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Channel: まちかど逍遥
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タイルのマラッカ(4)

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(3)からの続き。

マラッカ3日目、昨夜遅くまで遊んでいたので早朝の散歩はなし。
昨日のうちにまちの中心部の見どころの大部分を回ってしまったので、翌日は何をしようかと
昨日の夕方にいろいろ偵察しておいた。

宿と同じヒーレンストリートに面したこの何てことのない建物。マラッカに来てから何度もこの前を
歩いていたのだが、実はあの、高級食材である「ツバメの巣」を、ここで養殖?しているのだ!


ツバメの巣と言えば、高さが100mもあるような大きな洞屈の天井近くに作られた巣を
現地人が命からがら採取するような映像をテレビで見たことがあるが、なんとこんなまちなかで
作られて(?)いたのだ!

開店を待って入場。

六角形の敷き瓦が目を引くこの建物もかなり古いもので、ボロボロに朽ちかけていたのを、
大改修したということも入ってから知ったことである。


建物の上空をくるくる飛んでいるツバメは中庭から家の中に入り、光の入らない真っ暗な部屋の
天井の梁に巣を作り卵を産む。その巣を集めて、洗って羽などの不純物を取り除き、再度整形して
商品にする。その作業をすべてここでやっているのだ!
各工程を見学でき、豊富でわかりやすい展示資料を見ながら説明を聞いて、そして食べることもできる!!


ツバメの巣がけマンゴープリン、900円ぐらい。母親が食べたのはツバメの巣スープ、1500円くらい。
餃子大の乾燥したツバメの巣が10個30000円くらいで売っていたので、かなりお手頃と言える。

味は・・・特にない。白きくらげや寒天とあまり変わらないかな(苦笑)

2階の窓から屋根瓦を間近で見ると、日本の本瓦やスパニッシュ瓦のように、上下の瓦を組み合わせる
構造なのがわかる。沖縄の赤瓦にも似ているが、半円形でなくL字型の断面で先が少し細い。そして、薄い。

かなり楽しめたツバメの館であった。
公開しているのはここだけだが、こういうツバメの館は他にもあると見え、ここはそうだろうなと思う
建物をいくつか見た。

鉢植えに彩られた魅力的な家々のファサード。


このあとタクシーを拾って、近くの島へ遊びに行った。
観光案内所で聞いても「何もない」と言われたほど(笑)ほんとに何もない島で海も濁っていたが、
石英の多い砂は透明感があって美しかった。


島から帰ってまたまち歩き。帰りののタクシーの車窓から見えたタイルを見に行くのだ(笑)。
オランダ広場からブキッチナ(中国の丘)方面へ向かって歩く。


ヒーレンストリートと同じように、床や壁にタイルが貼られた建物が並んでいる。
その中でも、ここはいったい・・・!?ファサードや軒下の飾りがすごい!!


開いていたドアから中を覗いてみると、うわっ、、、立ちすくむようなこの渋い雰囲気は・・・バー?
カウンター内のおっちゃんにおずおずと「見せてもらってもいいですか」と聞くと、ジロリ、と。


美しいタイル床が奥まで続く。うわぁ・・・入って行きたいが・・・パパッと数枚だけ写真を
撮らせてもらって、ありがとう〜と退散。。。


壁には美しい銅版転写タイル、マジョリカタイルが。これはイギリス物だろうな〜

ここは、イースタン ヘリテージ ゲストハウスという宿。
泊まればじっくり見れるかも〜〜と思って調べてみたら、客室は・・・・う〜ん???

この並び、すごいかも〜〜〜


続く。

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