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Channel: まちかど逍遥
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GW新潟 大棟山美術博物館

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松之山温泉からの続き。

凌雲閣に泊まった翌日、車で10分ぐらいのところにある大棟山(だいとうざん)美術博物館へ。
ここは十日町あたりの寄り道スポットとして軽くチェックしていただけで、あまり深く調べていなかった
のだが、ネットにアップされている写真を見たら色ガラスのはまった窓もあるらしい。
色ガラスがあるということは相当古い建物ということだ。


しかし来て見ると建物はあまり古そうな感じがしない。古寺を思わせる門は相当の年代物っぽいが・・
「坂口安吾記念館」との表示もあり、建築としての見どころというより、文学的な内容の
展示がメインなのだろうか。しかも入場料は500円・・・ん~入る価値あるかなぁ?


迷いながら・・・ふと足もとを見ると、おや、置き看板のぐらつき止めにかませてあるものは・・・


おぉ、タイルじゃないの!しかも瀬戸の本業タイルだな。こんなところに一枚だけ。いや、一枚あると
いうことはもっとあるんじゃないのか!?よし、入ろう(笑)。


「豪雪庄屋の館」とも呼ばれるこの建物は、元造り酒屋だった村山家の旧宅で、1989(平成元)年に
博物館として公開されたとか。さすがに松之山随一の旧家というだけに、代々受け継がれてきた品々は
上質そうだ。坂口安吾の叔母と姉が村山家へ嫁いだ縁があり、ここで遺品の展示も行っているようだ。


2階の廊下の欄干はちょっと変わったデザイン。床板は継ぎ目なく目地が広い。


板戸の下の方に白菊の花が描かれているな。


この花の部分は少し盛り上がっている。絵の具を盛りつけて描いてあるのだろうか。
こういうのはあまり見ないなぁ。葉っぱの部分は緑青のような色。




折上げ天井。


あっ、あれだな!


透明度が高く濃い原色のガラスはセロファンのようで、今のものにはない色合い。
鉛入りのガラスだろうか。鉛を入れると透明度が高くキレイなガラスが作れるが
現在は使用できないとステンドグラス体験をしたときの先生も言っていた。


色ガラス越しの世界はいずれも異次元のようだが、青色のガラスがいちばん狂気を感じる(笑)


松と鶴の杉戸絵はとてもリアル。有名な画家の作だろうか。


こちらの部屋の天井は、格子の中央部がこんなランダムな模様に。これも数寄屋風?


こちらの建具も木の桟が網代模様になっている。こんなの見たことないなぁ!


アーツアンドクラフツっぽい模様の衝立、素敵だな!


続く。





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