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Channel: まちかど逍遥
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東予の旅 新居浜のまちなかを巡る(1)

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新居浜 続き。

山根公園からバスに乗り、駅をスルーして市内中心部まで移動する。新居浜のまちは結構
広いのだが、駅前には観光案内所もレンタサイクルもない。調べてみると唯一まちなかの
普通の自転車屋さんが自転車を貸してくれるらしいので、そこまでバスで行くのだ。
市役所前のバス停から徒歩10分ほど、、、自転車を借りるのも大変である(汗)。


しかし、いったん借りてしまえばやっぱり自転車の機動力はありがたい。
港近くにある会社社屋や住友倶楽部などの近代建築、町外れを走っていた住友の鉱山鉄道の
廃線跡を見て回るのも、歩きだとかなりつらいもんね。

マナベ小児科(旧芸備銀行新居浜支店)。びっくりするほど普通の町の中にあった。


港近くを走るとデリックが2基。これは安治川のと違ってバリバリ現役のようだ。


住友化学工業愛媛工場歴史資料館(旧住友銀行新居浜支店)。このあたりが惣開という場所。
山間部から精錬所や鉱業所本部がここへ移り、銀行や病院などの機能も揃った、
別子銅山関連事業における臨海部の本拠地であった。今も港は住友関連企業が占有する。


向かいに建つ広田建設の木造社屋。


旧住友病院本館。


港を離れ住友倶楽部へ。奥まっていてよく見えないが、ずいぶんきれいに改修されたようで
ちょっとがっかり。内部はすごいんだろうか。


門柱はレトロなタイル貼り。


次に鉱山鉄道の星越駅舎へ向かおう。ここはあまり資料に載っておらず大して期待も
していなかったのだが、これが大ヒット!駅舎は改修されているものの上品で素敵だし、
隣の売店は駅舎の改修前の雰囲気を髣髴とさせる佇まい。




そして何といっても背後に工場があるのだ!ここは新居浜選鉱場。柵の間から覗くと、さっき見た
東平のマチュピチュとほとんど同じ施設が現役の姿そのままで残っているのである!
今は鉱石を運び込んでいないだろうが工場はなんらか稼動しているような気配だ。


しかもあれはインクラインじゃないの!?うぉ~っ!!東平の大階段はこんな感じだったんだな。


石切場のような雰囲気。興奮する~!ほんの町外れにこんなところが残っているとは。


そして、広々とした周囲の空き地は社宅跡か。建物はなくなっているが区画を分ける道路と
電柱が残っている。
山際の方に目をやると、同じような古い建物がいくつも並んで残っているのが見える。
あのあたりはまだ撤去されていないようだ。えっ、もしかするとまだ人が住んでいるのか!?


この坂道の先の方にも建物が残っているぞ。おや、その手前の橋も気になる。
う~ん、面白い~~

続く。

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