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Channel: まちかど逍遥
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憧れの、筑後川昇開橋

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柳川からの続き。

可動橋好きの私が前々からずっと見に行きたいと思っていた筑後川昇開橋へ、やっと行って来た。

可動橋にもいろいろな方式があるが、現役のものは東長洲橋末広橋梁長浜大橋など跳開橋が多く、
回転橋も天橋立の小天橋などわずか。桁が水平のまま上下に動く昇開橋は、大阪臨港貨物線にも
あったらしいが、実際に見たことがなかった。

西鉄柳川駅からバスで約25分、大川橋バス停で下車して歩いていくと、、、見えてきた!
川の中央部に一対のタワー状の支柱。おおぉ~、写真やネットで見ていたあの形。テンション急上昇!


カーブした堤防沿いの道を小走りで行くと徐々に全貌を現して来た筑後川昇開橋。素敵だ~!


筑後川昇開橋は旧国鉄佐賀線に架かっていた橋で、1935(昭和10)年完成。その佐賀線が廃線に
なってからも、地元住民の努力により「財団法人筑後川昇開橋観光財団」が設立され動態保存されている。
長さ約507m、鉄塔の高さ約30m、可動桁の長さは約24mで、「東洋一」の規模なのだとか。
その技術的・歴史的価値が認められ、登録文化財だけでなく国の重要文化財にも指定されている。

観光用に1時間に1回開閉作業しているということで、確か毎時0分だったっけ。。。急ごう。
あれっ、なんか桁が上がってる気が、、、間に合わなかったか(汗)・・・ん?また下がったぞ??

ようやく橋に到着。子供連れなど結構お客が来ている。筑前若津駅跡の展望公園から、私も橋を渡ろう。


可動桁のある中央部まで歩いてくると、気さくな係員さんが「次は35分に上がりますよ~」と。
さっき上がってましたよね、と聞くと、ちょこちょこサービスで上げ下げするそうだ。
「今度は23m、一番上まで上がります」
へぇ~、楽しみ~。


両側のトラスのタワー部は左右対称に見えるが実は違っている。管理室のある福岡県側では下から見上げると
天井があったが、佐賀県側は頂部まですこーんと見通せる。天井と思ったのは機械室だそうだ。

大川橋のワーレントラス。


まだ時間があるので一度佐賀県側へ渡る。路面にはレールがずっと延びているような装飾があしらわれ
福岡県側と同じくちょっとした公園になっている。「もろどみ」駅の駅名標はレプリカだろうか。


いったん上がると30分間は通れなくなるというので福岡県側に移動。サイレンが鳴って、
いよいよその時が!


じりじりと桁が上がって行く。背の高さを越え、まだまだ上がる。代わりに大きな鉄の塊が下りて来た。
ワイヤーで巻き上げるにしてもそのままじゃ重すぎるから、重りを使っているのだな。






5分ぐらいかけて、はるか上の方で裏面を見せて止まった桁。おお~、高い!!
「23mと言っても水面からだと30mぐらいあります」
ははぁ、なるほど。しかしこんなに背の高い船が川を上って来てたのか。


来月メンテナンスのため一時休止するという。あぁ、今月来てよかった!
動く橋はワクワクするが、維持費は相当かかっているだろう。重文とはいえ全額国が出してくれるわけでなく、
両岸の県、市も負担しているという。私も可動橋ファンとして、少額だが寄付箱に入れておいた。


おっちゃんお勧めのお饅頭屋に行ってみたが、「昇開橋まんじゅう」は売り切れていて残念。。。
別のお団子を買うのに財布を取り出そうとカバンの中を探ったが、どこにもない。えっ・・・?(大汗)
さっき堤防の上で動画を撮ろうと、スマホを立てかけるために財布を置いたっけ。そのまま置き去りにして
しまったことに気づいて背筋に汗・・・!!走って取りに戻ると、財布はそのまま堤防の上に残っていた。ホッ。。。




そんなことをしているうちに1時間経ち、戻りしな川辺の桟橋からもう一度橋が開くのを見ることができた。


大川橋のたもとに建つ旧三潴銀行は現在資料館になっているが、この時は閉まっていて中は見れなかった。




ここからもう少し上流の方へ行けば清力酒造の洋館などがあるのだが、歩くには遠いしバスを検索しても
見つからない。ここにレンタサイクルがあればいいのになぁ~。仕方ない、あきらめて柳川へ戻ろう

続く。

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