箱根の続き。
宮ノ下駅から徒歩5分、なんとか日のあるうちに冨士屋ホテルに到着。
傾斜地にひな壇のように棟が並んでいる。中央が本館。
敷地のいちばん手前にあるのが花御殿。その隣に西洋館が2棟(写真には写っていないが)。
そして右側にあるのがダイニング棟。2階がメインダイニング、ザ・フジヤ。
今回の旅はこの富士屋ホテルに泊まるのがメインの目的だった。素泊まりで格安のプランだったので
どこの棟かはチェックインまで分からなかったが、やっぱりというか当然というか、いちばん新しい
鉄筋コンクリート造のフォレスト館でちょっとがっかり。。。部屋は広いし館内施設は共通なので
まぁいいけど。。
フォレスト館は裏手にある。
チェックインカウンターはすごく混んでいて順番待ち。
ロビーは広くふんだんに木材が使われていて柱や腰壁には花鳥の彫刻が施されている。中には
リアルすぎてちょっと怖い感じのものも・・・
1878(明治11)年、外国人客向けの本格的なリゾートホテルとして開業。
明治16年に起きた宮ノ下大火で創業時の建物は失われたが、1年後には営業を再開している。
現在供用中の建物でいちばん古いのは本館で1891(明治24)年竣工。
1906(明治39)年に西洋館1号館・2号館、1920(大正9)年にカスケードルームが竣工。
昭和になって1930(昭和5)年にダイニング棟、1936(昭和11)年に花御殿が建てられる。
大正期までの建物と違ってこれらは和風の色が強いのは、戦時中の空気が影響したと想像される。
そしてわがフォレスト館は戦後1960(昭和35)年の竣工。ショボーン
道路を挟んだところにある別館「菊華荘」は、皇室の宮ノ下御用邸が1946(昭和21)年に
払い下げられたもの。
敷地の奥には西洋風の庭が広がっており温室や屋外プールなどもある。(プールは見ていないが・・)
部屋に荷物を置いたらさっそく館内を探索に出かけよう。
全ての棟は通路でつながっていて、花御殿の地下の温泉浴室や資料室に行ったりダイニング棟へ
ごはんを食べに行ったりと、縦横無尽に歩き回ることができる(笑)。
メインダイニング、ザ・フジヤは準備中だったがTさんが見学をお願いしたら快く見せて頂けた。
せっかくなのでごはんはここで食べようと予約していたのだが、食事中が始まれば他のお客さんも
たくさんいて写真を撮れないから、ありがたかった!
メインダイニングへのアクセスは、こんな橋を模した船底天井の通路を通って。
気分が盛り上がるね!
和風とも洋風ともつかない、ゴージャスな雰囲気。
おお・・・!
高い天井、広々とした柱のない空間。
ダブルの格天井の格子の中には絵が見える。636種類の高山植物が描かれているのだとか。
折上げ部分は複雑な組物構成。壁にはトラやライオンや鳥などのリアルなレリーフが彫られている。
柱の一部にカラフルな彩色が施されているのだが、インディアンの羽か踊る人の腰みのに見えて
仕方がないんだけど(笑)、ほんとは何なんだろうか。
そして柱の下部のこの意匠には度肝を抜かれる!!怖すぎ~~
あとで資料室を見学して分かったのだが、この顔は、富士屋ホテルの3代目社長、山口正造の顔を
模したものだとか。この人、かなり変わった人のようで、この柱のレリーフでも分かるとおり
髭を長く伸ばし、「万国髭倶楽部」を設立して世界各国の会員と交流していたそうだ。
こんなひし形の寄せ木の床も見たことがない。真鍮のグリルは暖房の吹き出し口だろうか。
こんな花のデザインの格子もあった。蓮のつぼみのようでお寺っぽいなぁ。
スタッフの方々は皆忙しそうにテキパキと準備や打合せをされていたので、ジャマにならないよう
短時間で退散。ありがとうございました~~
その後、夕食でもう一度じっくり眺めて空間を楽しみながら、ディナーを楽しんだ。
続く。
宮ノ下駅から徒歩5分、なんとか日のあるうちに冨士屋ホテルに到着。
傾斜地にひな壇のように棟が並んでいる。中央が本館。
敷地のいちばん手前にあるのが花御殿。その隣に西洋館が2棟(写真には写っていないが)。
そして右側にあるのがダイニング棟。2階がメインダイニング、ザ・フジヤ。
今回の旅はこの富士屋ホテルに泊まるのがメインの目的だった。素泊まりで格安のプランだったので
どこの棟かはチェックインまで分からなかったが、やっぱりというか当然というか、いちばん新しい
鉄筋コンクリート造のフォレスト館でちょっとがっかり。。。部屋は広いし館内施設は共通なので
まぁいいけど。。
フォレスト館は裏手にある。
チェックインカウンターはすごく混んでいて順番待ち。
ロビーは広くふんだんに木材が使われていて柱や腰壁には花鳥の彫刻が施されている。中には
リアルすぎてちょっと怖い感じのものも・・・
1878(明治11)年、外国人客向けの本格的なリゾートホテルとして開業。
明治16年に起きた宮ノ下大火で創業時の建物は失われたが、1年後には営業を再開している。
現在供用中の建物でいちばん古いのは本館で1891(明治24)年竣工。
1906(明治39)年に西洋館1号館・2号館、1920(大正9)年にカスケードルームが竣工。
昭和になって1930(昭和5)年にダイニング棟、1936(昭和11)年に花御殿が建てられる。
大正期までの建物と違ってこれらは和風の色が強いのは、戦時中の空気が影響したと想像される。
そしてわがフォレスト館は戦後1960(昭和35)年の竣工。ショボーン
道路を挟んだところにある別館「菊華荘」は、皇室の宮ノ下御用邸が1946(昭和21)年に
払い下げられたもの。
敷地の奥には西洋風の庭が広がっており温室や屋外プールなどもある。(プールは見ていないが・・)
部屋に荷物を置いたらさっそく館内を探索に出かけよう。
全ての棟は通路でつながっていて、花御殿の地下の温泉浴室や資料室に行ったりダイニング棟へ
ごはんを食べに行ったりと、縦横無尽に歩き回ることができる(笑)。
メインダイニング、ザ・フジヤは準備中だったがTさんが見学をお願いしたら快く見せて頂けた。
せっかくなのでごはんはここで食べようと予約していたのだが、食事中が始まれば他のお客さんも
たくさんいて写真を撮れないから、ありがたかった!
メインダイニングへのアクセスは、こんな橋を模した船底天井の通路を通って。
気分が盛り上がるね!
和風とも洋風ともつかない、ゴージャスな雰囲気。
おお・・・!
高い天井、広々とした柱のない空間。
ダブルの格天井の格子の中には絵が見える。636種類の高山植物が描かれているのだとか。
折上げ部分は複雑な組物構成。壁にはトラやライオンや鳥などのリアルなレリーフが彫られている。
柱の一部にカラフルな彩色が施されているのだが、インディアンの羽か踊る人の腰みのに見えて
仕方がないんだけど(笑)、ほんとは何なんだろうか。
そして柱の下部のこの意匠には度肝を抜かれる!!怖すぎ~~
あとで資料室を見学して分かったのだが、この顔は、富士屋ホテルの3代目社長、山口正造の顔を
模したものだとか。この人、かなり変わった人のようで、この柱のレリーフでも分かるとおり
髭を長く伸ばし、「万国髭倶楽部」を設立して世界各国の会員と交流していたそうだ。
こんなひし形の寄せ木の床も見たことがない。真鍮のグリルは暖房の吹き出し口だろうか。
こんな花のデザインの格子もあった。蓮のつぼみのようでお寺っぽいなぁ。
スタッフの方々は皆忙しそうにテキパキと準備や打合せをされていたので、ジャマにならないよう
短時間で退散。ありがとうございました~~
その後、夕食でもう一度じっくり眺めて空間を楽しみながら、ディナーを楽しんだ。
続く。