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Channel: まちかど逍遥
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南方熊楠邸など

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紀伊田辺の続き。

紀伊田辺では南方熊楠邸も見てきた。あの美しすぎる塀のすぐ近くである。
顕彰館は無料だが、こちらの建物を見学するには200円かかる。


和歌山出身の南方熊楠が米英に遊学した後ここに住み、研究の拠点とした。


和風のつくりだが、観音開きの扉は内開きで斜めの板張り。


あれ、上がってはいけないの?な~んだ。


裏の方へ回りこむと魅力的な井戸端空間が。


この柱、よく見ると上屋を貫いておかしなことになってるぞ!?
柱が先にあってあとから井戸の上屋が建てられたのか?四方につっかえ棒があるとか。


雨がひどいため建物の雨戸が閉められ、わずかに開いているところから中を眺める。




敷地内には、母屋の他書斎や土蔵もあるのだが、いずれも雨戸の隙間から覗き込むのみ。
なんだかな~(苦笑)。



庭は果樹園のように明るく、クス、センダン、ミカンなどいろんな木が植えられていた。
この庭の柿の木で発見された新種の粘菌は、南方の名を取って「ミナカテラ・ロンギフィラ」と
名づけられた。

雨風はどんどんひどくなってくるのでもう退散。。。

駅へ戻りしな、木津医院を見ていこう。ハーフティンバーをくっきり強調した塗装はかなり派手。
・・・しかし、こんな雰囲気だったかなぁ?現在は商業施設として使われているようだ。


帰ってから自分の過去記事を見てみると、以前は道路とのわずかなスペースにカイヅカイブキが
植えられ、横手には奥の和館へ至る木戸門があったのがすべて取り払われたようだ。
こざっぱりしたが、ちょっと寂しい。。。

しかし当時はボロボロで使われている気配もなかったのがこうやってよみがえり、人々が出入りするように
なったのは喜ばしいことだ。

木津医院の近くには拡幅された道路沿いに新しい店舗が建ち並んでいるが、個人的にはそこから駅へ
ショートカットする途中のエリアにあるひと昔前の商店街にがんばってもらいたいなぁ。。。
それとも旧来の商店街にあった店が、新しい商店街に移って商売されているのだろうか。






時刻表の後ろに載ってそうな「ステーションホテル」もいいね!


バスの時間が来たので、湯の峰温泉へ向かおう。

続く


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