十和田湖からの続き。
20年ぐらい前に(?)テレビで見てから長年行きたかった奥入瀬渓流、こちらも今回の旅のメインのひとつ。
奥入瀬散策のターミナルとなる子ノ口で車を停める。ここには昭和レトロな船乗り場があり、遊覧船が
出ているようだ。うわぁ素敵だなぁ~、ここから船に乗りたいなぁ。今は周遊と休屋という場所への往復の
2ルートのみの運航らしい。案内図を見ると湖の対岸各地を結ぶ便もあったようだが廃止されたのだろうか。
でもどちらにしろ今回は船に乗る時間はない。
岸壁では兄ちゃんがのんびり釣りをしていて、何が釣れるのか聞いてみたらヒメマスだと言い、数匹釣れていた。
バスの案内所でコースを相談したら、片道バスを利用して石ヶ戸休憩所というところまで行けば割とお手軽に
奥入瀬らしい景観を楽しめるということなので、早速散策へ。バスの時間を待つのが惜しいので行きは歩いて
帰りにバスに乗ることにしよう。行きの方が下りだから楽だし(笑)。
奥入瀬は十和田湖から流れ出る唯一の川なのだそうで、琵琶湖の瀬田川みたいなものだな。
子ノ口に水門が設けられ水量が常に一定量に調整されているので、水面に顔を出している石の上に苔がつき
独特の景観になるのだという。
水面のすぐ横の遊歩道があり、涼しげな流れを目で追いながら歩く。新緑の木陰は爽やかで、
バス道は遊歩道の外側にあるので安心して歩ける。
マップを見ると石ヶ戸休憩所までの間には14の滝があるらしく、ちょうどいい散策のアクセントになっている。
子ノ口から石ヶ戸までの距離は8.9km、所要時間の目安は2時間40分とのことだが、さっさと歩けば
短縮するだろうと思っていたが、実際に写真を撮ったりたまに川の水をさわったりしながら歩くと
書かれている時間とぴったり。さすが。。。
銚子大滝までやってきた。ここはバス停や駐車場もある第一のハイライトスポット。
おぉ~!2m程度の落差ながら水が美しいレース状に落ちる滝は見映えがするな!
・・・しかしよく考えたら、川の下流側から上ってくると滝の正面が目の前に現れるのだ。その方が感動が
大きいかも!?歩くコースにそういうことを全く考えていなかったな(汗)。
水の流れはさらさらと音を立てる浅い瀬になったり、ごろごろした岩の間を抜けたり、激しい急流に
なったりと自由自在に姿を変えてゆく。足元にはシダの新芽や可憐な山野草や光り輝くコケ。
頭上に広がる広葉樹の若葉がフィルターとなって黄緑色の光が水面に降り注ぐ。
奥入瀬川に合流してくる小さな支流もいろんな姿の滝を見せてくれる。本流の滝はむしろ少なくて
銚子大滝がいちばん大きいぐらいか。
これは九段の滝。水平方向に節理のある岩が階段状になっていて落ちてくる水を細かい飛沫に変える。
きれいだなぁ~
落差は大きくても川の向こう岸の遠く離れたところに落ちる滝などよく見えないものもある。
1時間半ほど歩いてきたらさすがにちょっと疲れてきてお腹も空いてきた。「雲井の流れ」バス停で
時刻を見たところちょうど数分後にバスが来るので、ラッキー!とばかりにショートカット。
一気に石ヶ戸休憩所まで行って、うどんを食べちょっと休憩したらまた歩き出そう。今度は逆方向、
川をさかのぼる方向で。
これは石ヶ戸の名前の由来になっている石。石ヶ戸とは石でできた小屋のことなのだとか。
丸い葉がかわいい桂の木。
まるで針のむしろのようなこの草はい草かな。
バスの案内所の兄ちゃんが言っていた通り、緑一色の世界のところどころに山ツツジの花が鮮やかな
サーモンオレンジ色を添えていた。う~ん、きれい!
これは滝と呼ぶべきかわからないが・・・まるで水を編んだような、名もなき支流の美しさよ。。。
そそり立つ岩肌にもツツジの花が。
水面に顔を出す石の上にはコケや草がうまい具合に生え、さながら山野草の寄せ植えか盆栽のよう。
縦横無尽に広がる流れの中に木立が取り残された様は計算され尽くした庭園のように美しい。。。
「雲井の滝」バス停から戻りのバスに乗るつもりだが、次のバスに間に合うか微妙。。。
その次は50分後なので何とか乗りたいが、難しそう。。。一応足は速める。
そんなときに限って、マップに書いていないがこれまで見てきた滝よりも迫力のあるスポットに
出くわしたりするのだ(苦笑)。
ここはすごい!段差は小さいが岩にぶつかる衝撃が激しすぎて水がもう牛乳のように真っ白に!
迫力の面ではここまで見てきた中でいちばんではなかろうか!?というスポットをスルーする
わけにもいかず、近寄って写真を撮ったりしたので、ますますバスの時間は厳しくなった。
これはもう完全に無理だな・・・私は正直心の中で諦めかけていたのだったが、諦めることなく
小走りするMさんに一生懸命ついていくと、バス停が見えてきた!おぉ、間に合った!?
少し遅れているバスを待つ間に雲井の滝も何とか見ることができた。ラッキ~
そしてバスの車窓から、さっき撮り逃してしまった玉簾(たまだれ)の滝も。
結局子ノ口~石ヶ戸の間で歩かなかったのは「雲井の流れ」バス停から「雲井の滝」バス停の間の1.8km。
合計3時間ほど歩いて、新緑萌える奥入瀬渓流の風景を十分楽しんだ!!
続く。
20年ぐらい前に(?)テレビで見てから長年行きたかった奥入瀬渓流、こちらも今回の旅のメインのひとつ。
奥入瀬散策のターミナルとなる子ノ口で車を停める。ここには昭和レトロな船乗り場があり、遊覧船が
出ているようだ。うわぁ素敵だなぁ~、ここから船に乗りたいなぁ。今は周遊と休屋という場所への往復の
2ルートのみの運航らしい。案内図を見ると湖の対岸各地を結ぶ便もあったようだが廃止されたのだろうか。
でもどちらにしろ今回は船に乗る時間はない。
岸壁では兄ちゃんがのんびり釣りをしていて、何が釣れるのか聞いてみたらヒメマスだと言い、数匹釣れていた。
バスの案内所でコースを相談したら、片道バスを利用して石ヶ戸休憩所というところまで行けば割とお手軽に
奥入瀬らしい景観を楽しめるということなので、早速散策へ。バスの時間を待つのが惜しいので行きは歩いて
帰りにバスに乗ることにしよう。行きの方が下りだから楽だし(笑)。
奥入瀬は十和田湖から流れ出る唯一の川なのだそうで、琵琶湖の瀬田川みたいなものだな。
子ノ口に水門が設けられ水量が常に一定量に調整されているので、水面に顔を出している石の上に苔がつき
独特の景観になるのだという。
水面のすぐ横の遊歩道があり、涼しげな流れを目で追いながら歩く。新緑の木陰は爽やかで、
バス道は遊歩道の外側にあるので安心して歩ける。
マップを見ると石ヶ戸休憩所までの間には14の滝があるらしく、ちょうどいい散策のアクセントになっている。
子ノ口から石ヶ戸までの距離は8.9km、所要時間の目安は2時間40分とのことだが、さっさと歩けば
短縮するだろうと思っていたが、実際に写真を撮ったりたまに川の水をさわったりしながら歩くと
書かれている時間とぴったり。さすが。。。
銚子大滝までやってきた。ここはバス停や駐車場もある第一のハイライトスポット。
おぉ~!2m程度の落差ながら水が美しいレース状に落ちる滝は見映えがするな!
・・・しかしよく考えたら、川の下流側から上ってくると滝の正面が目の前に現れるのだ。その方が感動が
大きいかも!?歩くコースにそういうことを全く考えていなかったな(汗)。
水の流れはさらさらと音を立てる浅い瀬になったり、ごろごろした岩の間を抜けたり、激しい急流に
なったりと自由自在に姿を変えてゆく。足元にはシダの新芽や可憐な山野草や光り輝くコケ。
頭上に広がる広葉樹の若葉がフィルターとなって黄緑色の光が水面に降り注ぐ。
奥入瀬川に合流してくる小さな支流もいろんな姿の滝を見せてくれる。本流の滝はむしろ少なくて
銚子大滝がいちばん大きいぐらいか。
これは九段の滝。水平方向に節理のある岩が階段状になっていて落ちてくる水を細かい飛沫に変える。
きれいだなぁ~
落差は大きくても川の向こう岸の遠く離れたところに落ちる滝などよく見えないものもある。
1時間半ほど歩いてきたらさすがにちょっと疲れてきてお腹も空いてきた。「雲井の流れ」バス停で
時刻を見たところちょうど数分後にバスが来るので、ラッキー!とばかりにショートカット。
一気に石ヶ戸休憩所まで行って、うどんを食べちょっと休憩したらまた歩き出そう。今度は逆方向、
川をさかのぼる方向で。
これは石ヶ戸の名前の由来になっている石。石ヶ戸とは石でできた小屋のことなのだとか。
丸い葉がかわいい桂の木。
まるで針のむしろのようなこの草はい草かな。
バスの案内所の兄ちゃんが言っていた通り、緑一色の世界のところどころに山ツツジの花が鮮やかな
サーモンオレンジ色を添えていた。う~ん、きれい!
これは滝と呼ぶべきかわからないが・・・まるで水を編んだような、名もなき支流の美しさよ。。。
そそり立つ岩肌にもツツジの花が。
水面に顔を出す石の上にはコケや草がうまい具合に生え、さながら山野草の寄せ植えか盆栽のよう。
縦横無尽に広がる流れの中に木立が取り残された様は計算され尽くした庭園のように美しい。。。
「雲井の滝」バス停から戻りのバスに乗るつもりだが、次のバスに間に合うか微妙。。。
その次は50分後なので何とか乗りたいが、難しそう。。。一応足は速める。
そんなときに限って、マップに書いていないがこれまで見てきた滝よりも迫力のあるスポットに
出くわしたりするのだ(苦笑)。
ここはすごい!段差は小さいが岩にぶつかる衝撃が激しすぎて水がもう牛乳のように真っ白に!
迫力の面ではここまで見てきた中でいちばんではなかろうか!?というスポットをスルーする
わけにもいかず、近寄って写真を撮ったりしたので、ますますバスの時間は厳しくなった。
これはもう完全に無理だな・・・私は正直心の中で諦めかけていたのだったが、諦めることなく
小走りするMさんに一生懸命ついていくと、バス停が見えてきた!おぉ、間に合った!?
少し遅れているバスを待つ間に雲井の滝も何とか見ることができた。ラッキ~
そしてバスの車窓から、さっき撮り逃してしまった玉簾(たまだれ)の滝も。
結局子ノ口~石ヶ戸の間で歩かなかったのは「雲井の流れ」バス停から「雲井の滝」バス停の間の1.8km。
合計3時間ほど歩いて、新緑萌える奥入瀬渓流の風景を十分楽しんだ!!
続く。