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Channel: まちかど逍遥
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嬉野温泉へ。

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武雄温泉からの続き。

嬉野温泉は武雄からバスで約30分、長崎本線、大村線、佐世保線に囲まれた鉄道空白エリアのど真ん中で
アクセスは良くない。しかし九州新幹線の長崎延伸線は武雄温泉と嬉野温泉を通るらしい。
ただいま工事の真っ最中のこの高架は新幹線のものかな!?

朝もやはまだはびこっている。。。

街の中央にあるバスターミナルは昭和そのもの。


歩き出すと、まだ10時前だからかお客はまばら。人がいるのはシーボルトの湯付近ぐらいか。
嬉野温泉のまちは結構広い範囲に旅館が点在しているが、現役旅館はほとんどが昭和4~50年代に
建て替えられたと見え、古い建物は少ない。裏手の小さな宿はとっくに廃業しているようで
ちょっと寂しい感じ。。。


ここは今もやってるんだろうか?旅館建築としてよさげなところはこのあたりぐらいか。


ここももう別の用途に使われているような感じ。


「シーボルトの湯」は、江戸時代には藩営浴場だった、嬉野温泉のシンボル的な公衆浴場。
大正時代にはドイツ人によって設計された洋風建築が建ち、10年ほど前まで使われていたが、
老朽化により建て替えられたということだ。そっくりの姿らしいが、やっぱり残念だな。。。


脇に流れる嬉野川には古い鉄橋がかかっていた。嬉野橋。


もともと公衆浴場の向かいには大村屋という木造三階建ての旅館が建っていて、伊能忠敬もここを
本陣としたそうな。この辺りは情緒漂ういい雰囲気だったようだが大村屋はなくなり公衆浴場は
建て替えられ、殺風景になってしまった。


橋を渡ったところには少し古そうな建物があり、元は旅館かと想像されたがすでにしもたやのようだ。


対岸から眺めてみると、川沿いに隙間なく建物が並んでいる。
川岸にそそり立つ建物の中で唯一目を引くのが、井手酒造の洋風建築だ。懸け造りになっていて
川面から見ると3階建てだ。


表からは全く見えず、酒屋の店舗の裏手に建っているようだ。お店が開いていたら見せてとお願いして
みたかったが、残念ながら休み。商売っ気がないなぁ。。。オフシーズンだからだろうか。


せっかくの「美肌の湯」嬉野温泉、どこかで温泉に入りたい。
もう一ヶ所の公衆浴場とマップに載っていた「元湯温泉」は、行ってみると温泉センターのような
大きな建物で、しかもやっていなかった。。。シーボルトの湯まで戻るのも面倒くさいし、
いくつかある団体客対象の大規模な旅館では、立寄り湯が千円以上と、、、興味湧かず(汗)
町はずれの割とレトロな感じを残してそうな旅館があったので入ることに。


日帰り温泉ののぼりがはためきエントランスには若者のグループがたむろするこのホテルは
「ファミリーホテル神泉閣」。しかし、この門を見るとちょっとタダモノでない雰囲気。。。


後から調べたら、やはり老舗旅館が破綻したあと運営権を得た会社がカジュアル路線で再出発した
ものらしい。湯快リゾートとか、賑わうのはいいことなんだけど、ちょっと寂しい気分になる。。。


少し古そうな建物はもう使っていないようで、昭和満開の建物の一番端にお風呂があった。
お風呂は滝の流れる露天風呂もありなかなかよかった。



新幹線が開通したらこの町も変わるのかなぁ。

嬉野温泉からバスでさらに30ほど行った塩田町というところが、古い町並みを残しているらしく、
当初はそこにも行って少しまち歩きをしようと考えていたのだけれど、移動に時間がかかるし
中途半端に時間がぶつ切りになってしまうので、あきらめてもう武雄へ戻ることに。
そうだ、昨日の夜見つけた牡蠣小屋でお昼を食べよう♪

・・・しかし、何と、行ってみたら閉まっていた。ガックリ(涙)

続く。


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