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Channel: まちかど逍遥
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臼杵から八幡浜へ渡る

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臼杵からの続き。

臼杵港から、愛媛県の八幡浜へ渡るフェリーが出ている。これに乗るのが今回の旅の目的のひとつだった。
臼杵駅へ自転車を返し、ホテルニューうすきで預かってもらっていた荷物を受け取り、歩いて港へ向かう。
駅から歩いても10分程度というとっても便利なロケーション。


宇和島運輸のフェリー、さくら。「宇」のマークが郵便マークに見える(笑)。


四国と九州を結ぶ船の便は、松山~小倉三崎~佐賀関、八幡浜~臼杵、八幡浜~別府、そしてつい最近
知ったのだが、宿毛~佐伯という航路もある。このうち、前3つに乗ったので、後2つの航路も乗りたいと
思っている。


船は離岸の時が一番の醍醐味であり、必ずデッキに出て眺める。
ゆっくりだがいったん離れるともう戻れない、すぐそこに見えているのにだんだん遠ざかっていく、、、
胸がキュンとなるその切ない感じが船旅の魅力だ。


さっき見た臼杵造船が見える。背後の山ではずいぶん遅い紅葉が。

豊後水道を横断すると左手に防波堤のような佐田岬半島を見ながら最奥の八幡浜港へ。
2時間20分の爽快なクルーズである。


しましま模様の山を見ると、愛媛に来たなと思う。急斜面のみかん畑だ。


これまで3~4回来た八幡浜だが、海路で入るのは初めて。わくわくする~!


こちらの港は駅からもだいぶ離れていて歩くのはキツイので、タクシーしかないかと思っていたが、
うまい具合にバスが来た。八幡浜駅から電車で大洲へ移動。


大洲に宿をとったのには実は訳がある。
数年前から、肱川の川面を霧が嵐のように吹き降ろしてくる「肱川あらし」を見たいとずっと思っていて、
それは冬限定、しかも気温差や風向きなどの条件が揃わないと見られないのだが、翌日
肱川あらしがうまい具合に発生してくれないかとの希望を込めたのだった(笑)。


シーズン中翌日の発生を予想している「肱川あらし予報会」というサイトに問い合わせていて、
夕方に連絡をくれることになっていた。その会では海から肱川あらしを見る船を出していて、
出航する場合は長浜港に早朝集合のため、ギリギリ駆けつけられる大洲に宿を取ったというわけだ。


臼杵と違ってこちらは雹がぱらつく冷え込み。肱川の土手から山を見ると雪が残っているのが見えた。


そして、悪いお知らせが。。。携帯に肱川あらし予報会の方から連絡があり、明日は残念ながら
出ないとのこと。あぁ、ダメだったか~(涙)


ま、そんなこともあろうかと、大洲ではよしの湯に入るという目的も用意してあったのだ(笑)。




渋いお風呂で疲れをゆっくり癒したあと、宿のお姉ちゃんに教えてもらったお店に夜ごはん食べに
行ったらここが当たり!カウンターの料理屋なんて一見では絶対入る勇気ないけど、とてもおいしくて
安くて満足満足!カウンターで隣り合わせた、神戸から仕事で来て滞在しているという兄ちゃんと話も弾んで
旅先での楽しいひとときを過ごせた。

さぁ、明日の午前中の予定が空いてしまった。どうしようか。。。

続く。



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