に備南電気鉄道が旅客路線を営業開始。3年後に玉野市に移管され
玉野市営電気鉄道となった。それも1972(昭和47)年に廃止されている。もう40年も前。


遊歩道のゆるやかなカーブは引込線の雰囲気を十分残すが、その形状以外に遺構らしきものは
何も見当たらない。


トンネルを抜け、遊歩道は続く。
しかし暑い(汗)


さすが、造船のまちであり港町である。あっちの建物もこっちの建物も船を模している。
写真を撮らなかったが玉野市民病院もたぶんそう。




は逆からたどってこの辺までで終わりにしたんだっけ。

脇へちょいちょい道草しながら、宇野の中心部へ出てきた頃にはもう汗だく。。。

宇野駅からの電車は1時間に1本、さっき行ったところだ。ちょうどいい、休憩〜!
前回目をつけていたおしゃれなカフェmagtinaに入り、水をガブ飲み(苦笑)


はぁ〜っ。体も冷めたし水分と栄養も補給したし、リラックスできた〜。

石臼垣

$
0
0
昨日、高槻のまちなかを歩いていたときのこと、、、ありゃなんじゃ!?


うわぁ、石臼じゃないか。石垣ならぬ石臼垣だ。よくこれだけ集めたもんだな!!


ご丁寧に角の部分や門柱の部分は石臼を円柱状に積み上げるこだわり仕上げ。



素敵だなぁ〜!

塀以外の部分はそれほど凝った意匠でないのがかえっていい感じ。


ここのご主人が石臼マニアで、長年集めに集めた石臼コレクションをここぞとばかりに放出したのか(笑)、
それとも、造園屋さんのアイデアなのか。


こんな魅力的な石臼垣に出会えたのは、駅前で借りようとしていた車が出払っていたおかげ!?(笑)
やっぱり歩くと楽しいなぁ。

福島のかわいい線路

$
0
0
ずっとずっと気になっていたものを、やっと写真に撮ることができた。

環状線の福島駅を出て大阪へ向かうとき左手に見える、このかわいい線路。
最初は何かの廃線跡かと思ったが、そうではないようだ。


ここはJRの「大阪電力区」。
何かの試験をするためか、練習用に敷かれたレールと思われる。


謎めいていて楽しいね!

宇野の帰りにいろいろうろつく

$
0
0
宇野から戻って、金光駅を見に行く。金光教の本部のあるところ。
木造駅舎は別段珍しいものではないが古き良き時代のもので好ましい。跨線橋には古い鋳造柱が使われ、
ホームもいい感じ。


今まで車窓から何度か見たことがあり、きらびやかなイメージがあったのだが、
実際は至って落ち着いた雰囲気だった。どこか別の駅と勘違いしたのだろうか??


駅沿いに少し歩いてみる。金光教の施設は駅の南側にあるようで、北側は普通のまちなみ。




もう一つ、西阿知駅にも降りたかったが、水島臨海鉄道にもう一度乗りに行こうと思いたち、
車窓から見るだけに。


水島臨海鉄道は以前乗りに来たことがあって、そのときとても楽しかったので再訪したかったのだ。
水島臨海鉄道の引込線
水島バンザイ!

三菱自工前まで行こうと思ったら水島行きだったので、終点で降りて三菱自工前まで歩き、
三菱自工前発の電車で再び水島駅まで戻ってきた。


そしてこのホームに立っている時、例の、地震の誤報が鳴り出したのだった!
まちのあちこちからサイレン音が鳴り、この高架が神戸の震災のように倒れたらどうしようかと
一瞬身構えた。。。奈良の実家にメールしたが何も起きていないと・・・ほっ。



ところで行きしなの話であるが、進水式開始が10時半、大阪から18きっぷで9時前に岡山に
着くためには、大阪5時発で普通電車3本乗り継がねばならない。うーんそれはちょっとツラい。。。
ということで、相生〜岡山間をひと区間だけ新幹線を使うことに。
実は新幹線は隣の駅までなら通常の新幹線特急料金よりもかなり安く乗れるのである。
もちろん18きっぷでは乗れないので乗車券も別途購入が必要だが、自由席で相生〜岡山を乗ると
乗車券共で2050円。これだけプラスで出発時間を約2時間延ばすことができ、チンタラ各停区間を
ラクチンにすっ飛ばすことができるなら、費用対効果はかなりのものじゃない?

この区間の新幹線一駅計画は前から考えていたのだが、休日ダイヤだとあまり効果的に使える便がなく
(在来線乗り継ぎと到着時刻の差が少ない)、今回やっと実現できた。
折しも、やってきたのは500系こだまだった!

約15分間の優雅な鉄道旅ができたというわけで(笑)。長すぎて鼻先切れたけど(苦笑)

あぁ楽しい1日間の夏休みだった。

東洋民俗博物館

$
0
0
yumeさんから3回分譲り受けた18きっぷ。1回は進水式を見に宇野へ、もう1回は姫路へ。
まだまだ日があるわと思ってのんびりしていたが、今週土日とも雨!!うわぁ、ヤバい。。。
土曜日の朝にYahoo天気を見たら、日曜は東海方面で曇となっていた。よし、18きっぷは日曜にしよう。

こないだから古い書きかけの記事を完成させてこっそりアップしたり、文章や写真を足したり
していて、そんなときに思い出した生駒のパレス温泉。確か当時も入って帰ったと思うのだが、
もう一度入りに行こうと思い立ち、ついでにこないだの延壽堂製薬と同じく「奈良の近代化遺産」展で見た、
あやめ池の東洋民俗博物館も見に行こうと、午後遅めから出かけたのだった。

予報では大阪も雨だったのに幸か不幸かもうすっかり上がっている。

あやめ池は遊園地のあった場所で、その地名は遊園地の代名詞だった。
小さい頃遠足で行ったり親にもちょくちょく連れて行ってもらった記憶がある。
しかし少子化やエンターテインメントの多様化により客が減り、同じく奈良市内にあった遊園地
「奈良ドリームランド」と共に、2000年代に閉園してしまった。
その後あやめ池は高級な土地柄を生かして落ち着いた戸建住宅地として再開発された。


で、遊園地なき今○十年ぶりに「菖蒲池」のほとりに佇んだのだが、賑やかな夢の国は片鱗すらなく、
垢抜けた大人の街に変貌していた。
園内にコースターの路線がめぐり、コーヒーカップ、ビックリハウスなどがあった断片的な記憶があるが
あれがどの辺だったのか、今の風景からは全く思い出せない。十年ぐらい前までは営業していたのになぁ。。。


寂しい感慨にふけりながら池のふちを歩いて行くと、数分で目的の建物が見えてきた。
うわぁ〜!こんなのが昔からここにあったのか!


ドアが閉まっていたが隣の家に声をかけて下さいとの張り紙がある。ネットには16時半までと
書いてあったから断わられるかなと思いながらインターホンを押すと、はいはい今すぐ開けますと。
しかも理事長自らガイドしてくれるらしい。


ここはスタール博士という人類学者が民俗資料収集のために各地を行脚したときに
助手兼通訳として同行した九十九豊勝氏が収集、研究した資料を保管•展示しているのだとか。
理事長はその息子さんであり、仕事を引退後ここに戻り管理されているそうだ。


シンメトリーなフォルム。中央の入口ひさしを支える一本柱が印象的。
入口の両脇の縦長窓にはステンドグラスが。




ご開帳〜


入口正面にはショーケース空間が。中央のは「長寿椅子」。座った写真を撮って下さった(笑)。


入口脇のステンドグラスの図柄がモダンで実にいい。女性の色っぽい足が見えるだろうか。


部屋の仕切りはチューダーアーチっぽい形。縁に凝灰岩による装飾が施されている。




展示室には、世界各地から集められた民具、玩具、魔除け、など貴重な民俗資料がわんさか。
鳥の巣やミイラまで。。。(?) 什器類も当時のものだとか。


ユニークでユーモラスなお父様のエピソードを散りばめながら資料の説明をして頂き、
また奥の秘密の小部屋の展示物も見せて頂いた。



ちなみに、理事長さんは不在の場合もあるのでここを訪れるときは事前連絡する方がよいとのこと。

あやめ池温泉とパレス温泉

$
0
0
東洋民俗博物館で展示物の説明をしていただいた後、最後にあやめ池の昔の案内図を見せて頂いたのだが、
これがとても興味深い。池のぐるりを汽車が走り、ボート乗り場や演芸場、映画館などがある。
遊具エリアはわずかで、無料休憩所が多数配置されゆったりと散策できる公園だったようだ。


駅の南側に注目すると、大きな温泉センターが立地し、その横には新地も描かれている。


「あやめ池温泉場」と書かれた絵葉書も。こんなモダン建築が駅の南側にあったとは!
聞くと昭和20年代ぐらいまであったらしい。温泉地の名残はあるんだろうか?
理事長いわく、新地の建物が個人病院になっている、と。ええっ、残っているのか!


もう夕方だが、博物館を出て温泉場の付近をちょっと歩きに行ってみることに。


駅もロータリーができ洗練された雰囲気になっていたが、遊園地時代からの幅広の階段は健在。
そして駅南側へ通じるこの通路もおそらく変わっていない。


あやめ池商店街のアーチがレトロな雰囲気。


南側は昔ながらな表情。以前は動物の形をしたかわいいベンチがあった記憶が。


駅からまっすぐ歩いていくと、大きなマンションと、その手前に立派な大屋根の木造建築が。
ここだな。マンションの敷地に温泉場があったと思われる。


そして今は病院となっているこの建物。1階は改修されてしまったようだが、2階の連続窓は
まさに当時のままの姿と思われる。すごい。

この筋にある旅館もやはり温泉時代からの流れを汲んでいるのだろう。

あやめ池の元温泉地をあとにして、生駒の温泉へ移動。パレス温泉、お風呂屋である(笑)。


向かいの元旅館と思しき木造3階建とあわせてとてもいい雰囲気。ちょっとした温泉地の路地のような。


あるいは、ほんとに温泉地だったのだろうか??


各所化粧合板などに替えられているが昔ながらのお風呂屋。あぁリラ〜ックス。


生駒市内で最後の1ヶ所らしいが、私が滞在している間にも次々お客がやってきて賑わっている。
常連さんの置き荷物も棚に30個ぐらいあるし、まだしばらくの間は安泰そうだ。ほっ。



竜宮通り社交街

$
0
0
進水式に続くバラ取り夏休み第二弾で、沖縄へ犬連れで。

今回はお連れの方々をあちこち案内、とても喜んでもらえたのでよかった。

自分の気ままにうろつく時間はあまりなかったのだけれど、夕食後にちょろっと寄り道。。。

数年前も歩いた竜宮通り社交街、国際通り側から見てもやっぱり魅力的で引き込まれる。
大勢の観光客が夜遅くまで買い物をし食べ歩く国際通りのすぐ裏手。

う〜ん、もはや演歌の世界でも今やこんな風情はないだろう。

木造やモルタル塗りの小さな建物に、色とりどりの突き出し看板。
中が見えず妖しげな雰囲気。。。惹かれるがちょっと入れない。。。



この竜宮通りにつながる桜坂もまた細い路地に小さな店が並ぶが、そちらはまだ若者が入れる
雰囲気の店も。

数年前の時点で、桜坂地区の真ん中を貫く道路の建設工事が進んでいて、地区は分断され
かなり店の数も減ったと思われる。
それでもまだ、一体どこからアクセスするのかわからないような裏路地にも灯りが灯っている。


なんでも、戦後のアメリカ統治時代にはこの辺りは沖縄一の歓楽街だったというが、返還後は徐々に寂れ
場末となっていたのだが近年再びにぎわいを取り戻してきているらしい。


私が始めて那覇に来たのは約20年前。そのときはまだ街をうろつく趣味はなかったが(笑)
国際通りからは一銀通りと沖映通り、消防署通りぐらいしか広い道はなく、その裏側は
混沌としていたような記憶が。。。


沖縄の風景は毎年毎年目に見えて変わっていく。本土資本のチェーン店が進出しだしたここ数年の
変わりようは凄まじい。
那覇のまちなかを車で走っても、東京や大阪や他の都市と同じ店が道路脇に並ぶようになり、
てんぷら店やさしみ店、冷やし物店や山羊料理店など沖縄独特のお店や、
壁に店名が直接ペイントされたモルタル塗りの建物など、沖縄の独自性が年々薄れてゆく。。。
今初めて那覇に降り立った人は、かつてのようなカルチャーショックは受けないだろう。


大規模な開発があちこちで進められる那覇のまちなかで、色褪せながらも残るモルタル塗りの
小さな店を見ると、ちょっと切ない気持ちになり、がんばってほしいなと思うのであった。。。

私は地元系のお店を応援したい。お土産などお買物は是非「サンエー」や「かねひで」で!

大垣で時間つぶし。。。

$
0
0
あやめ池へ行った土曜日、夜またYahoo天気を見てみたら、あっ、日曜も雨になってるじゃないの!!
来週は完全にダメなので18きっぷを使い切るチャンスはこの日曜まで。もう雨天決行するしかない。
しかしどこへ行くか。雨なので町歩きメインは無理だし、土砂崩れや強風で止まりそうな路線は×、
西から来る雨雲を避けるなら東か、、、テンション上がらないままとりあえず大阪駅に出て、
米原行き新快速に乗ったのは11時。遅っ(汗)

米原に着いた時点でもまだ目的が決まっておらず(爆)半ば惰性で大垣行に乗り継ぎ、
また豊橋行に乗り継いだ。雨は降ったり止んだり。

大垣を出発して、並走する樽見鉄道の線路を目で追っていたら、ちょうどJR線から
逸れていくあたりに佇む東大垣駅のホームが目に入った。おおっ、いい感じ!
そしてその直後に鉄橋が。JRのと旧線らしきものと樽見鉄道のと3つが並ぶ。
よしっ、引き返して樽見鉄道に乗ろう。
幸いすぐ戻り列車があるので今ホームに待機している便に間に合うな!
意気揚々と大垣へ戻り、樽見鉄道のフリーきっぷを買おうと財布を開けると、1000円しか
入ってないじゃないの!なんで??(爆)
結局今の便はあきらめ、お金を下ろしに駅を出る。次の便は1時間半後。あいたたた・・・

仕方ないので大垣駅北側に見えた古い建物を見に行こう。


駅の真ん前にそそり立つ高い煙突と、変電所のような建物はすごいインパクト。
こんなん前からあったっけ??


地上を歩いて行くと、、、あっ、「大垣に住もう」ってこういうことだったのか!
そう、少し前までこの一帯は大きな工場だったんだ。そこをガサッと取り壊して、宅地を造っているらしい。

もう敷地の大半は平らに造成され、駅に近い部分のみ建物が残っていた。

この煙突は保存するんだろうか。
いや、化学工場の跡というのは住宅地としてはマイナスイメージのはず。跡形もなく消し去るのだろう。

たまたま出くわした刹那的な風景。

続いて駅北側の旧来のまちの中へ。

おお、当たり。いきなり現れた電気湯。残念ながらもう廃業しているようだが、沖縄の「ヒンプン」を
思わせる石の衝立が珍しい。


男湯の文字は焼き物のようだ。女湯はなくなっている。


電気湯という名は時々あるが、近代的設備を備えたお風呂屋のイメージで売っていたのだろう。
今では屋根の上に特大ソーラーパネルを乗せて自ら「電気」を作っているようだ(笑)


隣の油屋さんも素敵な佇まい。


そしてこちらは、なになに?蒟蒻屋!?コンニャクは豆腐屋の片隅で売られるもんだと
思っていたが、そんな専門店があったのか!へぇー


こちらの美容院は面格子が秀逸。


ぐるっと回って行くと、迫力ある黒壁が現れた!酒蔵かぁ〜
大垣は水の豊富なまち、酒造も発達するはずだ。「みのにしき」という銘柄のお酒を造っているらしい。


なぜかリンゴ箱がたくさん。しかも、国光、世界一、スターキング、紅玉、、、と様々。


JRのアンダーパスを抜けて駅の南側へ。こちらの駅前は以前ちょろっと歩いたことがある。
うれしいことにこの食堂は健在。「薄利多売」というのが店名か?


ここにもお風呂屋が。都湯。ここももうやってなさそうで残念。。。


駅へ戻り、1〜3番線ホームにかかる古い木造の跨線橋に上る。
米原駅のようにこれもいつなくなるかわからないから、よく見ておこう。


さて1時間半を何とか楽しく過ごし、ローソンで下ろしたお金で樽見鉄道のフリーきっぷを無事購入。
鮎3匹付で2200円。
おもしろいことに、鮎釣り用のおとり鮎(引換券)か、鮎の甘露煮かを選べるのだ。
確かにどちらも3匹で頭数は同じなんだけどさ・・・。私はもちろん甘露煮を(笑)

ということで、無事樽見鉄道車中の人となる。

続く。

樽見鉄道の車窓風景

$
0
0
駅周辺で一時間半遊んでから戻ってきた大垣駅の6番ホームに停車していたのは、何か三木鉄道みたいな色で
一部広告の入った車両。さっきの落ち着いた水色でヘッドマーク付のがよかったなぁ。残念。。。
まぁ、また途中で出会えるか。
(後で調べたらやっぱり三木鉄道の車両だったらしい。それはそれで再会できてよかった!
ちなみに北条鉄道でも同様に三木鉄道の車両が使われている)

樽見鉄道は元国鉄樽見線を引き継いだ第三セクター鉄道。
とりあえず沿線の様子を知るために終点の樽見まで乗り通すことにしよう。
それで途中下車したい駅の目星をつけて、2〜3ヶ所途中下車したいなぁ。
車内は意外と若い子でいっぱい。

さっきJRから見た北大垣駅は外せないな。鉄橋もあるし、最後にゆっくり見に来よう。


東大垣からはしばらく直線路線が続き、田園と住宅や商業施設が混じる郊外の風景。
単線の棒線駅でホームに小さな上屋があるのみの小さな駅がいくつか。
ショッピングセンターのある「モレラ岐阜」駅で若い子たちはほとんど降りてしまった。

乗ってきた列車は本巣駅止めで、向かいのホームに乗り継ぎの列車がやってくるという。
あっ!やってきたのはさっき乗り過ごしたヘッドマーク付きの車両だ!


「時刻表50th」のヘッドマーク。いいね!!


本巣駅は行き違いできる駅で、駅舎があるし車庫もある。後でおりよう。

車内はガラガラだが、後方の運転席横でパノラマを楽しむ。

本巣駅を出ると左手に大きな工場が見えてきた。山の中腹にはコンベヤーも見える。セメント工場だな。
最寄りの織部駅からでもだいぶ距離がありそう。見に行くには遠いかなぁ?


そしてこのあたりから、美しい川の風景と緑のトンネルが交互に楽しめる、旅情たっぷりの
至福の区間。




はじめのうちは浅瀬が広がり鮎釣り人も見えるが、蛇行する根尾川を何度も渡っているうちに
次第に深い渓谷に変わってゆく。さざなみでキラキラ光っていた水はゼリーのように透き通り
川底を映す。




谷汲口駅の構内には古い車両が置かれている。開業当時は大垣からこの駅までで、ここが終着駅
だったはずだが、そんな雰囲気は感じられないなぁ。ガランとしていて寂しい。。。


その次の神海駅は雰囲気があるな!駅舎もあるし、降りてみたい候補駅だ。
ここは開業から2年後に延伸されてその後30年以上終着駅だったところ。やはり風格を感じる。




山村を抜けて、終点樽見に到着。さすがに途中の村よりも若干まとまった集落であり、
駅舎というのかどうか分からないが、ロータリーに新しい待合所が整備されている。
しかしちょっと驚くことに、ここは第三セクターになってから延伸された終着駅なのだとか。

ところでこの列車が折り返すまでの約13分の間に見に行きたいものがある。

これ(笑)。さっき車窓から見えた「樽見駅」の道路案内板。かわいいよね〜!

やっぱり水色に赤白ラインがオリジナルカラーだな。



樽見のメインストリートには間口の大きな商店が並ぶが、しもたやが多そう。寂しいなぁ。。。
でも金融機関や役所もあるし、かつては街道筋の要所だったのだろうか。


ホームから道路を越えて先に伸びた築堤はいい感じで、見に行きたかったのだが
折り返し便に乗り遅れては大変だ。

再び車中の人となり、さっき見た風景を復習するように楽しむ。

鍋原(なべら)駅のホーム裏の畑で栽培されているのはもしやヘチマ(ナーベラ)か?(爆)

いや、キュウリだな(笑)




やっぱりまずは本巣駅へ。。。

続く。
Viewing all 1991 articles
Browse latest View live