台湾続き。
枋寮のまち散策から戻るとホームにはすでに青い列車が停まっていた。おぉ!あれに乗るのだ〜
小走りで地下通路を渡りホームに行くと、ワイワイガヤガヤ・・・団体さんが代わる代わる写真を撮っていた。
なんだこれは。今しがたの自強号で着いたのだろう。あきらかにこの列車に乗るツアーだ。子供もいるが
多くは普通のおっちゃんおばちゃん。すごい人気なんだな。。。ちょっと驚いた。
団体さんはお行儀よく後ろの車両にまとまって乗ってくれたので、個人旅行の私は前の車両でゆったりと、
おばちゃんたちにまみれることなく旅を楽しむことが出来た。
写真を撮りやすい編成の後方の車両を陣取られたと言えなくもないが、まぁいいよ。
さて出発。そろそろとスピードを増して行く。もちろん窓は開け放し、風が心地よい。
梅雨入りして天気がよくないこともあるだろうが、車内は冷房はまったく要らないくらい快適。
枋寮の集落が終わると果樹園が広がる山すその風景。山がどんどん近づいてくる。
内獅駅は海のすぐそば!!ここから次の枋山までは海景色を楽しめる。しかしこの天気が恨めしい。。
さぁここが山岳路線の入口。枋寮から台東間は現在環状になっている台鉄路線のうち最後につながった区間で、
開業したのはつい20年前の1992年。そのため駅舎はいずれも比較的新しく、コンクリート造タイル貼りだ。
枋山から次の古荘まで約27kmの間で山脈を越える。その間に駅はないが信号場が設けられ、
特急の追い越しや対抗列車の通過待ちをする。枋野信号場は駅のように立派。
駐在の職員さんは運転士さん、車掌さんとつかの間のおしゃべりを楽しむ。
ほとんどの列車は枋寮を出ると大武までノンストップで、この間の駅に停まる列車は上下合わせて
1日4本しかないのだ。
地図で見ると台湾島のしっぽのつけ根を横断する程度と思うかもしれないが、実際に中央山脈を貫く
大変さは、トンネルの数と長さが物語る。機関車の煙こそないもののトンネル内での耳をつんざく走行音と
風にはちょっとひるんでしまい、窓を閉めようかと何度も思ったが、こういう経験もできなくなると思うと
もったいないので我慢する(苦笑)。
長い長いトンネルを抜けてようやく古荘駅に到着。ここでも上り自強号を通過待ち。
待ってばかりのような気がするが、時刻表を見る限り、下り特急の追い越し待ちが2本だ。
その間にローカル駅のホームに降り立つことができるのでこれも各駅停車の旅の貴重な時間。
大武から瀧渓の間はまた海岸線沿いを走る。黒い砂浜がはるかに続く車窓風景は絶景!
天気が悪く薄暗いのと線路脇に生い茂る潅木のせいでなかなかきれいに撮れないのが悔しい。。。。
渡る川はどこも幅が広くくろぐろとした河川敷を細い水流がくねくねと蛇行している。
もうすぐ上流で降った雨が濁流となってこの川幅いっぱいに押し寄せるのだろうか。
瀧渓〜知本間の各駅間が長いのは、それぞれ間にあった駅が廃止されたかららしい。
ホームや駅舎はそのまま放置されているようで、車窓を眺めていると突然現れ、
あれっ?各駅停車なのに通過?と一瞬驚く。
集落はほとんど見当たらないしずっと線路に平行して道路が走っているので、間引きもやむを得ないか。。
雨が激しくなってきた。仕方なく窓を閉める(苦笑)。
あぁもうすぐ台東、枋寮から2時間乗ってきた普快車の旅ももうすぐ終わりだ。
しかし、文字通り台湾東部の主要都市である台東に近づいているというのに、ぜんぜん都会の
香りがしないなぁ。。。
続く。
枋寮のまち散策から戻るとホームにはすでに青い列車が停まっていた。おぉ!あれに乗るのだ〜
小走りで地下通路を渡りホームに行くと、ワイワイガヤガヤ・・・団体さんが代わる代わる写真を撮っていた。
なんだこれは。今しがたの自強号で着いたのだろう。あきらかにこの列車に乗るツアーだ。子供もいるが
多くは普通のおっちゃんおばちゃん。すごい人気なんだな。。。ちょっと驚いた。
団体さんはお行儀よく後ろの車両にまとまって乗ってくれたので、個人旅行の私は前の車両でゆったりと、
おばちゃんたちにまみれることなく旅を楽しむことが出来た。
写真を撮りやすい編成の後方の車両を陣取られたと言えなくもないが、まぁいいよ。
さて出発。そろそろとスピードを増して行く。もちろん窓は開け放し、風が心地よい。
梅雨入りして天気がよくないこともあるだろうが、車内は冷房はまったく要らないくらい快適。
枋寮の集落が終わると果樹園が広がる山すその風景。山がどんどん近づいてくる。
内獅駅は海のすぐそば!!ここから次の枋山までは海景色を楽しめる。しかしこの天気が恨めしい。。
さぁここが山岳路線の入口。枋寮から台東間は現在環状になっている台鉄路線のうち最後につながった区間で、
開業したのはつい20年前の1992年。そのため駅舎はいずれも比較的新しく、コンクリート造タイル貼りだ。
枋山から次の古荘まで約27kmの間で山脈を越える。その間に駅はないが信号場が設けられ、
特急の追い越しや対抗列車の通過待ちをする。枋野信号場は駅のように立派。
駐在の職員さんは運転士さん、車掌さんとつかの間のおしゃべりを楽しむ。
ほとんどの列車は枋寮を出ると大武までノンストップで、この間の駅に停まる列車は上下合わせて
1日4本しかないのだ。
地図で見ると台湾島のしっぽのつけ根を横断する程度と思うかもしれないが、実際に中央山脈を貫く
大変さは、トンネルの数と長さが物語る。機関車の煙こそないもののトンネル内での耳をつんざく走行音と
風にはちょっとひるんでしまい、窓を閉めようかと何度も思ったが、こういう経験もできなくなると思うと
もったいないので我慢する(苦笑)。
長い長いトンネルを抜けてようやく古荘駅に到着。ここでも上り自強号を通過待ち。
待ってばかりのような気がするが、時刻表を見る限り、下り特急の追い越し待ちが2本だ。
その間にローカル駅のホームに降り立つことができるのでこれも各駅停車の旅の貴重な時間。
大武から瀧渓の間はまた海岸線沿いを走る。黒い砂浜がはるかに続く車窓風景は絶景!
天気が悪く薄暗いのと線路脇に生い茂る潅木のせいでなかなかきれいに撮れないのが悔しい。。。。
渡る川はどこも幅が広くくろぐろとした河川敷を細い水流がくねくねと蛇行している。
もうすぐ上流で降った雨が濁流となってこの川幅いっぱいに押し寄せるのだろうか。
瀧渓〜知本間の各駅間が長いのは、それぞれ間にあった駅が廃止されたかららしい。
ホームや駅舎はそのまま放置されているようで、車窓を眺めていると突然現れ、
あれっ?各駅停車なのに通過?と一瞬驚く。
集落はほとんど見当たらないしずっと線路に平行して道路が走っているので、間引きもやむを得ないか。。
雨が激しくなってきた。仕方なく窓を閉める(苦笑)。
あぁもうすぐ台東、枋寮から2時間乗ってきた普快車の旅ももうすぐ終わりだ。
しかし、文字通り台湾東部の主要都市である台東に近づいているというのに、ぜんぜん都会の
香りがしないなぁ。。。
続く。