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Channel: まちかど逍遥
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箱根の旅 富士屋ホテルのトイレにて。

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富士屋ホテルの続き。

ダイニング棟のB1で、トイレのドアを開けてみたら・・・うわぁっ!なんだこのタイル!!


壁も床も、個室の中までこの派手なタイル模様で埋め尽くされている!!
よく見るとひとつひとつはイチョウの葉のような形の色土タイルだ。それをみっしりと、しかも
この大柄な繰り返しパターンを全面に貼るとは・・・いったい何を考えて・・・いやはや斬新。

これは人がずらりと並んでいるようにも見えるが・・・床はまた少し違うな。

人の気配を確認して誰もいないときに、男性用トイレもチラッと覗いてみた(爆)。
すると、さらにすごい光景が・・・なんじゃこりゃ!?驚くほど広い空間、そしてそこにもみっしりと
同じ柄のタイルが!あぁ、もう恐れ入った・・・めまいがしそう。

ただただ圧倒されまくった、ダイニング棟のトイレであった。

翌日はもう暑いぐらいのいいお天気。山の上だから寒いかもと持って行った大判のストールも手袋も
耳あても無用の長物(汗)


ダイニング棟の塔のような屋根の上には昇り龍の避雷針が。


敷地内にあるこの建物は、富士屋ホテルの本社事務所。これがいちばん洋館らしい建物かも・・・


道路から山手に向かってひな壇状に並んだ建物の裏側には庭園が広がり、鯉の池や滝や、イングリッシュガーデン、
水車、温室、屋外プールまである。

朝の散歩に歩き回って、いい運動になった。

道路を挟んだところの菊華荘も見に行こう。部屋の中では朝食が供されているようなので、
ジャマにならないように・・・起伏のある庭をぐるっとひとまわり。

ここは元宮内庁御用邸だった。
1895(明治28)年に建てられた純和風建築で、戦後1946(昭和21)年に払い下げられた。

広さはさほどでもなく、もっと広いと思っていたので意外な気が。


その後付近のまちなかにも入ってみたが、小規模な旅館は軒並みしもた屋になってしまっているようで
宮ノ下は完全に富士屋ホテル1社独占の様相。


朝食がついていないので、どこで食べようかとまだ迷っていた。菊華荘の和朝食は昨日の夕方までに
予約をしていないのでダメとして、メインダイニングで優雅に食べるか、カジュアルダイニングの
ビュッフェにするか、それとも外へ食べに出るか・・・

Tさんがチェックしておいてくれたお店を散歩がてら見に行ったら、ロードサイドの崖に張り出した
ところに小さな掘っ立て小屋が。えっ、こんな小屋?まさか立ち食い??(笑)と思ったら、
これは入口で、お店は階段を下りたところにあるらしい。面白そうなので入ることに。


お店はこんなに広い空間だった。崖にぶら下がるようにして建っているのだろうか。


自然薯のお店で、シンプルな朝食が1700円ぐらいする。でも富士屋ホテルの朝食はそれ以上するし
何よりおいしそう!

結局麦めしをおかわりして二人とも3杯ずつ食べおなかいっぱい、満足満足!いや満腹満腹!!

冨士屋ホテルと菊華荘の間のT字路の突き当たりに建つこの芝商店はアンティークショップなのだが
こんな唐破風付のデザイン。元はホテル関係の建物だったのか、それとも富士屋ホテルにマッチする
ようなデザインで作ったのか?


朝は閉まっていたが夕方見たら開いていた。


緩やかな曲がり角に面して建つこの建物は、今はCAFE DE MOTONAMIというカフェだが、
元は富士屋ホテルの送迎車待合所だったとか。長く突き出た軒と千鳥破風がなければ普通の店舗ビルだな。。。


続く。

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