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Channel: まちかど逍遥
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クアラルンプールにて

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ペナンの帰り、バタワース駅からクアラルンプールへ向けて出発したランカウイ急行。
途中いくつかの駅に停車した覚えはあるが、タンク車が停まっていたBukit Mertajam駅以降は夢うつつ。。。
ウエスト・コースト線はもう電化複線化工事がほぼ完了していて、駅もバタワースで見たとおり更新されて
いっている。そしてその最たるものが、クアラルンプールの新駅、KLセントラル駅である。

目が覚めたらもう都市部の風景、あと数分で終着というので(汗)、カーテンを閉めたまま急いで着替えて
あれよあれよという間にKLセントラル駅に到着。時間は朝7時、出発が遅れた分まるまるずれた形だ。
・・・しかし、窓の外は真っ暗。ここは地下なのである。


客は皆さっさと階段を上がって行ってしまい、ガランとした臭い地下ホームにウンウンとうなりながら
停まっているランカウイ急行。。。
一番後ろの車両だったが、誰もいないホームを延々先頭まで歩いて機関車を見に行こう。
地下鉄のようなホームに汚れた電気機関車は何とも似つかわしくない。。。やはり大屋根に覆われた
地上ホームに滑り込んでほしいなぁ。ちょっとかわいそうな気がした。




途中の車両を覗くと、なんと食堂車もあったらしい。うわ〜、行ってみればよかったなぁ!!




巨大な複合駅、KLセントラル駅は右も左もわからない。しかも月曜なので通勤客でごった返している。
何とかマンディルームでシャワーを浴び、ロッカーに荷物を預け、LRTのホームにたどり着くまでに
1時間半かかった・・・はぁ〜〜(疲)

チャイナタウンで朝食にワンタン麺を食べてから、クアラルンプール旧駅を見に行く。
KLセントラル駅が隣にできるまで、首都クアラルンプールの中心だった駅。今も使われてはいるが
一介の駅になり下がってしまった。
LRTの車窓からも見えていた旧駅は、KLセントラル駅と違って大屋根のかかった地上駅で、
威風堂々とした駅らしい駅なのである。

今年のGWにマラッカへ行くまでマレーシアを旅したことがなかった私だが、実は一度マレーシア航空の
トランジットが18時間ぐらいあったときに、チャイナタウンまで来てラーメンを食べたことがある。
そのとき駅のホームの写真を1枚撮ったことを覚えているのだが、空港からどうやってチャイナタウンまで
行ったのか、駅からどこへ行ったのか、全く思い出せない(汗)。

LRTのパサール・スニ駅から空中通路を歩いていくと、あぁ、ここだここだ。覚えがある。
あの当時はスバン空港からこのクアラルンプール駅へ、バスで来たんだろうな。
しかし、写真に撮ったホームは新しい部分で、そこからずっと歩いていくと古いイスラム建築の駅舎が
あったとは、当時全く気づいていなかった。。。


空中通路からふと見下ろすと、おや!あれは?
旧駅のいちばん端っこのホームに、古い車両がぽつんと停まっている。


そして、貨車も。

積荷の砂利から草が生えているところを見るともう長らく放置されているようだ。いったいいつから?
それとも保存してあるのだろうか!?急いでホームへ下りて行く。

うわぁ・・・かわいい。リベットが古き良き時代の香りを伝えている。


これは機関車ではないだろうが、どういう車両だったんだろう。車掌車?レバーのようなものは何だろう。


椅子があるが旅客用にしては小さいスペース。作業員を乗せたのだろうな。

もっと近寄って撮ろうと思ったら、中に人が寝ていてびっくり!!



真っ白な砂利を積んだ貨車。


あぁ・・・こういうのを見ると胸がいっぱいになる。




実は、近寄って撮ろうとホームからこの草ぼうぼうの線路にちょいと飛び降りたとき、思いのほか
凹凸があり・・・足をひねってしまった。イテテ・・・
その様子を上から人に見られていて笑われた。。。(恥)



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