王子温泉からの続き。
※これは去年の3月の三連休の旅です。
臨港線の廃線跡を見た後、西大分駅を少し通り過ぎ、「かんたん」というところへ寄り道。
そこは昔遊郭のあった場所。もうとっくに普通の町になっているが、街並みにまだわずかな名残が
見られるということを知り、行ってみることにしたのだ。
「かんたん」とは「菡萏」という難しい漢字を書き、蓮の花を意味する言葉らしい。
別府湾の旧称が菡萏湾といったらしく、港町の遊郭は船員や乗客を相手にかなり賑わったようだが、
他の地と同様昭和33年以降衰退した。
かんたんという地名もすでに消え、バス停の名に残っているくらいである。
川を渡り一角に踏み込んでも、道も広く暗いとか妖しげなとかいう雰囲気は全くない。
しかし、、、あれがそうか。奥の方へ入って行くと総二階建ての古い木造建築が通りに面して並んでいる。
2階は手すり付きの連続窓で、玄関まわりは装飾的、ポーチはタイル敷きという、典型的な花街建築だ。
市松模様のモザイクタイル。
玄関周りの三方と外壁の腰張りも。
料亭風?
しかし空き地も目立ち、そのような古い建物は急激に消えていっている感じ。
おそらくこの時が花街の名残を目にできたギリギリ最後ぐらいじゃないか。次に来たらすっかりなくなって
しまっているに違いない。今、見に行っておいてよかった。。。西大分駅まで歩きながら、そんな風に思った。
終わり。
※これは去年の3月の三連休の旅です。
臨港線の廃線跡を見た後、西大分駅を少し通り過ぎ、「かんたん」というところへ寄り道。
そこは昔遊郭のあった場所。もうとっくに普通の町になっているが、街並みにまだわずかな名残が
見られるということを知り、行ってみることにしたのだ。
「かんたん」とは「菡萏」という難しい漢字を書き、蓮の花を意味する言葉らしい。
別府湾の旧称が菡萏湾といったらしく、港町の遊郭は船員や乗客を相手にかなり賑わったようだが、
他の地と同様昭和33年以降衰退した。
かんたんという地名もすでに消え、バス停の名に残っているくらいである。
川を渡り一角に踏み込んでも、道も広く暗いとか妖しげなとかいう雰囲気は全くない。
しかし、、、あれがそうか。奥の方へ入って行くと総二階建ての古い木造建築が通りに面して並んでいる。
2階は手すり付きの連続窓で、玄関まわりは装飾的、ポーチはタイル敷きという、典型的な花街建築だ。
市松模様のモザイクタイル。
玄関周りの三方と外壁の腰張りも。
料亭風?
しかし空き地も目立ち、そのような古い建物は急激に消えていっている感じ。
おそらくこの時が花街の名残を目にできたギリギリ最後ぐらいじゃないか。次に来たらすっかりなくなって
しまっているに違いない。今、見に行っておいてよかった。。。西大分駅まで歩きながら、そんな風に思った。
終わり。