長門湯本温泉に浸かったあとは、ゆっくり美祢線の駅舎めぐり。
美祢線は私が最初に訪れたあと、重安の石灰石の積み出し設備などが一掃されてしまったようである。
美祢の宇部興産への貨物列車は細々と運行されているようであるが貨物の香りはずいぶん薄れてしまって
寂しくなった。それでも、小さな木造駅舎がよく残る美祢線はなお魅力的である。
厚保(あつ)駅も素敵なたたずまいを見せる駅。
出札窓口は無情に板で塞がれているが、ホームの木の柱やベンチは過ごしてきた年月を静かに語るようだ。
・・・おや。あれは何だ!?
うわっ、東芝とブリジストンの色鮮やかな看板が、小屋の壁に転用されているのだ!
逆さま向いた文字が、すでに看板としての機能を終えていることを見る人に教えている。
なんと美しい小屋!ぐるりと周囲を回って見ても抜け目なし、実にバランスよく東芝とブリジストンが
配置されている。いやぁ〜いいなぁ!素敵だなぁ〜!
しかし東芝取扱店の江藤電気さんはどうなったんだろう。駅の目の前にはパナソニック取扱店の
井上電気商会さんが1軒だけ営業されているようだが、そのむかし、2軒の電気屋が厚保駅前を舞台に
激しい営業合戦を繰り広げ、結果パナソニックが勝ち残った・・・な〜んて話があったりして(笑)
木造駅舎にも負けず劣らず素敵な小屋に出会えて、30分間の厚保滞在を2倍楽しめた!
四郎ヶ原駅も厚保駅とおなじような構造の木造駅舎。
この駅の特徴となるのは、駅前のカイヅカイブキの巨木。幹は複雑に捻れながら屋根より高くそびえ、
うっとうしいほど濃い緑色の葉を振り乱している。
この木ってこんなに大きくなるのか・・・たぶんカイヅカイブキだと思うんだけど、もしかしたらヒノキ?
湯ノ峠(ゆのとう)はその名から温泉が滝になって流れているイメージを描くが、普通の駅だった(笑)。
厚狭川と道に挟まれたロケーション。駅前が狭いので横向きにアレンジされた設計になっている。
川は駅の裏側を濁々と流れ、ホームは川に張り出すように造られている。
大雨が降ったら崩れないか心配だ。
こんな狭い敷地でも無理して複線に造られているのは、やはり貨物列車が頻繁に走っていた頃は
どの駅でも行き違いできる必要があったのだろう。今は全線単線で問題ないかも。。。
厚狭川は美祢線の線路を縫うように右へ左へ、そのたびに列車は細い橋を渡る。こんな川沿いギリギリを
走る区間は徐行運転しないとはずみで川へ転げ落ちてしまいそうな気がする。
1905(明治38)年に厚狭から南大嶺まで開通した美祢線は、今年でもう107年。
一時は全線不通となりこのまま廃止になるのではと心配したが、復旧してほんとによかった。
その南大嶺駅は木造駅舎ではないが、かつてここから石灰石積み出し用の貨物線が大嶺まで伸びており
貨物の香りが感じられるかと降りてみた。
広いヤードは今はポカンと空間だけが空いていて寂しい限り。。。
日も落ちてきた。旅の最後が寂しい駅となってしまったが、そろそろ終わりにしよう。
厚狭からこだまとさくらを乗り継いで新大阪へ。こだまもさくらも4列シートでゆったり〜!
N700系のぞみがなんと見劣りすることか!
しかし厚狭駅の売店は駅弁もパンもおにぎりさえ売っておらず。。。
朝食以降絶食状態でめっちゃおなかがすいてたので、柿ピー2袋食べちゃったよ!(爆)
山陰〜美祢線の旅おわり。
美祢線は私が最初に訪れたあと、重安の石灰石の積み出し設備などが一掃されてしまったようである。
美祢の宇部興産への貨物列車は細々と運行されているようであるが貨物の香りはずいぶん薄れてしまって
寂しくなった。それでも、小さな木造駅舎がよく残る美祢線はなお魅力的である。
厚保(あつ)駅も素敵なたたずまいを見せる駅。
出札窓口は無情に板で塞がれているが、ホームの木の柱やベンチは過ごしてきた年月を静かに語るようだ。
・・・おや。あれは何だ!?
うわっ、東芝とブリジストンの色鮮やかな看板が、小屋の壁に転用されているのだ!
逆さま向いた文字が、すでに看板としての機能を終えていることを見る人に教えている。
なんと美しい小屋!ぐるりと周囲を回って見ても抜け目なし、実にバランスよく東芝とブリジストンが
配置されている。いやぁ〜いいなぁ!素敵だなぁ〜!
しかし東芝取扱店の江藤電気さんはどうなったんだろう。駅の目の前にはパナソニック取扱店の
井上電気商会さんが1軒だけ営業されているようだが、そのむかし、2軒の電気屋が厚保駅前を舞台に
激しい営業合戦を繰り広げ、結果パナソニックが勝ち残った・・・な〜んて話があったりして(笑)
木造駅舎にも負けず劣らず素敵な小屋に出会えて、30分間の厚保滞在を2倍楽しめた!
四郎ヶ原駅も厚保駅とおなじような構造の木造駅舎。
この駅の特徴となるのは、駅前のカイヅカイブキの巨木。幹は複雑に捻れながら屋根より高くそびえ、
うっとうしいほど濃い緑色の葉を振り乱している。
この木ってこんなに大きくなるのか・・・たぶんカイヅカイブキだと思うんだけど、もしかしたらヒノキ?
湯ノ峠(ゆのとう)はその名から温泉が滝になって流れているイメージを描くが、普通の駅だった(笑)。
厚狭川と道に挟まれたロケーション。駅前が狭いので横向きにアレンジされた設計になっている。
川は駅の裏側を濁々と流れ、ホームは川に張り出すように造られている。
大雨が降ったら崩れないか心配だ。
こんな狭い敷地でも無理して複線に造られているのは、やはり貨物列車が頻繁に走っていた頃は
どの駅でも行き違いできる必要があったのだろう。今は全線単線で問題ないかも。。。
厚狭川は美祢線の線路を縫うように右へ左へ、そのたびに列車は細い橋を渡る。こんな川沿いギリギリを
走る区間は徐行運転しないとはずみで川へ転げ落ちてしまいそうな気がする。
1905(明治38)年に厚狭から南大嶺まで開通した美祢線は、今年でもう107年。
一時は全線不通となりこのまま廃止になるのではと心配したが、復旧してほんとによかった。
その南大嶺駅は木造駅舎ではないが、かつてここから石灰石積み出し用の貨物線が大嶺まで伸びており
貨物の香りが感じられるかと降りてみた。
広いヤードは今はポカンと空間だけが空いていて寂しい限り。。。
日も落ちてきた。旅の最後が寂しい駅となってしまったが、そろそろ終わりにしよう。
厚狭からこだまとさくらを乗り継いで新大阪へ。こだまもさくらも4列シートでゆったり〜!
N700系のぞみがなんと見劣りすることか!
しかし厚狭駅の売店は駅弁もパンもおにぎりさえ売っておらず。。。
朝食以降絶食状態でめっちゃおなかがすいてたので、柿ピー2袋食べちゃったよ!(爆)
山陰〜美祢線の旅おわり。