内子からの続き。
内子から特急で伊予大洲まで移動。大洲に降り立つのはもう3~4回目だ。
今夜の宿は、大洲から肱川を遡ること20kmの山あいにある小薮(おやぶ)温泉。
ここは最寄のバス停から2kmあまり徒歩かタクシーで上らなければならず、そのバスも1日
3~4便しかないという辺鄙な場所なので、車を丸一日借りることにした。
しかし真冬の山道では凍結するかも・・・と心配していたが、宿に電話して聞いたところ、
車が走れないのは年に2~3回ぐらいで、日中は大丈夫ということだった。
果たして、この暖冬で心配は全くの杞憂に終わった。
明るい間に機嫌よく走り道の駅で買い物もして、バス道から逸れようというとき、目に飛び込んできた
この建物。うわっ、何これ!?
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半分和館で半分洋館、玄関は洋風だ。ちゃんと門があり小さな庭からアプローチするエントランスは
アーチ使いの車寄せ風。
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上に何か書いてあるな。なになに「山田医院」、医院建築かぁ、なるほど。
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川に張り出して建てられていて、表から見ると2階建てだが谷側はもう一層ある。和館は旅館のような広い座敷。
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こんな山あいの小さな集落に洋風の医院建築があったのには驚き。よく見つけられたものだ!
その後くねくねと上る道の途中から、全貌を見下ろすことができた。
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寄り道をしても目的地に5時前に到着。余裕を持った計画が大事だね!
さてこの小薮温泉、家族連れなど結構賑わっている。聞けば今日は満室で、日帰りの入浴客も多いようだ。
2005年の市町村合併によりここも大洲市である。肱川の上流ということで、このあたりでも
肱川あらしが見れるかも!と内心期待していたのだが、やはり気象条件が整わず、肱川あらし予報会サイトでは
「明日の肱川あらしの発生は難しいでしょう」との予報。残念。。。
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案内された部屋は、玄関から階段を下り渡り廊下を渡りまた階段を上り、、、割と新しい棟の客室だった。
荷物を置いてとりあえず散策へ。
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古い建物の1階が食堂と厨房。奥の部屋には囲炉裏があっていい感じ!囲炉裏は、元からあったのかは不明。
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玄関のある2階は続き間の広い座敷だ。
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覗くと書院の格子が鳥の模様でかわいい。欄間も細かな組子だ。所々欠けているのは残念。
ここは入浴後の休憩室として使っているとのこと。
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3階も見せて欲しいとお願いして上らせてもらったら、言われる通りもう使っている気配はなく
周りをぐるりと巡っている外廊下もかなり老朽化している。そろそろと歩き戸を引いてみると、
障子一枚の中はいきなり部屋。6畳の小さな部屋が6室ぐらいあるのだろうか。物置になっている所も。
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う~ん、もし使っていたとしてもこれは寒すぎて眠れなさそう。泊まりは新館でいいや(笑)。
外へ出てみたが温泉はほんとにここ1軒だけで他には店も何もない。日帰りか、宿にこもって過ごす場所だ。
裏に小さな川が流れており、そっちへ降りて見上げると木造3階建てでなかなか見栄えがする。
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温泉は内湯が男女ひとつずつ。浴衣に羽織で凍えながら吹きさらしの廊下を歩いて行くのもまた乙。
源泉は17度くらいの冷泉なので沸かしているというが、掛け流しのようだ。
さすがに繁盛しているだけあって気持ちいいお湯!すべすべでつるつる。
部屋で頂いた夕食のヤマメは囲炉裏で焼いたもの。部屋にはコタツがあって食後はテレビを見ながら
家のようにくつろいだ(笑)。
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登録文化財になっているとは言え、老朽化が進み、適当な感じで改修されている部分も多いのだが(苦笑)
かえって(?)居心地のいい宿だった。
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朝も温泉に。滞在中に3回入ったが、朝が一番お湯が良かった気がする。これが「鮮度」ということかな。
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続く。
内子から特急で伊予大洲まで移動。大洲に降り立つのはもう3~4回目だ。
今夜の宿は、大洲から肱川を遡ること20kmの山あいにある小薮(おやぶ)温泉。
ここは最寄のバス停から2kmあまり徒歩かタクシーで上らなければならず、そのバスも1日
3~4便しかないという辺鄙な場所なので、車を丸一日借りることにした。
しかし真冬の山道では凍結するかも・・・と心配していたが、宿に電話して聞いたところ、
車が走れないのは年に2~3回ぐらいで、日中は大丈夫ということだった。
果たして、この暖冬で心配は全くの杞憂に終わった。
明るい間に機嫌よく走り道の駅で買い物もして、バス道から逸れようというとき、目に飛び込んできた
この建物。うわっ、何これ!?

半分和館で半分洋館、玄関は洋風だ。ちゃんと門があり小さな庭からアプローチするエントランスは
アーチ使いの車寄せ風。

上に何か書いてあるな。なになに「山田医院」、医院建築かぁ、なるほど。

川に張り出して建てられていて、表から見ると2階建てだが谷側はもう一層ある。和館は旅館のような広い座敷。

こんな山あいの小さな集落に洋風の医院建築があったのには驚き。よく見つけられたものだ!
その後くねくねと上る道の途中から、全貌を見下ろすことができた。

寄り道をしても目的地に5時前に到着。余裕を持った計画が大事だね!
さてこの小薮温泉、家族連れなど結構賑わっている。聞けば今日は満室で、日帰りの入浴客も多いようだ。
2005年の市町村合併によりここも大洲市である。肱川の上流ということで、このあたりでも
肱川あらしが見れるかも!と内心期待していたのだが、やはり気象条件が整わず、肱川あらし予報会サイトでは
「明日の肱川あらしの発生は難しいでしょう」との予報。残念。。。

案内された部屋は、玄関から階段を下り渡り廊下を渡りまた階段を上り、、、割と新しい棟の客室だった。
荷物を置いてとりあえず散策へ。

古い建物の1階が食堂と厨房。奥の部屋には囲炉裏があっていい感じ!囲炉裏は、元からあったのかは不明。


玄関のある2階は続き間の広い座敷だ。

覗くと書院の格子が鳥の模様でかわいい。欄間も細かな組子だ。所々欠けているのは残念。
ここは入浴後の休憩室として使っているとのこと。


3階も見せて欲しいとお願いして上らせてもらったら、言われる通りもう使っている気配はなく
周りをぐるりと巡っている外廊下もかなり老朽化している。そろそろと歩き戸を引いてみると、
障子一枚の中はいきなり部屋。6畳の小さな部屋が6室ぐらいあるのだろうか。物置になっている所も。

う~ん、もし使っていたとしてもこれは寒すぎて眠れなさそう。泊まりは新館でいいや(笑)。
外へ出てみたが温泉はほんとにここ1軒だけで他には店も何もない。日帰りか、宿にこもって過ごす場所だ。
裏に小さな川が流れており、そっちへ降りて見上げると木造3階建てでなかなか見栄えがする。


温泉は内湯が男女ひとつずつ。浴衣に羽織で凍えながら吹きさらしの廊下を歩いて行くのもまた乙。
源泉は17度くらいの冷泉なので沸かしているというが、掛け流しのようだ。
さすがに繁盛しているだけあって気持ちいいお湯!すべすべでつるつる。
部屋で頂いた夕食のヤマメは囲炉裏で焼いたもの。部屋にはコタツがあって食後はテレビを見ながら
家のようにくつろいだ(笑)。

登録文化財になっているとは言え、老朽化が進み、適当な感じで改修されている部分も多いのだが(苦笑)
かえって(?)居心地のいい宿だった。

朝も温泉に。滞在中に3回入ったが、朝が一番お湯が良かった気がする。これが「鮮度」ということかな。

続く。