続き。
別府公園を通り抜けて聴潮閣高橋記念館(旧高橋欽哉邸)へ。元はその名の通り海の近くに建っていたのを
保存のため1989(平成元)年ここに移設したという。今は佐藤渓美術館となっていて、誰でも入場することができる。
基本は和館で洋風の応接間が併設されている。
洋室と母屋、蔵に囲まれた庭は、東福寺の庭を思わせる市松模様。
裏庭も移設後に京都のお寺(東福寺だったか?うろ覚え)を模して作ったものだと言われていたが、
25年も経つとしっとりなじみ、なかなか雰囲気がある。
見どころはいろいろあるが、お風呂場の小川三知作のステンドグラスは必見。
海草の間を泳ぐ魚のデザインは結構リアルで、お風呂に入るとまるで海の底にいる気分になるね!
いちばん端のイカがデザインされた部分だけ、ちょっと異質。寸法足らずで後から追加したのだろうか。
かわいい~~
洋室部分は本格的な内装で、アールデコ調のデザインも見られる。しかしここは立入り禁止。
入口から眺めるだけ。。。
順路に従い二階へ上ると、明るい座敷。表と裏の両側に縁側(廊下)がついている。
表の縁側のテーブルに色鉛筆が置いてあるのは粋なサービスだな。さすが美術館。
絵心があればこんな窓辺でスケッチのひとときを楽しむのもいいなぁ。
一階の奥の座敷と縁側はカフェになっていて、お庭を眺めながらお茶が飲める。
あまりの心地よさに、あぁ、もう今日はここでゆっくりでいいや・・・という気に(笑)
・・・とは言ってもまぁ、リラックスできたところで聴潮閣を出て、別府市公民館を目指して下る。
途中美しい石垣に目を引かれ何度も寄り道。
別府も近代に都市計画されていたと見え、碁盤目状の区割りになっているが、区画を縁取る別府石の石垣が、
駅の山側では今も結構残っているのだ。
中島町のあたりを歩くと石垣率が高く家も古いものが多く見られた。
ほとんどは和風の家だがこんな洋室付の家もあった。
大小の石を組み合わせて趣向を凝らした素敵な門柱。
邸宅だけでなく小規模な住宅も石垣に囲われている。住宅地開発の時点で道路などインフラとあわせて
行政が整備したのだろうか。
空き家となった邸宅や荒地もちらほら見られ、このまちなみが乱れていかないか心配だ・・・
佐田岬の青石垣と同様、その地で産する石を使った特徴的な景観はほんとに美しい。大切にしてほしいなぁ。
続く。
別府公園を通り抜けて聴潮閣高橋記念館(旧高橋欽哉邸)へ。元はその名の通り海の近くに建っていたのを
保存のため1989(平成元)年ここに移設したという。今は佐藤渓美術館となっていて、誰でも入場することができる。
基本は和館で洋風の応接間が併設されている。
洋室と母屋、蔵に囲まれた庭は、東福寺の庭を思わせる市松模様。
裏庭も移設後に京都のお寺(東福寺だったか?うろ覚え)を模して作ったものだと言われていたが、
25年も経つとしっとりなじみ、なかなか雰囲気がある。
見どころはいろいろあるが、お風呂場の小川三知作のステンドグラスは必見。
海草の間を泳ぐ魚のデザインは結構リアルで、お風呂に入るとまるで海の底にいる気分になるね!
いちばん端のイカがデザインされた部分だけ、ちょっと異質。寸法足らずで後から追加したのだろうか。
かわいい~~
洋室部分は本格的な内装で、アールデコ調のデザインも見られる。しかしここは立入り禁止。
入口から眺めるだけ。。。
順路に従い二階へ上ると、明るい座敷。表と裏の両側に縁側(廊下)がついている。
表の縁側のテーブルに色鉛筆が置いてあるのは粋なサービスだな。さすが美術館。
絵心があればこんな窓辺でスケッチのひとときを楽しむのもいいなぁ。
一階の奥の座敷と縁側はカフェになっていて、お庭を眺めながらお茶が飲める。
あまりの心地よさに、あぁ、もう今日はここでゆっくりでいいや・・・という気に(笑)
・・・とは言ってもまぁ、リラックスできたところで聴潮閣を出て、別府市公民館を目指して下る。
途中美しい石垣に目を引かれ何度も寄り道。
別府も近代に都市計画されていたと見え、碁盤目状の区割りになっているが、区画を縁取る別府石の石垣が、
駅の山側では今も結構残っているのだ。
中島町のあたりを歩くと石垣率が高く家も古いものが多く見られた。
ほとんどは和風の家だがこんな洋室付の家もあった。
大小の石を組み合わせて趣向を凝らした素敵な門柱。
邸宅だけでなく小規模な住宅も石垣に囲われている。住宅地開発の時点で道路などインフラとあわせて
行政が整備したのだろうか。
空き家となった邸宅や荒地もちらほら見られ、このまちなみが乱れていかないか心配だ・・・
佐田岬の青石垣と同様、その地で産する石を使った特徴的な景観はほんとに美しい。大切にしてほしいなぁ。
続く。