上有田の続き。
まちなみが途切れたところで引き返してY字型の交差点を右の方へ歩いて行く。さっき車の車窓から
ちらりと見えた建物を見に行くのだ。しかしもう日は落ちて薄暗く、写真も厳しくなってきたな。。。
うわぁ!すごい!銀行ばりに立派な洋風ビルは深川製磁のショールームである。
そしてその奥には、ピンク色のペンキが塗られたかわいい木造建築が。これが工場とは。素敵!!
さていったいどこから写真を撮ろうか。。。
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残念ながら今日はもう閉店している。
3階建てのショールームは、角部分がエントランスである。そのパラペットの部分には富士山が!
千代見湯と太田缶詰を思い出した。ここのは落ち着いたモノトーン。
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おぉ、さらにドアの上に「深川製磁」の文字を形どったステンドグラスが!「製磁」の文字までよく作ったなぁ!
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深川製磁は1894(明治27)年に創業。
脇のアーチ型の窓には富士山のステンドグラスもある!窓周りのタイルも味わいがあるなぁ~
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近寄ってマクロで撮っていたら、「ドア開いてますから中もどうぞ」との声が。えっ、ありがとうございます!
中は壁や天井はきれいに改装されているが絨毯を広げたような床のモザイクタイルはそのまま生かしてある。
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奥には階段もある。エントランスのロールスクリーンを上げて頂き、あの深川製磁のステンドグラスも
見せてもらった。いずれも建築当初からのもの。和風の商店が多い中、当時から輸出に力を入れ、
外国からのお客さんも多かったのでこういう洋館を建てたのだとか。
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なぜ富士山なのですかと聞いたら、もともと屋号のマークが、山(∧)と川からなるものだったが
やっぱり日本人に一番なじみのある山ということで富士山と流水のデザインにアレンジしたのだそうだ。
私は焼き物と言えばどちらかというと土の味わいが感じられる「陶器」の方が好きなのだが、
ショールームに並んだクールな品々を見ているとやっぱり磁器も素敵で欲しくなるなぁ。
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あとでmayumamaさんから聞いたのだが2階もいいのだそうだ。もう閉店してしまっているところを
ご親切に入らせて頂いたので2階まで見せてとは言えなかった。いや十分ラッキーだったな!
お礼を言って外へ出てきたらすっかり日が暮れてしまっていた。工場の方は灯りがないので
写真ももう真っ暗(汗)。それでも何とか粘って撮ってから、上有田駅へ戻ろう。
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さっきは表通りを歩いたが、今度は裏通りを歩いていく。
こんな石蔵があった。この石は陶山神社の鳥居や家々の基壇部にも使われている白っぽく粉っぽい石だ。
有田焼の原料の土になる陶石と同じものに違いない。
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路地の脇にはちょくちょくこういった「水神」がまつられている。
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上有田駅からの各停列車の次の便は1時間近く先なので、ラーメン専門店でとんこつラーメンを。
さすがにスープがとてもおいしくてほぼ飲みつくしてしまった(塩)
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※通常はネギが入ります。
ふらふらふらふら、真っ暗な上有田のまちをうろつくのもまた楽し。
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裏道にはトンバイ塀が続く。
郵便局の横で見たような、窯の古材を使って作られた塀だが、何度も焼かれ自然の釉薬がかかったりした
レンガは自然の石以上に趣深い。
古い窯道具や古材を使った垣や塀は瀬戸や常滑やあちこちの焼き物の産地でも見られるが、ほんとに
美しく独特の景観を作り出すので大好きだ。ただしこのときは真っ暗で・・・(苦)
上幸平橋。
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もう夜の8時。列車1本分の途中下車のつもりが、3時間いてしまった。それでも全然見切れなかった。
ナメていた・・・もっとゆっくり歩くまちだったな。
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続く。
まちなみが途切れたところで引き返してY字型の交差点を右の方へ歩いて行く。さっき車の車窓から
ちらりと見えた建物を見に行くのだ。しかしもう日は落ちて薄暗く、写真も厳しくなってきたな。。。
うわぁ!すごい!銀行ばりに立派な洋風ビルは深川製磁のショールームである。
そしてその奥には、ピンク色のペンキが塗られたかわいい木造建築が。これが工場とは。素敵!!
さていったいどこから写真を撮ろうか。。。

残念ながら今日はもう閉店している。
3階建てのショールームは、角部分がエントランスである。そのパラペットの部分には富士山が!
千代見湯と太田缶詰を思い出した。ここのは落ち着いたモノトーン。

おぉ、さらにドアの上に「深川製磁」の文字を形どったステンドグラスが!「製磁」の文字までよく作ったなぁ!

深川製磁は1894(明治27)年に創業。
脇のアーチ型の窓には富士山のステンドグラスもある!窓周りのタイルも味わいがあるなぁ~


近寄ってマクロで撮っていたら、「ドア開いてますから中もどうぞ」との声が。えっ、ありがとうございます!
中は壁や天井はきれいに改装されているが絨毯を広げたような床のモザイクタイルはそのまま生かしてある。

奥には階段もある。エントランスのロールスクリーンを上げて頂き、あの深川製磁のステンドグラスも
見せてもらった。いずれも建築当初からのもの。和風の商店が多い中、当時から輸出に力を入れ、
外国からのお客さんも多かったのでこういう洋館を建てたのだとか。

なぜ富士山なのですかと聞いたら、もともと屋号のマークが、山(∧)と川からなるものだったが
やっぱり日本人に一番なじみのある山ということで富士山と流水のデザインにアレンジしたのだそうだ。
私は焼き物と言えばどちらかというと土の味わいが感じられる「陶器」の方が好きなのだが、
ショールームに並んだクールな品々を見ているとやっぱり磁器も素敵で欲しくなるなぁ。

あとでmayumamaさんから聞いたのだが2階もいいのだそうだ。もう閉店してしまっているところを
ご親切に入らせて頂いたので2階まで見せてとは言えなかった。いや十分ラッキーだったな!
お礼を言って外へ出てきたらすっかり日が暮れてしまっていた。工場の方は灯りがないので
写真ももう真っ暗(汗)。それでも何とか粘って撮ってから、上有田駅へ戻ろう。


さっきは表通りを歩いたが、今度は裏通りを歩いていく。
こんな石蔵があった。この石は陶山神社の鳥居や家々の基壇部にも使われている白っぽく粉っぽい石だ。
有田焼の原料の土になる陶石と同じものに違いない。

路地の脇にはちょくちょくこういった「水神」がまつられている。


上有田駅からの各停列車の次の便は1時間近く先なので、ラーメン専門店でとんこつラーメンを。
さすがにスープがとてもおいしくてほぼ飲みつくしてしまった(塩)

※通常はネギが入ります。
ふらふらふらふら、真っ暗な上有田のまちをうろつくのもまた楽し。

裏道にはトンバイ塀が続く。
郵便局の横で見たような、窯の古材を使って作られた塀だが、何度も焼かれ自然の釉薬がかかったりした
レンガは自然の石以上に趣深い。
古い窯道具や古材を使った垣や塀は瀬戸や常滑やあちこちの焼き物の産地でも見られるが、ほんとに
美しく独特の景観を作り出すので大好きだ。ただしこのときは真っ暗で・・・(苦)
上幸平橋。


もう夜の8時。列車1本分の途中下車のつもりが、3時間いてしまった。それでも全然見切れなかった。
ナメていた・・・もっとゆっくり歩くまちだったな。

続く。