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Channel: まちかど逍遥
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中播磨の旅 〜飾磨をうろつき、島へ渡る

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中播磨の旅 続き。

手柄から飾磨まで山陽電車でピューっとショートカット。
飾磨は前にもyumeさんと飾磨港線の廃線跡めぐりをして港の方まで歩いている。
今回も古いまちなみを見ながら飾磨港まで歩こう。そこから船で家島に渡る計画だ。

格子のきれいな古い町家が並ぶ道は、飾磨街道らしい。

特に修景されておらず自然な佇まいなのがいいね!角に道標も立っているが、古すぎて読めない。。。



レンガの煙突が見えたので寄って行って回り込むと、やっぱり、お風呂屋だ!


薬師湯。現役っぽいぞ、よしよし。




yumeさんチェックの浅田化学工業のレンガ建築を見に行く。
ここは野田川と運河に囲まれた島状の土地。まちなみからは川湊の雰囲気が感じられる。


工場の門の前には「銀の馬車道」の説明板が。銀の馬車道といえば、3年前に生野を訪れたときに
「口銀谷銀山町ミュージアムセンター」で展示されていたのを興味深く見ていた。
生野銀山が大いに栄えた明治初期、効率的な運搬のためにヨーロッパの最新舗装技術を取り入れて
飾磨街道を改修した、当時の「高規格道路」とも言える道路である。その終点が飾磨港なのだ。


今の港はもっと南だが、古くはこのあたりが船着場だったらしい。




さらに南下するにつれ野田川の川幅は広がり、巨大な工場地帯が見えてきたらいよいよ港だ。
しかし目指す埠頭はまだか??

何台か私たちを追い越して行くタクシーの後ろ姿を見ながら、だんだん焦ってきた。。。

最後は小走りでポートセンターへ駆け込み、きっぷを買って船に乗り込んだ。ゼイゼイ・・・

この埠頭からは家島行の船のほか、同じ家島諸島の坊勢島や、小豆島行へ行く船も出ている。
大きく「姫路港」と呼ばれているが、姫路市街からはかなり遠く、その名には違和感があるな。。。

この日、天気予報を信じてちょっと薄着で出てきたのだが、めちゃくちゃ寒いじゃないの!
手持ちの防寒着や防寒具を総動員してもまだ寒い。。。というわけで、今回は軟弱にも
船室内の座席におさまった。というか、デッキのない構造の船だったんだよ、確か。

雨で真っ白に煙る海、島影もボヤーっとしか見えない。暖かい船内でうつらうつらしながら、
海上を走ること約30分、まずは家島の宮港に到着。私たちが降りる真浦港はこの隣。
2〜3分で到着した。


yumeさんが予約してくれていたアイランドハウスいえしま荘のワゴンに迎えられ、一路宿へ。
まだ3時半ぐらいと早かったが、天気は悪いし路地散策は翌日に回して、宿でゆっくりすることに。

集落から離れた高台の上に建つアイランドハウスいえしまは、サンセットが抜群に美しいという話で、
それを期待して決めたのたが、庭からの眺めは・・・・真っ白(泣)

夕食はやはり家島の海産物が食べたい!基本コースでもかなり食べ応えありとの話。
最初テーブルに並べられた料理は鯛の小鍋やお造りなど、5〜6品。ここにお汁とごはんが
運ばれて来たが、それほど豪華というほどでもない。


食べ始めるとおばちゃんが発泡スチロールの箱を持ってきた。???
その中から取り出してお皿に載せたのは、ピンピン跳ねる生きたエビ!えぇ〜っ、これをどうやって!?
剥いて刺身で食べるのだという。昆虫以上の生き物には情が入り込み殺生できない私(汗)。。。
あまりの元気さになかなか手をつけられず、、、持って帰って飼おうかとか(苦笑)

心を鬼にして頭を引っ張ったが、弾力が強い強い、なかなかちぎれてくれず、かなり苦労して
ようやく口へ。・・・すんごい歯ごたえ。

さらにアナゴの茶碗蒸しが来る、コチの焼きものが来る。オコゼの煮付けが来る。さらに天ぷらも!?
うわぁ、もう食べきれない!せっかくのごはんもひと口だけ。。。鯛のだしがいっぱい出たお鍋で
雑炊したかったが、もう無理〜
最後にイチゴで締め。あぁ満足満足。


続く。

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