熱海に寄り道　～花街の名残

熱海の続き。

起雲閣の近くには花街跡もある。このあたりのはず・・・と注意して見ていると、あぁやっぱりあった。


今は普通の住宅地となっているその一角は結構建て込んでおり、色つきの壁やレリーフが特徴的。


鷲？鷹？勇ましい目つき。


戸袋にはアザミ？ケシ？架空の花だろうか。




テッセンが盛り。初夏の日差しに鮮やかな紫がまぶしい。


タクシー会社の建物もそうなのだろうか？


川沿いの「熱海芸妓見番歌舞練場」。土日はここで踊りのショーをやっているようだ。
ちょうど公演が終わったところのようで、お客がぞろぞろと出てきた。
「よかったわ～」というおばちゃんたちの声が聞こえてくる。玄関からチラッと中を覗いてみたが
古い感じはしなかった。


さて起雲閣を見たあとは坂道を上り、来宮（きのみや）駅へ。熱海駅から散策しながら緩やかに下ってきた
高低差を一気に上るような坂道に、もうバテバテ。。。汗だくになってしまったよ～～

来宮駅は特にチェックをしていたわけではなく、距離的に近いから向かったのだが、来てみると
なんと、素敵な駅舎じゃないの～！


ありし日の甲南山手駅に似た雰囲気で、しゃれた建物だ。


「ツバメが子育て中です。ツバメの糞が落ちてきますので注意して下さい。」との張り紙。ほっこりするね！


ホームも素敵～！すぐそこにトンネルがあって、ローカル風情のあるいい駅だなぁ。こんな駅が東海道本線に
あるなんて。

・・・ん？何かおかしい。三島へ移動しようと思っているのに、乗換検索すると熱海へ行けと出てくる。
あっ！来宮駅は伊東線の駅じゃないか！
ひと駅短縮したつもりが逆に遠くなってしまって、３０分ほどロス（汗）。
でも素敵な駅舎を見れたしいいや。

続く。