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Channel: まちかど逍遥
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雪の鹿児島 スメのある風景

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鹿児島の続き。

弥次ヶ湯温泉から歩いて指宿駅前まで来た。だいぶ遠かったな(汗)
指宿駅前にはフェニックスヤシが高々とそびえ、臨時で作られた花壇には鮮やかな黄色の菜の花が
ひと足早く咲き誇っていて、南国に来たな!!という印象~~


今日はここから少し山の方にある鰻温泉へ移動してしまう。指宿のまちと温泉は明日のお楽しみ。
事前にお願いしておいたので宿の車が迎えに来てくれ、ぴゅーっと鰻温泉へ。


今宵の宿は、民宿うなぎ湖畔。
薩摩半島の先端にまるでストラップをつけてくれと言わんばかりにポコッとあいた小さくて丸い穴、それが池田湖。
その隣にあるさらに小さな穴が鰻池であり、その湖畔(池畔?)に鰻温泉がある。
名前に惹かれるし(温泉の中にうなぎが泳いでいるのを妄想/笑)、硫黄泉が湧くというので前々から
行ってみたいと思っていた念願の場所だ。


荷物を置いたら明るいうちに周辺の散策に出かけよう。20分もあれば1周できる小さな集落だ。
この鰻温泉では、「スメ」と呼ばれる高温の水蒸気が沸く噴気孔が、道端や個人の家の庭など
あちこちにあり、かまどとして利用されている。


地域の人しか利用できないスメもあれば、誰でも自由に使えるスメもあるようだ。


形状はいろいろだが、噴気孔の上にザルに載せた食材を置き布をかぶせておくと、蒸し物ができる。
お手軽で便利だなぁ~~!




スメが許可制というのは、この看板を見て初めて知った!


しかしやはり自然のものなので、長年の間には栄枯盛衰があるようだ。噴気が出なくなった
スメ跡らしきものも時々見かけた。




うなぎ地蔵?
説明板によると近隣の村では地蔵信仰が厚く、1月15、16日には地蔵さん祭が催されるとか。


石段を上って行くと、南北朝時代に造立されたという板碑があり、そこには「地蔵」を意味する
梵字が彫られている。


スメだけでなく集落内のあちこちから白い湯けむりが立ち上っていた。ここはマグマの真上なんだな!




続く。

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