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Channel: まちかど逍遥
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宮島の風景 続き

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宮島の続き。

海上に浮かぶ厳島神社の社殿には入らなかったが、付近に散らばっている、五重塔や、摂社、末社と言われる
多数の建物を見ながら歩く。さっき上った今伊勢神社も末社だ。




民家の玄関に文字や絵の書いた紙が貼ってあるのを見たことがあるが、こういうのを「幸紙」というのか。
幸紙や御幣を販売している山本寅吉商店。いいねぇ~


丘の上に建つ豊国神社本殿は千畳閣と呼ばれ、その名の通りとても大きな建物である。
豊臣秀吉が建てたが途中で亡くなったため未完成なのだだとか。


こちらは高波の被害もないため古いまま残っている。


壁はなく柱と屋根だけの吹きさらし空間である。年月を経た梁や床板は質感も色合いも味わい深い。
梁の上にたくさん掲げられている大きな絵馬は鹿の絵のものが多く、妙にかわいい絵柄のものも。


崖側に張り出したテラス(?)は格好の日向ぼっこスペース。ここから本社殿がきれいに見えるな!






この広いスペースは「千畳」には少し足りないが857畳の広さだとか。
吹き込む雨に洗われてきたであろう床板はくっきりと木目が浮き出てつるつるすべらかだ。


さらにうろうろ。こんなお茶屋で甘酒など飲んでくつろぐのもいいなぁ。。


しかし日が暮れてきた。そろそろ広島へ戻らねば。。。


広島駅の飲食エリアはライブ帰りの人でごった返していた。妹と合流して何とかごはんを食べたあと
呉の宿へ移動。


ところで、数年前呉の出張のときに入った神原湯にもう一度行きたいとずっと機会をうかがっていた。
細い路地にヒラリともせずぶらさがった暖簾、田舎のおじいちゃん家を思い出させるような薄暗い
蛍光灯の灯り、ひんやり冷たい木の床板、大きなステレオから流れるアナログレコードの歌謡曲、、、
あの夢の中のようなノスタルジックな空間と時間が忘れられず、今回、よっしゃ、行くぞ!と意気込んで
念のために事前に検索してみたら・・・何と廃業されたようだ。え~~~っ!?そんなぁ(泣)
ちなみに広島市内の勝利湯も一昨年廃業されたとか。悲しすぎる・・・

続く。

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