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タイルのマラッカ(3)

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(2)からの続き。

昼食は、Bistro Year 1673で。ここは古い建物(商店なのか邸宅か不明)を改装した
おしゃれなビストロ。店の名前からするとこの建物はもう340年経っているということ??
オランダの植民地時代の建物か。
まちなかには壁に年号がかかれた建物が多い。


トンネル路地のような入口から入った明るい中庭でお手ごろなランチセットを食べる。
単品のメニューは結構高いようだ。。。


中庭もいいが、建物内の席もいい感じ。建物の古さがうまく生かされているなぁ。ファンライトが素敵!!


ヒーレンストリートのババニョニャヘリテージ博物館を見に行く。富豪の邸宅を博物館にしたもので、
内部のタイルもすごいし調度品やら刺繍などコレクションの数々の豪華なこと。
結構高い入場料を払うのだが、内部写真撮影禁止。。。残念。
(※記憶違いにより記事の順序修正)

併設のカフェ1511でジュースを飲んで一休みしたら、またまちをうろつく。
買い食いしたりしながら、モスクや仏教寺院などを見に行く。それらは後でまとめて紹介することにする。




夕食はプラナカンの邸宅をそのままレストランにした、その名も「レストランプラナカン」へ。
実は昨日の夜も行こうと思ったのだが閉まっていて、この日もさっきまで閉まっていたので諦めかけて
いたのだが、宿で休憩してから再び通りかかると開いていた。


すごい!!外観からゴージャスだったけど、内部はもっとすごかった!
まずは床が全面ぎっしりと、色土タイルのモザイク。


壁のタイルも他では見られないような色、柄、配置。
この洗練具合は本場イギリス製のビクトリアンタイルに違いない。有名なミントン製だろうか。


緑系と茶系の濃淡のなんとも上品な色あわせ。セレブだね。。。


素性のわからないタイルも。白地に青一色のこのタイルは転写タイルのようだが、他とはちょっと異質。




店は奥深くとても広い。フロアの中ほどにある階段まわりも濃密。
他のお客さんがいたし母親がうろちょろしていたので私はおとなしく席に座り、タイルに囲まれた
幸せをかみしめる・・・(笑)


建物とは裏腹に料理は実にシンプルで品数も少なめ。まちなかの大衆食堂並みに簡素な盛り付け。
もう少しぐらいゴージャスな料理と雰囲気を演出してもいいのでは??と、この私が思うぐらい(苦笑)。
ま、リーズナブルにこの空間に浸れるのはうれしいことだ!


プラナカンで食べたデザートがしょぼ・・・いやいや、上品な盛りだったので(安いなぁと思ったんだよ)
店を出てからジョンカーストリートの夜市で食べ直し(笑)。


朝早くから夜遅くまで動き回っていろんなものを食べて、満喫した1日だった。


続く。

タイルのマラッカ(4)

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(3)からの続き。

マラッカ3日目、昨夜遅くまで遊んでいたので早朝の散歩はなし。
昨日のうちにまちの中心部の見どころの大部分を回ってしまったので、翌日は何をしようかと
昨日の夕方にいろいろ偵察しておいた。

宿と同じヒーレンストリートに面したこの何てことのない建物。マラッカに来てから何度もこの前を
歩いていたのだが、実はあの、高級食材である「ツバメの巣」を、ここで養殖?しているのだ!


ツバメの巣と言えば、高さが100mもあるような大きな洞屈の天井近くに作られた巣を
現地人が命からがら採取するような映像をテレビで見たことがあるが、なんとこんなまちなかで
作られて(?)いたのだ!

開店を待って入場。

六角形の敷き瓦が目を引くこの建物もかなり古いもので、ボロボロに朽ちかけていたのを、
大改修したということも入ってから知ったことである。


建物の上空をくるくる飛んでいるツバメは中庭から家の中に入り、光の入らない真っ暗な部屋の
天井の梁に巣を作り卵を産む。その巣を集めて、洗って羽などの不純物を取り除き、再度整形して
商品にする。その作業をすべてここでやっているのだ!
各工程を見学でき、豊富でわかりやすい展示資料を見ながら説明を聞いて、そして食べることもできる!!


ツバメの巣がけマンゴープリン、900円ぐらい。母親が食べたのはツバメの巣スープ、1500円くらい。
餃子大の乾燥したツバメの巣が10個30000円くらいで売っていたので、かなりお手頃と言える。

味は・・・特にない。白きくらげや寒天とあまり変わらないかな(苦笑)

2階の窓から屋根瓦を間近で見ると、日本の本瓦やスパニッシュ瓦のように、上下の瓦を組み合わせる
構造なのがわかる。沖縄の赤瓦にも似ているが、半円形でなくL字型の断面で先が少し細い。そして、薄い。

かなり楽しめたツバメの館であった。
公開しているのはここだけだが、こういうツバメの館は他にもあると見え、ここはそうだろうなと思う
建物をいくつか見た。

鉢植えに彩られた魅力的な家々のファサード。


このあとタクシーを拾って、近くの島へ遊びに行った。
観光案内所で聞いても「何もない」と言われたほど(笑)ほんとに何もない島で海も濁っていたが、
石英の多い砂は透明感があって美しかった。


島から帰ってまたまち歩き。帰りののタクシーの車窓から見えたタイルを見に行くのだ(笑)。
オランダ広場からブキッチナ(中国の丘)方面へ向かって歩く。


ヒーレンストリートと同じように、床や壁にタイルが貼られた建物が並んでいる。
その中でも、ここはいったい・・・!?ファサードや軒下の飾りがすごい!!


開いていたドアから中を覗いてみると、うわっ、、、立ちすくむようなこの渋い雰囲気は・・・バー?
カウンター内のおっちゃんにおずおずと「見せてもらってもいいですか」と聞くと、ジロリ、と。


美しいタイル床が奥まで続く。うわぁ・・・入って行きたいが・・・パパッと数枚だけ写真を
撮らせてもらって、ありがとう〜と退散。。。


壁には美しい銅版転写タイル、マジョリカタイルが。これはイギリス物だろうな〜

ここは、イースタン ヘリテージ ゲストハウスという宿。
泊まればじっくり見れるかも〜〜と思って調べてみたら、客室は・・・・う〜ん???

この並び、すごいかも〜〜〜


続く。

姫路駅前

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久々に仕事で姫路へ行ったら、長らく工事中だった駅の大改修と新しい駅ビルが完成していた。
改札を出て、あれ?いったいここはどこだったっけ???と数秒間立ち尽くしたほどの変わりよう。


元のホーム跡に建った新ビルがpiole(ピオレ)という商業施設になっている。
とってもおしゃれでクール。入っているお店も結構個性的でついのぞいてしまう。。
ここでお昼を食べようとB1に降りたら、あれ、明るい・・・広いサンクンガーデンが取られているのだ。
へぇ〜!駅前に。面白いなぁ。
ランチセットが1000円超という価格帯にもかかわらず、若い奥様方や初老の夫婦や、女性お一人様など
多くの人が食事を楽しんでいた。

サンクンガーデンから地下街を通って、FESTAのあたりに出られるようになっていた。

しかし地上は・・・まだできあがっていないみたい。鋭意工事中。
このあたりに古い駅ビルがあったなぁ。。。そして姫新線のホームが最後まで地上に残っていたっけ。

pioleの向かいは・・・立ち飲み屋や金券ショップや新旧さまざまなお店が軒を並べ、
細い路地やすごく古い木造の建物があったりする、相変わらず雑多でわくわくする商店街。
うまく共存してほしいなぁ。

駅ビルの真正面だけでなく、東側、そして西側にも大きな工事中の空き地が広がっている。
まだまだ姫路駅前は変わっていくんだろうな。

姫路モノレールの遺構は健在で、ほっ。

モノレール跡は前にたどって歩いたけど、実は姫路城周辺をあまりゆっくり歩いたことがない。
今度18きっぷの時期にゆっくり歩きに来ようっと。

タイルのマラッカ(5)

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(4)からの続き。

イースタン ヘリテージ ゲストハウスの並び、そしてその向かいは、かなり見ごたえのある
タイルストリート。1軒ごとのタイルが貼られた面積で言えばヒーレンストリート以上かもしれない。


ヒーレンストリートでは特別豪華なところ以外は壁の下の方に数段、ボーダー状に貼っていること
が多く、1段だけの控えめなところから、3段、4段と違った柄のタイルを積み重ねるほど豪華に
飾られていた。しかしここでは窓の下まで高さ1mくらいの部分に全面的に貼っている。


面積が広いから迫力があるな!保存状態も結構いい。
床の象嵌タイルも上質なものが見られた。


このあとブキッチナに上る。さっきの通りは、麓にある中国寺院、宝山亭(ポーサンテン)の参道
だったのだろうか。丘の上はいちめん沖縄の亀甲墓のような中国墓が。(沖縄のが中国風なのだが)
丘の土はこんな赤い土。こないだのセントポール教会などで見たラテライトの風化した土なのだろう。
教会で使われている石も近隣で切り出されたものなのかもしれない。


丘を下りてから違う道を通って帰ろう。


おお〜っ、こんなモダンな建物が!市場である。壁に書かれた年号は1953、戦後建築だ。
もう夕方近くなので店はやっていなかった。朝来てみたいな!


市場の近くで氷を食べる。これがまぁ、デカくておいしい!!ここのが一番おいしかったなぁ。


私はマンゴーカキ氷を。


ここもツバメ長者の家か?隣の建物からは鳥の声が聞こえていた。。


クライストチャーチの前へ出てきた。この教会は赤すぎるが(笑)1753年にオランダ人によって
作られたプロテスタント教会である。、


このオランダ広場付近の建物群は全部この色に塗られている。
なんでこんな色なのか。私が考えるに、元々この地にあった要塞やセントポール教会なども
あの赤いラテライトで作られていたので、それを模した色が外壁に塗られるようになったのではないか?
それにしてもちょっと毒々しいというか、厚化粧な感じがするなぁ。。。

鄭和記念博物館。

スタダイス。元市役所である。他にもこの一帯の古い建物はいろんなミュージアムとして公開されており
旧要塞エリアは一大文化施設ゾーンとしてマラッカ観光の中心地となっている。


夜、ご飯を食べようと店を探したが、日曜だからか時間が遅いからか、どこもここも開いていない!
食いっぱぐれそうになって、しかたなくBisto Year1673へ行ってコースを注文。
ところがこれが、量も多くてデザートまでついて、値段も二人分で3000円弱なら全然安いじゃないの!
しかも感動的においしい!!大満足のディナーだった。


チャイナタウンでいくつか見かけた商店の窓は、こんな上下に開く板戸がついている。
日本のばったり床几みたいに下側の扉がテーブル状になるのかとも思ったが、脚がないし・・・
どうもそんなふうにはなっていないようだ。


タイルのマラッカ(6)

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(5)からの続き。

最終日の朝はまたちょっと早起きして散歩。あぁ〜朝はすがすがしいなぁ。日本ではありえない(苦笑)


赤い町並みを通り抜けて、昨日見た市場へ行ってみよう。




川べりをゆっくり歩いて、寄り道しながら。。。


今日は開いているぞ。モダニズムな市場は実は、看板建築なのである。後に三角屋根が見えている。


中に入って見ると、意外と簡素な鉄骨組だ。
朝8時すぎでもうお客もお店も片付けに入っているが、市場はどこの町でもおもしろい。
物珍しいものをいろいろ買いたくなるが、ヤシ砂糖ぐらいでがまんしておこう。。。


市場近くの商店の店先にもタイルが〜


このあとインド人街を散策。エリアごとに特色があっておもしろい。但しここにはタイルがなかった。
このあたりは多分比較的新しい建物なのだろう。


そこからまた橋を渡って宿へ戻ろう。
チャイナタウン内は毎日歩くたびに違う道を通り、ほぼすべての道を網羅した。
通ったことのない道を歩くと、見たことのないタイルに出会える。


これも銅版転写だろうが、伊万里のような色合いが新鮮!




家の前に据え付けられた、だるまストーブならぬ、だるま焼却炉(?)。このあたりは職人通り?
いろんなモノを家内工業で作っているようだ。トライショーのハデハデ装飾を作っている店も。


くずかごとして使われているのは、「あれ」じゃないの。
型抜き鉄板は国境を越える!


このあとヒンドゥー教寺院の前を通りかかったら、珍しく開いていたので中を見せてもらう。
写真の枚数が多くなって中途半端になるので、先に見たイスラム寺院とあわせて最終回で紹介することに。
そろそろ宿へ戻ろう。写真は宿近くの建物のファサード。


3泊泊まったババハウス。古い邸宅を活用したホテルで、カワイイディテールがいっぱい。
とってもリーズナブルな料金で泊まれるのがうれしい〜


ちょっと掃除に手抜かりがあったのはご愛嬌(笑)、親切ないい宿だった。


喫茶ホワイト

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昨日は塩屋のジョネス邸の見学会に行ってきたのだが、帰りに元町で下車して
モトコーをいちばん西の端まで歩いてきた。外は雨。だんだん土砂降りになってきた。。。

レンセイ製菓でお菓子を買って。骨董かガラクタか、ビンテージかゴミか(苦笑)分からないような
モノを見ながら。。。。西へ、西へ。


6番街の端にある喫茶ホワイトで休憩。商店街側からと外側からと両方から入れる小さな喫茶店。
ミルクティーを飲みながら、雨が止まないかと窓の外を眺めていても、いっこうに止む気配がない。
店内には百合の花の香りが満ちていた。


モトコーの海側の並びはたいがいここと同じように奥行き1間半ほどの小さなお店だ。
チェーン店などひとつも入っていない。個性的な、むしろ個性的過ぎるお店ばかり(笑)。
この薄く小さな空間が実にいろんな使い方をされているのはとっても面白いなぁ!


シャッター締切のところも多そうだが、若者のお店ももっと西へ進出してもいいんじゃない?
新旧、ジャンル、多様なものが混在することが楽しいよね!!

タイルのマラッカ(7)

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(6)からの続き。

写真の枚数の都合上、最後に宗教施設ばかり最後に集めてみた。

マラッカのまちなかには古い寺院がいくつもある。しかもこのまちの歴史を体現するように、
イスラム寺院、ヒンドゥー寺院、中国仏教寺院、と各宗教の寺院が同じ通りに仲良く隣合っているのだ。
またほど近いところにキリスト教の教会もある。


角地に建つ塔が目を引くカンポンクリンモスクは1868年の建立。
玉ねぎ形ドームでなく宝形造の屋根を2段重ねたような形は、古い北スマトラ様式なのだとか。


現在補修作業の真っ最中。でも扉が開いていたので入ってみることに。


おお、ここにもタイルが!階段の蹴上げの部分に貼るとは心憎い。


正方形のお堂のまわりはテラスのようになっており、三方に入口扉がある。
沐浴場が隣接しているのはイスラムだけど、なんだか日本のお寺と似ているな。


休憩中の工事のおっちゃんたちに中へ入って写真を撮ってよいか聞くと
いいよと言うので入らせてもらった。工事中だからか、靴は脱がなくていいという。


お堂の中は意外に明るい。


上を見上げると、2段に重なった屋根の間から入った自然光が、透かし彫りの天井を通して室内に
届くようになっている。屋根と屋根の間も色ガラスがはまっているようだ。


内部の壁の腰張りもタイル。傷んでいるタイルには印がつけられ、補修を待つ。


お堂の中央には補修用の新しい白タイルが箱で積んである。マジョリカタイルは新しいものが
あるのか、当時のストックがあるのだろうか。

床は一面シートがかけれていたが、めくるとこちらもタイル貼りなのだろうか?
しかしタイル貼りの姿のまま直そうとしているのはうれしいこと。きれいに甦るのを期待!

お隣のヒンズー寺院もマレーシア最古なのだとか。マラッカは古い街である。
3度目に前を通ったとき扉が開いていたので覗き込んだら、タイル床が中まで広がっている!


きれい〜〜。


入口に座っていたおっちゃんに聞いたら入っていいよと。うゎ、うれしい。。
靴を脱いでそろそろと入ると、部屋の中は全面色土タイルのモザイク張り。端はボーダー状の
デザインになっており絨毯のようだ。


部屋の中央に小さな部屋があってその周囲をぐるりと回れるようになっている。
小部屋には祭壇がありご神体が鎮座していて、入口扉から中を覗き込んだら、さっきのおっちゃんが
慌てて「その中に入ったらダメ!」と。
宗教施設は気をつけなければ。


周囲に並んだ小部屋はかなり小さく人が入るような造りではないが、それぞれ神様が鎮座している。
曼荼羅のような平面構成だ。


小部屋の床や奥の壁にまでタイルが使われている。圧巻!


壁のタイルもイギリス製っぽいあめ色と上品な柄。


クローバーがぶら下がった柄、かわいい〜!!
ヒンズー教っぽくない気がするが。。。あまり関係ないのかも?

外からはうかがい知れない濃密なタイル空間をかいま見れてよかった。


同じ通りにある中国仏教寺院、青雲亭(チェンフーテン)は、マレーシアに現存する最古の仏教寺院で
1646年建立。不思議なことにここには敷瓦はあるがタイルが一切使われていない。
靴を脱がない空間だからだろうか、と思ったが、おそらくもっと時代が古いからだろう。

境内にまつられているトラ地蔵。カワイイ〜


チャイナタウンからマラッカ川を挟んだところに、キリスト教の教会もいくつかある。
オランダ広場のクライストチャーチカンポンモルテン近くのセントピーター教会。
そしてこれはカトリックのザビエル教会。


アプローチの床にタイルが。


ドアが開いていたので中を除くと、高いヴォールト天井に美しいステンドグラス。
若い男の子が一人ぽつんと座っていた。邪魔しないよう、写真を数枚撮ってそっと出た。

宗教は違っても皆信心深く、神に祈る姿は心を打つものである。
人々の姿を見て、無宗教の自分も心が洗われる。


これにて、タイルのマラッカは終了。長らくおつきあいありがとうございました〜

車窓からヨ

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今日、仕事中に兵庫県の内陸部を車で通りかかったときのこと。
おや、あれは何だ??もう一度戻ってもらった(笑)。


サビサビの鉄のかたまりと化しているが、前後にデッキのある古い鉄道車両だ。
なんでこんな山中に。どこからきたのだろうか。
近くにJR線は走っていないし、神戸電鉄も離れているし・・・

最初はスクラップのために置かれているのかと思ったが、こんな古い形のものを今頃誰が捨てるというのか?
いやいや、これは一応「保存」してあるのだろうな。

帰ってから写真を拡大してみたら側面のナンバーは「ヨ5105」、車掌車らしい。
後ろにはワムらしき貨車もあり、改造して居室として使っているようだった。

ずっと昔にスクラップに回されてきたのを、つぶすに忍びなくてずっと今まで置いてあるのだろうか。
それとも、払い下げで入手したものの置くところがなくてやむなくここに雨ざらしにしてあるのか。。。

山間部に切り開かれた道路の単調な風景の中で、思わず目を引かれたヨ。

陶芸作品展にスクラッチタイル出品

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陶芸教室の作品展が開催された。
今回はノンジャンルというので、迷わず「タイル出します!」(笑)
去年からちびりちびりと作り続けたスクラッチタイルたちをずらりと並べてもらおう。


会場は古い洋館付き屋を改修した素敵な空間。焼き物の作品を飾るのにはぴったりだ。
正方形に並べてほしいということ以外は展示方法についてはお任せにしていたが、
モリス模様の美しい織物の上に並べて頂いた。

直前に焼き上がった新作も含まれており、私自身会場で始めて手に取って見た(笑)。

教室に用意されている釉薬を使って、美しいグラデーションによる味わいを目指し試行錯誤しているのだが、
これはなかなか面白い感じじゃない!?半端土を使って作った半分サイズのタイルに、黄色釉と織部を
部分的に重ねてかけたもの。今度はフルサイズのを作ってみよう。


これは夏らしいさわやかな一品(笑)。白化粧の上に青釉とトルコ釉を筆で置いた。
実は、青と水色の間がもう少し混じってぼやけてくれるかなと思っていたのだが、青釉が強くて
結構はっきりしたストライプ模様になった。色がきれいに出ているからか評判がよかった。

使い慣れないiphoneで写真を撮ったら、右上に指が写ってしまった・・・(汗)

一同に集まった他の人の作品は、大物あり、緻密な作品あり、渋いのあり、カワイイのあり・・・
皆スゴくて、いろいろ刺激された。これからもまた試行錯誤してみよう!!

喫茶ベン

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神戸電鉄の鈴蘭台駅から粟生線の急勾配をよっこいしょと上ったところが鈴蘭台西口駅、
そしてその次がこの西鈴蘭台駅。


山を切り開いてつくられた台地の上にある駅だ。駅前すぐに70年代風情満載のニュータウンが広がる。


ある棟の1階に素敵な喫茶店を発見!


白いモザイクタイル張りの外観とは裏腹な、レンガ使いのシックな内装、赤いモケット地の椅子。
人間は白い箱の中では生きて行けないんだなぁ。。。と思う。


ちょっと休憩して冷たいアイスティを飲んだら、だらだらかいた汗もすーっとひいた。

これから猛暑の季節。水分補給を!

まぐろ通り

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御堂筋、中央大通など、幹線道路には愛称がつけられていることが多い。

これも!?(笑)


サンマのことを英語で「mackerel pike」と言うなんて、初めて知った。

仕事で行った某所にて。

尼崎駅前風景

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猛暑の中、久々仕事でJR尼崎をうろうろ。
このあたり数年前に何度も通っていたし、数日かけて尼崎港線の廃線跡をたどった記事も書いた。

廃線跡、ときどき廃川跡
廃線跡、のちお風呂屋
廃線跡、所により衝動買い(?)
尼崎港線は続く
尼崎港線のレンガ

COCOEや新しい街の商業施設はもうすっかり尼崎市民の生活圏として定着したようだ。
空き地だった西側のエリアにも続々とマンションが建ち上がってきており、完成間近。
景観に配慮されたクールでおしゃれなまちなみ、広い道路や公園には緑が配され安全で健康的なイメージ。

一方で、隣接する昔ながらのまちなみも健在。
道路一本を挟んで、こんな未舗装の私道に面した長屋が。


もちろん住環境は新しいマンションの方がずっとよいのだろうが、こういう風景の方に心がざわめき
慈しみを覚えるのは、昭和生まれの人間の性であろうか。。。


この長屋の住人もCOCOEへ日々夕食の買物に行っているのだろう。
さて、新しいマンションの住人は、このお風呂屋へ入りに来ているのだろうか。

廃線跡その後

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こないだ仕事中に環状線に乗ったときに、野田の駅構内に踏切みたいなのができているのを見て驚いた!
よく見ると、中央卸売市場への引込線跡のスロープが真新しいアスファルト舗装となっていて、
さらに柵までつけられているじゃないの!!

今日はそれをちゃんと確認するために、ほんっとに久しぶりに自転車で野田へ行ってみたのだ。


おおっ、以前は緑のネットフェンスに閉ざされていた草ぼうぼうの空間は、見事に道路に様変わり。
保線用の資材なんかを運び込むためだろうか。それとも緊急時の避難路を確保したのか。




こないだ見たときも「うまいこと使ったな」と思ったが、撤去されることなく再び実用的に
役立つことができるなんて廃線跡も本望であろう(笑)。




野田駅で入場券を買ってホームまで上がってみた。




線路のすぐ脇に道路があるみたいに見えてちょっとドキッとしない?


駅構内の謎物件も健在。しかし錆がひどくなった気が。。。文字が全然読めなくなった。

今回の引込線跡の改修のタイミングにも外されることなく残っていることを見ても、よっぽど
重要なものと思われる。いったい何なのか・・・


セレーネ

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野田をうろついたら、そうだ、休憩はセレーネだな。


おお〜〜っ!まぶしすぎる外の世界とは全く隔離された、薄暗くひんやりとした
まるで洞屈のようなお店だ。いいなぁ〜〜

せっかくなのでアイスオーレを(笑)。

店主の女性と常連さんの会話が聞くともなく耳に入ってくる。
もう40年も続けられているとかで、喫茶店の経営、とりわけJRの高架下ゆえのいろんな
ご苦労があるようだ。興味深い話が次々と出てきて思わず聞き耳を立ててしまうが、
白熱した会話で首を突っ込むのもためらわれ、最後まで会話に入れなかった(苦笑)。


高架下のオアシス、セレーネ。ご店主の心意気で50年、60年、まだまだ続けてくれそうだ。
また行こう〜

OK

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セレーネの写真を撮っていてふと気づいた。「OK12番街」。
おや、そういえば西九条駅の高架下はOK18番街だったな。福島駅にも何番街かあったような。
もしかして順番に番号が振られているのか?


と思って西へ行ってみると、14番街とある。じゃあ、その間は13番街のはず、と思って
気をつけて見てみたけど、表示を見つけられなかった。


そして環状線沿いに西九条の方へ戻りつつ、15、16、17番街の表記を探した。
野田と西九条の中間は倉庫や事務所、車庫に使われているところが多い。



西九条に着いてしまった。


ん、この「OK」ってもしかして・・・・「大阪環状線」??
こんなマークがあるんや〜〜〜!船場センタービルのSCマークみたいに、マイナ〜〜(微笑)

駅から西側に渡った「トンネル横丁」は19番「飲食」街。

○○番街という名がつけられているのは飲食店や小売店の集まっているところだけらしい。

うろうろしてたら、16、17番街の表記も発見!

通ってきたところに15番街があったはずだが、見落としたのか、欠番となったのか?
さてこの通し番号はいったいどこから始まってどこで終わっているのか。
ちょっと気になる。


このあとは西九条の繁華街を少しうろついてから、此花区のプールへ行って今年初泳ぎ!!
はぁ〜けだるい〜〜(笑)


淡路駅周辺をうろつく

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赤川鉄橋の人道が10月末で閉鎖されるというので、Aさんと見に行くことにした。

淡路駅西口を出て、まず京都線と千里線の立体交差工事の進捗具合を見ることに。
こないだ阪急電車に乗ったときに、まるで新幹線かと思うような背の高い高架柱が
そびえ立っているのを見て、もうこんなにできているのか!と気になっていたのだ。


立体交差が完成して橋上駅になったら、このあたりの踏切は軒並なくなるらしい。
X型にクロスする複雑な線形、ダブルの踏切、頻繁に往来する電車、、、
こういう風景が見られるのもあとわずか。




高架がえらく高いのは、京都線と千里線の上り同士、下り同士の乗り換えをスムーズに
するため、近鉄布施駅のように2段重ねになるからだな。




それにしても高い。千里線は淀川の堤防から高さを維持しながらもって来るのだろうが、
京都線は南方を過ぎて東海道本線をくぐってからあの高さまで上らねばならない。
かなりの急勾配になりそうだ。




線路に張り付いたような薄く通路の狭いこの駅舎も、なくなるんだろうなぁ。。。
淡路駅の地下道や駐輪場の複雑な構造が面白くてドキドキしていたのに、皆なくなってしまうのか。


駅の北にある小さな橋の下は、川跡を線路の下をくぐる通路にしたのだな、と前から思っていたが、
ちょっと覗いてみると、、、おや。


うわぁ、駐輪場だったのか!!やられた!


ただの通路と思っていたら、中はこんな広くなっている。よくもまぁ、こんなスペースに駐輪場を作ったな。


淡路駅前は昔から建て込んでいて道路も狭いので、わずかなデッドスペースを最大限に活用して
駐輪場にしたのだろう。苦労が目に見えるようで、感嘆するばかり。。。。




赤川鉄橋へ行って、数時間後に東口へ戻ってきた。
こんな駅近にお風呂屋があったのか!再開発にも負けずがんばっているなぁ!応援したい。


商店街はすっかり取り払われ見る影もなくなっていたが、改札前のごく一部の店舗はまだ残っていた。




このあたりもゆくゆくは変わるのだろう。


特色ある駅前風景がなくなってゆく。。。覚えておきたくても、思い出せなくなる。
便利に、きれいになる反面、やっぱり寂しくもある。


城東貨物線を見ながら歩く

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淡路駅から赤川鉄橋をめざして歩きながら、城東貨物線の工事の進捗状況を見ていこう。

阪急線との複合駅ができるのはこのあたりだろうか。
阪急の高架のはるかな高さを見ると、JRはその下を抜けるのだな。


西側は変わらなく見えた築堤だが、東側がどんどん崩されていっている。
広がった裾野の部分を垂直に切り取って土留めを作っている。暫定的なものか、
それとも後々反対側も土を全部取り除き高架線にするのだろうか。

築堤というのは結構な面積の土地を使っており、これを崩すことにより生み出される沿線の土地は
かなりのものだろう。JRにしてみれば文字通り宝の山なのかもしれない。

近隣住民が植えた草木がのどかに四季を彩る、線路際の定番風景。


東側ばかり工事が進むのは、道路に面しているためだろう。
西側は直接民家と接していて、どう見てもスムーズに工事ができるようには思えない・・・(汗)


しかしこういうあいまいな感じが魅力的でもある。


川跡の道に架かる鉄のガーダーもコンクリート製に架け替えられるのかな。赤い色が絵になるのになぁ。。。


「鉄道省」の文字。アップして見たら昭和二年、と書かれていた。


菅原一の交差点付近は比較的早い時期に着手されていた。2009年の記事ですでにPC桁がある。
淡路駅、新大阪駅へつながる道路も、もう開通間近。




木々が大きく育ち都市の中のグリーンベルトとなっていた城東貨物線の築堤が、
どんどん細切れになっていくね。。。





EVIAN COFFEE SHOP

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神戸元町でお昼ごはんを食べようとうろうろ。

おや、こんないい感じの喫茶店が。この筋何度も歩いてるのに、今までチェックしてなかったな。


EVIAN。ぱっと見英国紅茶サロンみたいだが、路地側の入口まわりに目をやると、本物のレトロだとわかる。


中に入ってみると、うわぁ、、、食堂のような、外国のバーのような、、、
あぁ、広島駅前の純喫茶パールの空気感を思い出した。


カウンターの上には「COFFEE BAR」の文字が。お酒は置いてないが確かにバーの雰囲気。
こういうお店にはメイド風ユニフォームの落ち着いた店員さんが似合う。

年配の夫婦やご婦人どうしがゆったりお茶を飲む姿はとてもハマっている。いつものコースなのだろう。
ランチ後のサラリーマンが多数。若い女性やカップル客が全くいないのがちょっと意外な気がするな。

野菜のサンドを頼む。

SINCE1952。戦後早々からずっと続けておられるのだな。
オリジナルのカップ&ソーサーが素敵。


ここでもミルクティーでゴメンナサイ。。。

赤川鉄橋カウントダウン

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阪急淡路駅から城東貨物線の旅客化工事の進捗状況を見ながら、ようやく赤川鉄橋にやってきた。


ここは以前にも何度か来ていて、記事を書いている。

赤川鉄橋
城東貨物線をたどって歩く 野江〜赤川鉄橋
淡路から赤川鉄橋へ
変わりゆく赤川鉄橋

人道の廃止日時が正式に決まって、最後に見ておこうというギャラリーが増えてきていると聞いていたが
それほどの人数でもない。しかし相変わらず渡る人は多い、

願わくばベンチなどがあれば、そして車内販売よろしくワゴンでビールなど売りに来たら
歓迎されるんじゃない?などと妄想を描いても、もう遅いな。。。

列車の往来が多い夕方の時間帯を選んで来たので、3本は見れるはず。
1本目。機関車を引き寄せて撮ろうと思ったのに失敗〜〜
ディーゼル機関車じゃないのがやっぱりちょっと残念だな。。。

2本目は割とうまくいった?




床は鋼板に張り替えられたが、手すりは木製のまま。この味わいがいいね。


赤川鉄橋の南側も、工事を始めているなぁ。。。


しばらく待って、もう来ないのかなと思い始めたころ、あぁ、光が見えてきた!


あぁ〜〜まただめだぁ〜〜迫力に気圧されてろくな写真にならない〜〜

でも橋の上でこんな写真が撮れるのも今のうち。失敗写真ほどあとで見たら愛おしくなるよね。

ダイヤモンド

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赤川鉄橋からの帰り。来しなは淡路駅の西口から出たが、こちらは東口。

おお〜っ!!あれは?




ダイヤモンド。確かに駅前にあったな。元は建て込んだところにあったと記憶する。商店街が取り払われて
すっからかんになってしまったが、そのままの佇まいで営業を続けられている。



う〜ん、これは入らねば!!天六へ戻ってごはんを食べる予定を急遽変更。

おぉぉ〜素敵。。。
道路面からわずかに下がった半地下席と、二階席、どちらにしようかしばし悩んだ末、階段を上がった。


「ロール」とはオリジナルメニューらしい。ロールパンを軽く焼いたサンドイッチ。
ウインナー、ベーコン、カレー、などの他、クリーム、あんこ、などを挟んだスイーツ風のものも。


入口には営業を始めた当初の写真などが貼られていた。
淡路駅東口の憩いの場として、何十年も地域の人々に親しまれてきたのだな。風格すら漂っている。


こういった地域に根付いた特色のあるお店が営業している駅前は魅力的。
新しい駅ビルは例によってチェーンカフェやファストフードに席巻されてしまうのだろうか。
そうでないことを切に祈る。

ダイヤモンドさんには、これからもずっと阪急淡路駅東口の「顔」であり続けてほしいなぁ。
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