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Channel: まちかど逍遥
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佐賀~長崎の旅 長崎の近代建築めぐり

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長崎の続き。

長崎での行動は全くノープランだったので、あまり詳細な地図もない。


坂道の細い路地にレンガ塀が現れた。塀の中は木造の洋館だが廃墟のようだ。


こっちの方角へ行ったら東山手十二番館のあたりに出てくるはずだ。と路地を歩いていくと
思わぬ方へ曲ってしまう。しかも、きつい坂道!汗だく。。。

何とかオランダ坂にたどり着いた・・・

坂の横には活水学院の大きな校舎が。これも近代建築だ。門が閉まっていたが、守衛さんがいたので
声をかけると、渋々な感じではあったが少しだけならとキャンパスに入らせてもらえた。


赤い屋根に小さな妻壁をずらりと並べたドーマーウィンドウ。鉄筋コンクリート造の大柄な建物は
窓が多いこともありあまり古いものとは思えないが、L字の中央部の塔だけが古めかしいイメージ。
この本館は1926(大正15)年の建築だとは信じがたい。


こちらがヴォーリズ事務所の設計による増築部分か。


オランダ坂を挟んだ向かいに、重要文化財の東山手十二番館が。1868(明治元)年に完成。
西洋から直輸入したようなコロニアル様式の建築だ。
ロシア領事館、アメリカ領事館などとして使われたあと、活水学院から長崎市に寄贈され、現在は
「旧居留地私学歴史資料館」となっている。


広いテラスが快適そう。


十二番館の庭を抜けた奥にも同じような下見板張りの洋館が建っていた。


その下手には東山手甲十三番館。


こちらの1階はカフェになっていて、奥や2階も入って見られる。


あぁここでちょっとひと休み・・・したいけど、そんな時間はないなぁ。




いい感じに磨耗したテラスの石畳。砂岩だろうか。


そこから少し進んだところに東山手洋風住宅群がある。このあたりの傾斜地の雰囲気は神戸の北野と
そっくり。


段々畑のように上段に3棟、下段に4棟が建っている。
日本瓦の寄棟屋根が載った7棟の住宅はこじんまりしていて建売住宅のようだ。しかしそれぞれの建物は
すべて形が異なっている。店になっていたりして中に入れるところもある。




低い玉石の石垣は年月を経て味わい深い色合い。


しかし、、、下見板張り洋館もこれだけあると食傷気味(苦笑)。孔子廟のレンガ建築が新鮮に見えてくる。


続く

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