Quantcast
Channel: まちかど逍遥
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

熊本のくすり湯で入り納め。

$
0
0
八代の続き。

スーパーばんぺいゆで八代から空港へ直行しようと思っていたが、広い八代のまちを自転車で爆走していたら
汗だくになってしまったので、熊本へ出てお風呂屋に入って帰ることに。渋いお風呂があるのだ。

電車が千丁駅に停車中に、熊本県い業共同組合事務所が車窓から見えた。


さて、目的のお風呂屋は熊本駅から微妙に離れているので、どうやって行くかと考えてあぐねていたが、
あまり時間もないのとめんどくさくなったのとで、タクシーで乗り付けることに。


市電通りから少し入り込んだ街区は何てことのない感じで、ほんとにここであっているかと不安になりつつ、
近寄って行くと、看板が出ている。あっ、あれだ。くすり湯。


建物の間の細い路地を覗き込むと・・・・おぉ~、これこれ!!渋い!!

ほんとにこれは路地というより犬走りじゃないの??
人の家の裏に入っていくような罪悪感すら覚えつつ、奥に見える「電信町 くすりゆ」の文字を
信じて足を進める。ガムテープでバッテンに貼られたガラス窓。あれ、はがれないんだよなぁ(苦笑)

全く飾り気のないドアを開けて入ると、おぉ、、、外観からの期待を裏切らない渋さ・・・
何人かのお客がいる。


広い洗い場に独立したモザイクタイルの浴槽が3つある。一番奥の隅にあるのが「くすり湯」である。
なるほど、やや黄色っぽく白濁したお湯は硫黄泉の香りがほんのりと。男女の仕切り壁にはくすり湯が
いかにすごいか、とくとくと書かれている。ほんとだろうか??などとは考えないこと(笑)。

私は家では入浴剤とか使わないが、お風呂屋にある温泉の素入り浴槽が結構好きだ。マグマ温泉とか
じっこうとか、効能はともかく温泉気分に浸れるし、たいがい白湯の浴槽よりもぬるいので長湯できる(笑)。

洗い場にいると突然、ガラッ!!と大きな音がしたかと思うと、くすり湯の浴槽に面した窓が
いきなり開いて、浴槽にザバッ!!と何かが投げ込まれた。何だ!?一瞬の出来事だった。
浴槽を見ると、まっ黄色に!くすりの素が追加投入された瞬間だった(笑)。
濃度を増したくすり湯浴槽に浸かると、すごい、硫黄の匂い!今回の旅で入ったどの温泉よりも
濃い硫黄泉だ(爆)。くんくん、くんくん、匂いをかぎながらぬるいくすり湯に浸かっていると
皮膚が黄色に染まりそうなので(笑)白湯と交互に浸かって、、、人工温泉を満喫した。


帰りは歩いて帰ろうと市電通りに出たら魅力的なまちの風景が目に入る。


「諸毒消丸」、薬屋だな。くすり湯と関係あるのだろうか?




いろいろ見ながら写真を撮りながら歩いていたら、ゆっくりしすぎたようで。。。途中で時間が
やばくなって小走り。また汗をかいてしまった。




その上、最終の空港バスがなかなか来なくて気が気じゃない!!以前バスの時間を間違えて
5000円払ってタクシーですべりこんだことがあったが、熊本空港行きの最終バスはギリギリで
危険ということをすっかり忘れていた。運転手さんに聞くと平然と6分遅れです、と答えるが
その6分が命取りなんだよ!明日は仕事なのに、今回こそ絶体絶命!と思ったが間に合ったのは
奇跡としか言いようがない。ふぅ~~~っ。

こうしてジェットスター便でめでたく帰還。いやぁ、今回も楽しく充実した旅だったなぁ!
九州の温泉最高!!また行くぞ~

おわり。





Viewing all articles
Browse latest Browse all 1991

Trending Articles