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Channel: まちかど逍遥
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神戸ポートタワーの回転喫茶室

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通天閣に上ったことでにわかに思い出した神戸のポートタワー。GW中に久々連絡を頂いたAさんと
一緒に行って来た。

立地的に通天閣よりもなじみ深く、海洋博物館の白いアミアミとセットで神戸の顔と言える風景であろう。
ところがこちらも、上った経験を考えてみると、、、う〜ん。子供の頃にはおじいちゃんに連れて来て
もらったような記憶がある。そしてずっと昔にデートで来たことがあったか???忘れた。。。
そういえば海洋博物館も入ったことがない(汗)


この形から想像がつく通り、上には回転展望台があり、回転展望台好きの私はもちろん目をつけて
いたのだが、近場だしいつでも行けると思っているうちにすっかり忘れていたのだった。。。

遠景ではしょっちゅう見ているポートタワー、やっばり足元まで来るのは新鮮な気分。
カッコいいなぁ!
今年はポートタワー開業からちょうど50周年だとか。SINCE1963。昭和38年に作られた
というのに、全く古さを感じさせない洗練されたデザインはさすが!

鼓を模したパイプ構造のタワーは揺れにも強そうである。

やっぱりGW、人が多い!タワー入場券売場やエレベーターも行列である。
108mと、タワーとしてはそれほど高さはなくシュッとした形のため、1階のスペースは
かなり狭く感じ、エレベーターの周りに通路と階段と小さな売店があるのみ。
この売店が何とも昭和!!売っているお土産物を見ると、昔小学校の修学旅行で買ったような
ガラスの飾り物やら木のしおりやら、、、田舎の観光地のバスターミナルの土産物屋といった風情(微笑)。


さて、上層階は5層からなっている。エレベーターを降りてさらに階段を上ると、最上階の
360度パノラマの展望室だ。それほど高くないと言っても、開けた海辺にあるので十分
見晴らしは良く、ひな壇状の神戸の街がすべて見渡せる。ちなみにここは回らない。


かつてメリケン波止場と呼ばれていたこの辺りも、先の震災ではひどい被害を受けたようだが、
あれから19年の月日が流れ、もうすっかり傷跡はなくなったように見える。




ひとつ下りた4階も展望室。


そして3階が回転喫茶室。


ここで直径は10mぐらいじゃなかろうか。座席は省スペースのためすべて外向きのカウンターである。
そして、、、回ってる!!結構速いスピードだ。ポートタワーのサイトによると1周20分だとか。
う〜ん、いいねぇ!




メニューはというと、厨房が取れないからだろう、軽食はなくドリンクと簡単なケーキのみ。
値段はドリンクで500円と、ちと高め。。。入場料700円とダブルだからなぁ、もう少しお手頃な
値段だといいのになぁ。



ナガサワって何?

しかし夜はお酒が飲めるらしく、こちらがメインなのかもしれない。
目の前を移ろいゆく神戸港や山手の灯りを眺めながらカウンターでお酒を飲むのは、それはそれは
ロマンチックだろうね。


階段をひとつ下りると狭い展望台。もうひとつ下りるとさらに狭い展望台。一列分の通路しかない。
床に窓が空いている。覗くと、ストーンと抜けている。ここから下はエレベーターシャフトのみだな。


3階まで下りると、ポートタワーの歴史と書かれた展示コーナーがあったので見て行くことに。
・・・しかし・・・何これ。ぐるりと1周、写真もイラストもいっさいなく白地に黒文字でギッシリ
書かれた年表、こんなの誰が読むんだよ。通天閣のサービス精神と比べて・・・


2階のレストランは回らないが、入場料なしで入れる。
このタワー型のチキンライスがいいね!昭和っぽい!

レストランの横にあるお土産物屋も、素敵なポートタワーグッズがないかと見てみたが、
欲しいと思うものはなかった(汗)

オシャレで洗練された国際都市KOBEのシンボル、ポートタワーが、いろんな意味でこんなに
ノスタルジックな空間だったとは驚きであった。

お役所的で商売下手な原因は、いろんな利権がからんでいそうである。
ま、今やこれも貴重(稀少?)であろう。


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