まだ柳川の続き。
レンタサイクルは1回500円とちょい高いけど仕方ない。
水辺風景を眺めながらゆるゆる走り、御花からほど近いところにある旧戸島家住宅へ。
寛政年間に柳川藩士の隠宅として建てられ後に藩主へ献上された茶室と庭園。こちらもお庭が
国指定名勝、建物は県指定文化財である。
茅葺き屋根だが裾がちょいと跳ねたような形が特徴的。一度解体して改修したものらしい。
御花とはまた全然違う、数寄屋風の意匠をもつこじんまりした建物。すっきり清貧なイメージだが
よく見ると随所に粋な意匠が。
茶室の床の間は、床柱に竹を使い三日月が障子に映し出される。
床の間の天井はオレンジ色の土壁の延長でそのまま塗り込められていて、奥行きがあいまいで
不思議な感じ。
こちらの窓のある壁は、何と全体が開くようになっていて、お客が庭から入ったのだとか。
忍者屋敷みたいだな(笑)。
土壁に蝶番がついている。
ここでも見学者は私一人、ゆっくり、ゆったり、空間に浸る。。。
旧戸島家住宅を出てまたまちなかを走る。
さっきの戸島家と同じような形の、鉄板屋根がちょくちょく見られる。元はおそらく茅葺きで、これが
この辺りの伝統的な民家なのだろう。
比較的急勾配の寄棟で、中央の棟の両端が少し張り出し反り上がっている。奥行きが大きい場合は
入母屋風になっていたりてっぺんが四角になっているものも見られる。裾には瓦屋根が。
また棟を真ん中で切り落としずらしたような形が面白い。
棟が分かれているものもあるしL字型の曲がり家になっているものも。
この形の屋根を見つけるとうれしくなり、気づけば探しながら走っている(笑)。
そして驚いたことに、この屋根の形を踏襲した現代住宅も見かけた。
柳川はほんとに水路が多い。大阪も水の都で八百八橋と言われていたが、ここはほんとに橋が
800ぐらい余裕であるかもしれない。
昨日川下りの船から見たレンガ蔵を見に行こう。四連の妻を川に向けた姿から「並蔵」と呼ばれる。
一帯にはアサヒ醤油などの工場がある。昔は掘割の水を生活用水として使うほど清廉だったといい、
やはり水の豊富な場所だけに醸造も盛んだったのだろう。また運搬にも船を使ったに違いない。
このレンガ蔵は鶴味噌醸造のもので、掘割の水面に映る美しい姿は、柳川の水辺景観を
いっそう魅力的なものにしている。
続く。
レンタサイクルは1回500円とちょい高いけど仕方ない。
水辺風景を眺めながらゆるゆる走り、御花からほど近いところにある旧戸島家住宅へ。
寛政年間に柳川藩士の隠宅として建てられ後に藩主へ献上された茶室と庭園。こちらもお庭が
国指定名勝、建物は県指定文化財である。
茅葺き屋根だが裾がちょいと跳ねたような形が特徴的。一度解体して改修したものらしい。
御花とはまた全然違う、数寄屋風の意匠をもつこじんまりした建物。すっきり清貧なイメージだが
よく見ると随所に粋な意匠が。
茶室の床の間は、床柱に竹を使い三日月が障子に映し出される。
床の間の天井はオレンジ色の土壁の延長でそのまま塗り込められていて、奥行きがあいまいで
不思議な感じ。
こちらの窓のある壁は、何と全体が開くようになっていて、お客が庭から入ったのだとか。
忍者屋敷みたいだな(笑)。
土壁に蝶番がついている。
ここでも見学者は私一人、ゆっくり、ゆったり、空間に浸る。。。
旧戸島家住宅を出てまたまちなかを走る。
さっきの戸島家と同じような形の、鉄板屋根がちょくちょく見られる。元はおそらく茅葺きで、これが
この辺りの伝統的な民家なのだろう。
比較的急勾配の寄棟で、中央の棟の両端が少し張り出し反り上がっている。奥行きが大きい場合は
入母屋風になっていたりてっぺんが四角になっているものも見られる。裾には瓦屋根が。
また棟を真ん中で切り落としずらしたような形が面白い。
棟が分かれているものもあるしL字型の曲がり家になっているものも。
この形の屋根を見つけるとうれしくなり、気づけば探しながら走っている(笑)。
そして驚いたことに、この屋根の形を踏襲した現代住宅も見かけた。
柳川はほんとに水路が多い。大阪も水の都で八百八橋と言われていたが、ここはほんとに橋が
800ぐらい余裕であるかもしれない。
昨日川下りの船から見たレンガ蔵を見に行こう。四連の妻を川に向けた姿から「並蔵」と呼ばれる。
一帯にはアサヒ醤油などの工場がある。昔は掘割の水を生活用水として使うほど清廉だったといい、
やはり水の豊富な場所だけに醸造も盛んだったのだろう。また運搬にも船を使ったに違いない。
このレンガ蔵は鶴味噌醸造のもので、掘割の水面に映る美しい姿は、柳川の水辺景観を
いっそう魅力的なものにしている。
続く。