祝・データ復活(笑)
ということで、5月に行った佐田岬半島の青石垣めぐりの記事をぼちぼちアップしていこう。
以前愛媛県の八幡浜や伊予長浜などを旅したときに石組の護岸や防波堤を発見して、その美しさに見とれた「伊予青石」。
関西では和歌山のまちかどでよく見られる「紀州青石」があり、徳島で産出する「阿波青石」もある。
中央構造線に沿った三波川変成帯というひとつながりの層が、和歌山から紀伊水道を越え四国の徳島県、
愛媛県にかけて横断しているのであり、愛媛県から大分県を突き刺さんばかりに伸びている佐田岬半島は、
ほぼ青石のかたまりなのである。
このブログで告白している通り青石偏愛の私は、この青石天国に何としても行ってみたい、いや行かねばなるまい!
・・・と言うわけでピーチのセールで松山便を激安で取り、計画を練り始めたのだが、情報が少ない。。。
佐田岬といえば、九四フェリーのアクセスと、亀ヶ池温泉などわずかなスポットしか出てこず、
石垣がどの辺りで見られるのか、路線バスの停留所から歩いて石垣巡りはできるのか、
現地の道路事情はどうなのか。。。。など、私が知りたい情報はほとんど見つからない。
大阪愛媛県事務所に行ったり、伊方町役場に電話したが大した情報は得られず、町見郷土館に
石垣マップというのがあると聞き送ってもらったのだが、これも写真と集落名が書いてある程度。
仕方ない、いつものように出たとこ勝負の行き当たりばったりで行くか。
松山空港から直行バスで八幡浜へ。車でないと石垣巡りは困難ということなので覚悟を決めて
ニコニコレンタカーで車を予約しておいたのだが、行ってみるとコンパクトカーで予約したのに
プリウス(初代)しか空いていないという。そんなぁ〜、狭い集落の道を走るだろうから小さい車がいいのに〜。
料金はコンパクトでいいとか言う問題じゃないよ。第一私はセダンとかほとんど運転したことがない。
しかも、ハイブリッドなんて運転どうやるんですか??
・・・ゴネても車はない、あきらめて恐る恐る出発。。。(汗)
前置きが長くなってしまったが・・・佐田岬半島はほぼ山で、尾根に「メロディライン」という
背骨のような一本の道が通っている。訪れる予定の集落は半島の中にぱらぱら点在しているが、
とりあえずは一番遠い所である三崎集落を目指す。
海からはるか高い山の上を走ること一時間ほどで三崎に到着。5月なのにお天気が良すぎて暑い暑い!
三崎は九州佐賀関へのカーフェリーが発着する港。
尚、灯台のある「佐田岬」は三崎からさらに30分走りそこから徒歩20分とか。そっちは今回はパス。
車を停めてうろつき出すとさっそく、こんな美しい港の護岸に出会う!
水も透明できれい〜〜
上は一般に「谷積み」と呼ばれる、石を矢羽根城状に積んだ石垣。波打ち際は乱積みに見える。
こちらでは「積む」ことを「つく」(おそらく「築く」だろうか)と言うらしく、
谷積みのことを「タテハ」というそうだ。
港に面した小屋の裏にすごく高い石垣発見!うぉ〜っ。これもタテハだ。
細い路地の中に入ると、この石垣が地面から積みあがっていることが分かった。
もしかして裏の家の敷地が一段高いのかと思っていたのだがそうではなく、丸々4mはある石垣。
海からの風防として積まれたのだろう。前の民家はあとから建ったのに違いない。
強い日差しが作り出す濃い陰影。あぁ美しいなぁ〜〜
港近くの神社の石垣も美しい。
港に海産物直売所があったので入ってみた。大きなアワビやらサザエやら、伊勢海老やら、、、
うわぁ〜〜美味しそう〜〜!値段を聞いてみたら、結構安い!へぇ〜
今日は泊まるから持ち帰れないなぁ。しかも自分でさばいて調理する自信全くなし(苦笑)。
おばちゃんといろいろ話をして、テングサとワカメとくろめ塩のみ購入。。。
おみやげにきよみといういい香りのミカンをもらった。ありがとう〜
さて、次に隣接する大佐田・井野浦集落へ行ってみよう。車で海沿いを走るのは気持ちいいなぁ〜
海側だけでなく山側も石垣があったりするのでついついわき見しそうになる。。。
おっ、ちょっとストーーップ!
メロディラインを走っているときからずっと気になっていたもの、それは、みかん山モノレール!!
山の木々の間からちょろっとしっぽのように飛び出しているモノレールのレール。これがかわいくて!
しかも、それがあるのは人の手が入ったみかん畑だから、だいたい石垣も見られるのである。
石垣とモノレールのコラボレーション!!最強〜〜
石垣の階段の美しいこと!
色鮮やかな青石。紫色の帯が入っているものも。う〜ん、いいなぁ。いいなぁ。ぶつぶつ独り言を
言いながら道端に座り込んで写真を撮る(笑)。
あぁ至福・・・佐田岬に来てよかったぁ〜!
また少し走ると、おや、この建物は?学校っぽい。車を停めて覗きに行くと、三崎オリコの里 コットンという
施設のようだ。佐田岬裂織り保存会の方が手織りを実演しており、体験もできるらしい。
やはり旧大佐田小学校で、掲示板には「うがいをしよう」など子供の字で書かれた掲示物が今も貼ってあった。
昔は染織マニアだった私としては裂き織りにも興味を引かれたのだが、今回は石垣巡りの旅、まだまだ
行くところがたくさんある(汗)・・・また次の機会としよう。
続く。
ということで、5月に行った佐田岬半島の青石垣めぐりの記事をぼちぼちアップしていこう。
以前愛媛県の八幡浜や伊予長浜などを旅したときに石組の護岸や防波堤を発見して、その美しさに見とれた「伊予青石」。
関西では和歌山のまちかどでよく見られる「紀州青石」があり、徳島で産出する「阿波青石」もある。
中央構造線に沿った三波川変成帯というひとつながりの層が、和歌山から紀伊水道を越え四国の徳島県、
愛媛県にかけて横断しているのであり、愛媛県から大分県を突き刺さんばかりに伸びている佐田岬半島は、
ほぼ青石のかたまりなのである。
このブログで告白している通り青石偏愛の私は、この青石天国に何としても行ってみたい、いや行かねばなるまい!
・・・と言うわけでピーチのセールで松山便を激安で取り、計画を練り始めたのだが、情報が少ない。。。
佐田岬といえば、九四フェリーのアクセスと、亀ヶ池温泉などわずかなスポットしか出てこず、
石垣がどの辺りで見られるのか、路線バスの停留所から歩いて石垣巡りはできるのか、
現地の道路事情はどうなのか。。。。など、私が知りたい情報はほとんど見つからない。
大阪愛媛県事務所に行ったり、伊方町役場に電話したが大した情報は得られず、町見郷土館に
石垣マップというのがあると聞き送ってもらったのだが、これも写真と集落名が書いてある程度。
仕方ない、いつものように出たとこ勝負の行き当たりばったりで行くか。
松山空港から直行バスで八幡浜へ。車でないと石垣巡りは困難ということなので覚悟を決めて
ニコニコレンタカーで車を予約しておいたのだが、行ってみるとコンパクトカーで予約したのに
プリウス(初代)しか空いていないという。そんなぁ〜、狭い集落の道を走るだろうから小さい車がいいのに〜。
料金はコンパクトでいいとか言う問題じゃないよ。第一私はセダンとかほとんど運転したことがない。
しかも、ハイブリッドなんて運転どうやるんですか??
・・・ゴネても車はない、あきらめて恐る恐る出発。。。(汗)
前置きが長くなってしまったが・・・佐田岬半島はほぼ山で、尾根に「メロディライン」という
背骨のような一本の道が通っている。訪れる予定の集落は半島の中にぱらぱら点在しているが、
とりあえずは一番遠い所である三崎集落を目指す。
海からはるか高い山の上を走ること一時間ほどで三崎に到着。5月なのにお天気が良すぎて暑い暑い!
三崎は九州佐賀関へのカーフェリーが発着する港。
尚、灯台のある「佐田岬」は三崎からさらに30分走りそこから徒歩20分とか。そっちは今回はパス。
車を停めてうろつき出すとさっそく、こんな美しい港の護岸に出会う!
水も透明できれい〜〜
上は一般に「谷積み」と呼ばれる、石を矢羽根城状に積んだ石垣。波打ち際は乱積みに見える。
こちらでは「積む」ことを「つく」(おそらく「築く」だろうか)と言うらしく、
谷積みのことを「タテハ」というそうだ。
港に面した小屋の裏にすごく高い石垣発見!うぉ〜っ。これもタテハだ。
細い路地の中に入ると、この石垣が地面から積みあがっていることが分かった。
もしかして裏の家の敷地が一段高いのかと思っていたのだがそうではなく、丸々4mはある石垣。
海からの風防として積まれたのだろう。前の民家はあとから建ったのに違いない。
強い日差しが作り出す濃い陰影。あぁ美しいなぁ〜〜
港近くの神社の石垣も美しい。
港に海産物直売所があったので入ってみた。大きなアワビやらサザエやら、伊勢海老やら、、、
うわぁ〜〜美味しそう〜〜!値段を聞いてみたら、結構安い!へぇ〜
今日は泊まるから持ち帰れないなぁ。しかも自分でさばいて調理する自信全くなし(苦笑)。
おばちゃんといろいろ話をして、テングサとワカメとくろめ塩のみ購入。。。
おみやげにきよみといういい香りのミカンをもらった。ありがとう〜
さて、次に隣接する大佐田・井野浦集落へ行ってみよう。車で海沿いを走るのは気持ちいいなぁ〜
海側だけでなく山側も石垣があったりするのでついついわき見しそうになる。。。
おっ、ちょっとストーーップ!
メロディラインを走っているときからずっと気になっていたもの、それは、みかん山モノレール!!
山の木々の間からちょろっとしっぽのように飛び出しているモノレールのレール。これがかわいくて!
しかも、それがあるのは人の手が入ったみかん畑だから、だいたい石垣も見られるのである。
石垣とモノレールのコラボレーション!!最強〜〜
石垣の階段の美しいこと!
色鮮やかな青石。紫色の帯が入っているものも。う〜ん、いいなぁ。いいなぁ。ぶつぶつ独り言を
言いながら道端に座り込んで写真を撮る(笑)。
あぁ至福・・・佐田岬に来てよかったぁ〜!
また少し走ると、おや、この建物は?学校っぽい。車を停めて覗きに行くと、三崎オリコの里 コットンという
施設のようだ。佐田岬裂織り保存会の方が手織りを実演しており、体験もできるらしい。
やはり旧大佐田小学校で、掲示板には「うがいをしよう」など子供の字で書かれた掲示物が今も貼ってあった。
昔は染織マニアだった私としては裂き織りにも興味を引かれたのだが、今回は石垣巡りの旅、まだまだ
行くところがたくさんある(汗)・・・また次の機会としよう。
続く。