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Channel: まちかど逍遥
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大村駅と上有田駅

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建築講座で一緒のIさんと唐津の洋々閣へ泊まりに行こうという話になり、日曜泊で予約を入れた。
月曜日1日休みを取ったので、3連休である。せっかくだからと私は土曜日から出発して九州入り
することにした。Iさんとは唐津の宿で現地集合ということで(笑)

土曜の午後便で長崎空港へ入り、大村へ移動。大村駅が空港からの最寄り駅なのだが、バスは
長崎方面や佐世保へ向かう便ばかりで大村へ行く便はとても少ない。30分ほど待つ。


往復の飛行機と宿だけ早くに押さえておいたのだが、実は旅程は固めていなかった。
ちょろちょろ寄り道しながら宿泊地の武雄温泉へ向かおうというぐらいのゆるーい予定(笑)
まずは大村のまちを2時間ほど歩こうと思っていたのだが、空港でバスを待っている間に何だか
めんどくさくなってきて、早く武雄で温泉に入ろうというぐうたら気分に支配されてきた・・・(苦笑)


バスに乗って大村まではたったの16分。以前雲仙へ行ったときにチラリと見ただけだった大村駅の駅舎を
見ていこう。大ぶりだが、アシンメトリーな形の建物と階段の大きな上屋の構成が美しい。




外から見ると2階建て(つし2階!?)のように見えるが平屋。待合室はとても天井が高い!


天気が良すぎて重ね着して来たユニクロダウンがジャマ・・・暑いしまち歩きは省略して
次のシーサイドライナーで移動しよう。




乗り換えの早岐駅の駅前は何か面白いものがあるかな、、、などと考えながら、ホームにすべりこんで
きた列車に乗り込み、座席を確保。・・・と、あれ、何だかおかしい!?


「次は諫早」・・・うわぁ、まさか!?逆方向じゃないの~~~(涙)
上下のシーサイドライナーが同じ時間に出発したから間違えてしまったのだった。アホ・・・
また30分ロスしてしまった。。。

しかし早岐駅では1分間の乗り替えに成功したのでちょっと時間を取り戻した。余裕ができたので
1駅ぐらい降りてみようという気になってきて(笑)、九州遺産の本に載っていた陶山神社の鳥居を
見に行こうと決めた。

・・・しかし、佐世保線を走り出すと雨がポツポツ降り出してきて、上有田駅に着いたときには
本降りになっていた。停車してドアが開いたら、ホームには小さな上屋しかなく、吹きさらしの跨線橋を
渡りながら折りたたみ傘を開いたけど、駅舎にたどり着くまでにボトボトになってしまった。。。

有田は言わずと知れた有田焼の産地。特急も停まる有田駅に対し、隣の上有田駅は各停しか停まらない
小さな駅だが、素敵な木造駅舎だった。やった~!

ここで一緒に降りた人は皆地元の人のようで、私が写真を撮っている間にすっかりいなくなった。

雨の駅舎もなかなかいいねぇ~。


こげ茶色でくっきりと塗り分けられた木部。古さを残して改修されたようだ。
全国的に名が知れ観光地でもある有田で、こんな素朴でそのままな駅舎が残されているなんて
うれしいね!


写真を撮り終わるころには雨は小降りに。そして10分ぐらいたったらもう止んでいた。
何だ、列車のドアを出たときがいちばんひどい時だったのか。タイミングが悪かったなぁ。。


駅前で会ったおっちゃんに、陶山神社への行き方を聞いたら、近くまで車で連れて行ってくれるという。
ありがとうございます~~!

歩いても10分か15分ぐらいの距離だったが、手っ取り早く目的地へ行けたのはよかった。
というのは、歩いて行っていたら、きっと明るいうちに陶山神社までたどり着くことはできなかったと
思うほど、見ごたえのあるまちだったから。車窓からまちを眺めながら、後でゆっくり見て歩こうと誓う。

続く

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