対馬には独特の石文化があって、石屋根の建物が今も残っていると本で読んだことがあり、
石好きの私としては是非とも見に行きたいと、憧れのような気持ちをずっと心の中で温めていた。
巨大な石の板で葺く屋根というのは、対馬が日本の本州よりも朝鮮半島に近いことから異国的なイメージも
相まって、ストーンサークルとかモアイなどに通ずるなんとなくプリミティブで謎めいたイメージがあった。
一人旅は少し心細く(苦笑)、母親を誘ってみたら即答で「行く!」と(笑)。
心配していた天候もギリギリになって快方へ向かい、無事出発。
朝一のピーチで福岡空港まで飛んでからANAで対馬空港まで。対馬便はANAの独占路線のため高いのだが
2泊3日で時間を有効利用するため空路を選択した。さすがに早い、40分でかわいい対馬空港に到着。
予約してあったレンタカーで走り出した時でもまだお昼前。よしよし!
対馬は上島と下島に分かれ、その間を浅茅湾(あそうわん)というリアス式海岸が網目のように広がっている。
「!」マークのように南北に長く上島の方が少し大きい。空港は下島の浅茅湾寄りにあり、
これから2連泊する対馬最大の町、厳原(いずはら)も下島にある。
今日は半日なので下島の方を回ることにして、とりあえず南へ走り出す。厳原の町を素通りして少し
行ったところに「お船江跡」の案内があったので車を下りてずっと歩いていくと・・・
うわぁ!すごい!!森に覆われた深い入り江に見事な石積みの突堤がくし型に並んでいる。
突堤は築山のように高く、整形された石垣は全く崩れていない。
1663年に築造された藩船の格納施設であり、このように完璧な形を保っている遺構は貴重で
全国的にも珍しいとか。
しかしこの規模と精緻な石積みを目の前にすると、対馬藩時代のまちの栄華や、離島まで確実に波及した
中央権力の大きさがビシビシと伝わってくる。
この最奥部にあたるところにはレンガ塀があって古そうな建物が建っていたが、船江と関係のある
ものだろうか。
すでに大きな達成感!いやいや、まだ旅は始まったばかり。先へ進もう。
対馬は海からいきなり山が突き出たような島であり稲作に向かない土地であると、「街道をゆく
壱岐・対馬の道」で読んだ通り、海沿いにも平地はほとんどなく山がもこもこと連なっている。
それでも山あいの川沿いに細々とお米を作っているんだなと見ていたら、水田の石垣がとってもきれい!
思わず車を道端に停めて写真を。青々とした稲も美しいなぁ!
ついでに付近を見回すと、横を流れる川の水の透明度が半端でない!
昨日一昨日まで雨、それも記録的な豪雨に見舞われたとニュースで聞いていたにも関わらず、である。
近寄って覗き込むと、何とこの河底は一枚岩じゃないの!!河底から川岸まで、いやさらにその周囲にまで
つらなる岩盤なのだ!うわぁ・・・
そこから少し進んだところに「鮎もどし自然公園」がある。休憩がてら行ってみると、
人の気配はないのだが、また川がすごい!
さっきのところよりさらに広くなめらかな川底の岩盤が広がっていて、清廉な水が小さな滝を
ウォータースライダーのように流れているのである。
すべりたい!!(笑)
「まだ先がある」。衝動をぐっと抑え、、、次へ進もう。
おや、ここの駐車場の一角にある建物は石屋根じゃないの。しかし、建物はどう見ても新しいもの。
古い屋根材だけを転用したものだな。
さて、本物に遭えるかなぁ!?
続く。
石好きの私としては是非とも見に行きたいと、憧れのような気持ちをずっと心の中で温めていた。
巨大な石の板で葺く屋根というのは、対馬が日本の本州よりも朝鮮半島に近いことから異国的なイメージも
相まって、ストーンサークルとかモアイなどに通ずるなんとなくプリミティブで謎めいたイメージがあった。
一人旅は少し心細く(苦笑)、母親を誘ってみたら即答で「行く!」と(笑)。
心配していた天候もギリギリになって快方へ向かい、無事出発。
朝一のピーチで福岡空港まで飛んでからANAで対馬空港まで。対馬便はANAの独占路線のため高いのだが
2泊3日で時間を有効利用するため空路を選択した。さすがに早い、40分でかわいい対馬空港に到着。
予約してあったレンタカーで走り出した時でもまだお昼前。よしよし!
対馬は上島と下島に分かれ、その間を浅茅湾(あそうわん)というリアス式海岸が網目のように広がっている。
「!」マークのように南北に長く上島の方が少し大きい。空港は下島の浅茅湾寄りにあり、
これから2連泊する対馬最大の町、厳原(いずはら)も下島にある。
今日は半日なので下島の方を回ることにして、とりあえず南へ走り出す。厳原の町を素通りして少し
行ったところに「お船江跡」の案内があったので車を下りてずっと歩いていくと・・・
うわぁ!すごい!!森に覆われた深い入り江に見事な石積みの突堤がくし型に並んでいる。
突堤は築山のように高く、整形された石垣は全く崩れていない。
1663年に築造された藩船の格納施設であり、このように完璧な形を保っている遺構は貴重で
全国的にも珍しいとか。
しかしこの規模と精緻な石積みを目の前にすると、対馬藩時代のまちの栄華や、離島まで確実に波及した
中央権力の大きさがビシビシと伝わってくる。
この最奥部にあたるところにはレンガ塀があって古そうな建物が建っていたが、船江と関係のある
ものだろうか。
すでに大きな達成感!いやいや、まだ旅は始まったばかり。先へ進もう。
対馬は海からいきなり山が突き出たような島であり稲作に向かない土地であると、「街道をゆく
壱岐・対馬の道」で読んだ通り、海沿いにも平地はほとんどなく山がもこもこと連なっている。
それでも山あいの川沿いに細々とお米を作っているんだなと見ていたら、水田の石垣がとってもきれい!
思わず車を道端に停めて写真を。青々とした稲も美しいなぁ!
ついでに付近を見回すと、横を流れる川の水の透明度が半端でない!
昨日一昨日まで雨、それも記録的な豪雨に見舞われたとニュースで聞いていたにも関わらず、である。
近寄って覗き込むと、何とこの河底は一枚岩じゃないの!!河底から川岸まで、いやさらにその周囲にまで
つらなる岩盤なのだ!うわぁ・・・
そこから少し進んだところに「鮎もどし自然公園」がある。休憩がてら行ってみると、
人の気配はないのだが、また川がすごい!
さっきのところよりさらに広くなめらかな川底の岩盤が広がっていて、清廉な水が小さな滝を
ウォータースライダーのように流れているのである。
すべりたい!!(笑)
「まだ先がある」。衝動をぐっと抑え、、、次へ進もう。
おや、ここの駐車場の一角にある建物は石屋根じゃないの。しかし、建物はどう見ても新しいもの。
古い屋根材だけを転用したものだな。
さて、本物に遭えるかなぁ!?
続く。