台湾続き。
林鳳営駅を見たあと、新営から自強号に乗って高雄入り。恋する高雄での一夜を楽しむべく、
駅前の宿に荷物を置いてすぐにMRTで西子湾へ。旧高雄港駅には青い旧型客車が仲間入りしていた。
フェリーで旗津へ渡って海鮮を食べ、帰りに雪花氷を食べてから夜市をうろついて、あぁ満喫。
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さて翌日、ここから先が今回の旅のメイン。今日は一日乗り鉄だ。
高雄から先の「屏東腺」では徐々にローカル色を増し、枋寮から台東までの「南廻り線」では
深い山越えとなる。非電化の区間も残るため、機動車やディーゼル機関車牽引の客車列車が走る
フォトジェニックな路線である。
その南廻り線を1日1本走る「普快車」は、ガラス越しでない車窓風景を風とともに楽しめる
鉄道の旅の真骨頂とも言える列車であり、これに乗るのが今回の旅の目的であった。
今回使った「TRパス」は台鉄3日間乗り放題のきっぷ。これは高鉄(新幹線)には乗れず、
在来線の特急だけでかなり長距離を乗り3日間移動しまくるような旅でないと元を取るのが難しい
微妙な値段設定である。
実は私のスケジュールでは高鉄も使うし3日目は移動しない予定だったので、原価割れは承知の上だ。
それでも気ままに途中下車したり飛び乗ったり、急な予定変更にも対応できることを考えれば
使う価値があると思う。ま、願わくは1日単位で買えるようにしてほしいのだが。
珍しく予定より早く高雄駅に着いたので一本早い区間車で屏東まで先回りしよう。
以前も見た高屏渓の旧橋梁、川原に転がったトラスはすでに撤去され、安全に見学できるように
整備されたらしい。ここにも青い旧型客車が運び込まれているのが見えた。
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旧型客車がどんどん廃車されていっているのが知れる。
前回も歩いた屏東、30分ほど駅前をうろついてから駅へ戻り、枋寮行きの区間車を待つ。
屏東から南廻り線の起点である枋寮までの区間は、未踏なので楽しみではあったが、正直それほど
期待していなかった。ところが、ヘッドライトを光らせてやってきたのは・・・・
おお!オレンジ色の機関車!急激にテンションが上がる!!
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区間車なのに特急に乗っているような贅沢な気分。ただし窓は開かない。乗客は一両に数名のみだ。
小駅にも丁寧に停車しつつプランテーションのヤシ林やレンブーの果樹園の間をのんびり進んでいく。
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ディーゼル機関車特有のガガガガ・・・という音と、加速度を感じさせないじわじわとしたスタートを
駅ごとに楽しめる区間車の旅。あぁいいなぁ。。。
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しかし高雄から枋寮までの「屏東線」は高架工事が急ピッチで進んでいる。
仮設ホームになっている駅が多く、橋上駅がすでに完成しているところもある。
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車掌さんが何か話しかけてきた。
・・・ごめんなさい、わからない。私日本人です。TRパスで旅していて、枋寮から普快車に乗るんです・・・
身振りのみで話す(苦笑)。
あぁ、日本人。でも普快車だと枋寮でだいぶ待たないといけないよ?
枋寮でちょっとまちをうろうろして写真を撮ったりして遊んでから乗るんです。
あぁ、そうなの。
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同じ車両でラジオをつけながらごきげんでくつろいでいたおっちゃんも話に加わってきた。
ギリギリ日本語世代らしく、片言の日本語を交えて話しかけてくる。
枋寮に自転車あるよ!金、要らない!わかるか?
自転車屋さんなのかな?おっちゃん、確かに自転車のタイヤを一本抱えて乗車している。
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そうこうしているうちに枋寮着。この駅には荷物預かりがなかったのだが、車掌さんがはからってくれて
事務所にスーツケースを置かせてもらえた。そしてどういうシステムか分からないが、駅構内に
おっちゃん所有の貸出用自転車が3台あり、ありがたく貸してもらった。
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枋寮は南廻り線の起点であり台湾南部の主要駅であるが、いたってローカルな田舎のまちだ。
駅から少し行くと海。外海に面した海岸は波が強いのだろう、テトラポッドもすでに半分埋もれている。
海沿いに自転車で走っていくと船だまりがあり、枋寮唯一の観光スポットと言えそうな橋があった。
その上に上ると港とまちが見渡せる。うん、なかなかいいね。
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港から先の海沿いはずっと公園になっていて、ゆっくり散歩するのもよさそうだ。
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飾らない日常生活の場としてのまち。市場はどこの町でも賑わっている。
ところどころで古い中国式の民家も見える。タイルを貼った民家もあった。
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そろそろ駅へ戻ろう。おっちゃんの自転車のおかげで枋寮観光もできた。ありがとう〜
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続く。
林鳳営駅を見たあと、新営から自強号に乗って高雄入り。恋する高雄での一夜を楽しむべく、
駅前の宿に荷物を置いてすぐにMRTで西子湾へ。旧高雄港駅には青い旧型客車が仲間入りしていた。
フェリーで旗津へ渡って海鮮を食べ、帰りに雪花氷を食べてから夜市をうろついて、あぁ満喫。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/51/2af3a7746d58d4222a6fa423c698dd5b.jpg)
さて翌日、ここから先が今回の旅のメイン。今日は一日乗り鉄だ。
高雄から先の「屏東腺」では徐々にローカル色を増し、枋寮から台東までの「南廻り線」では
深い山越えとなる。非電化の区間も残るため、機動車やディーゼル機関車牽引の客車列車が走る
フォトジェニックな路線である。
その南廻り線を1日1本走る「普快車」は、ガラス越しでない車窓風景を風とともに楽しめる
鉄道の旅の真骨頂とも言える列車であり、これに乗るのが今回の旅の目的であった。
今回使った「TRパス」は台鉄3日間乗り放題のきっぷ。これは高鉄(新幹線)には乗れず、
在来線の特急だけでかなり長距離を乗り3日間移動しまくるような旅でないと元を取るのが難しい
微妙な値段設定である。
実は私のスケジュールでは高鉄も使うし3日目は移動しない予定だったので、原価割れは承知の上だ。
それでも気ままに途中下車したり飛び乗ったり、急な予定変更にも対応できることを考えれば
使う価値があると思う。ま、願わくは1日単位で買えるようにしてほしいのだが。
珍しく予定より早く高雄駅に着いたので一本早い区間車で屏東まで先回りしよう。
以前も見た高屏渓の旧橋梁、川原に転がったトラスはすでに撤去され、安全に見学できるように
整備されたらしい。ここにも青い旧型客車が運び込まれているのが見えた。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/5c/ff426f4084c38a771bbbebcef8b01b0a.jpg)
旧型客車がどんどん廃車されていっているのが知れる。
前回も歩いた屏東、30分ほど駅前をうろついてから駅へ戻り、枋寮行きの区間車を待つ。
屏東から南廻り線の起点である枋寮までの区間は、未踏なので楽しみではあったが、正直それほど
期待していなかった。ところが、ヘッドライトを光らせてやってきたのは・・・・
おお!オレンジ色の機関車!急激にテンションが上がる!!
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/5e/6bb106c0168e1c21c359f2955a0e41fe.jpg)
区間車なのに特急に乗っているような贅沢な気分。ただし窓は開かない。乗客は一両に数名のみだ。
小駅にも丁寧に停車しつつプランテーションのヤシ林やレンブーの果樹園の間をのんびり進んでいく。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/6b/3aaa240b4759c7dd9a00472b00b78e7a.jpg)
ディーゼル機関車特有のガガガガ・・・という音と、加速度を感じさせないじわじわとしたスタートを
駅ごとに楽しめる区間車の旅。あぁいいなぁ。。。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/97/2fee4e82bebd368ee94ba97048a54579.jpg)
しかし高雄から枋寮までの「屏東線」は高架工事が急ピッチで進んでいる。
仮設ホームになっている駅が多く、橋上駅がすでに完成しているところもある。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/71/c996aa4d634bbe6616596630da09daf3.jpg)
車掌さんが何か話しかけてきた。
・・・ごめんなさい、わからない。私日本人です。TRパスで旅していて、枋寮から普快車に乗るんです・・・
身振りのみで話す(苦笑)。
あぁ、日本人。でも普快車だと枋寮でだいぶ待たないといけないよ?
枋寮でちょっとまちをうろうろして写真を撮ったりして遊んでから乗るんです。
あぁ、そうなの。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/1f/009d3bb574f20ecb4de2926b1a26e05b.jpg)
同じ車両でラジオをつけながらごきげんでくつろいでいたおっちゃんも話に加わってきた。
ギリギリ日本語世代らしく、片言の日本語を交えて話しかけてくる。
枋寮に自転車あるよ!金、要らない!わかるか?
自転車屋さんなのかな?おっちゃん、確かに自転車のタイヤを一本抱えて乗車している。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/43/9c50cc0bd2e124f685aa5b364336117c.jpg)
そうこうしているうちに枋寮着。この駅には荷物預かりがなかったのだが、車掌さんがはからってくれて
事務所にスーツケースを置かせてもらえた。そしてどういうシステムか分からないが、駅構内に
おっちゃん所有の貸出用自転車が3台あり、ありがたく貸してもらった。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/8c/49ec75edefc2a6fe4e0070aad91d9ea8.jpg)
枋寮は南廻り線の起点であり台湾南部の主要駅であるが、いたってローカルな田舎のまちだ。
駅から少し行くと海。外海に面した海岸は波が強いのだろう、テトラポッドもすでに半分埋もれている。
海沿いに自転車で走っていくと船だまりがあり、枋寮唯一の観光スポットと言えそうな橋があった。
その上に上ると港とまちが見渡せる。うん、なかなかいいね。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/7b/08bdf3d48ecd95296db7fbeddd6479f7.jpg)
港から先の海沿いはずっと公園になっていて、ゆっくり散歩するのもよさそうだ。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/3c/1a77fd5a6fe0da565d1d21c9f78f1c1d.jpg)
飾らない日常生活の場としてのまち。市場はどこの町でも賑わっている。
ところどころで古い中国式の民家も見える。タイルを貼った民家もあった。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/bc/6e7568c7d959a3ff2adf6e60d57953ec.jpg)
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/65/1c384d1c646cf6989042f5e142db65c3.jpg)
そろそろ駅へ戻ろう。おっちゃんの自転車のおかげで枋寮観光もできた。ありがとう〜
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d5/fc7ae2732004e037c110a12c14497c2c.jpg)
続く。