2023年3月の九州北部の旅、続き。
日田でタイルアパートの健在をいちおう確認したあと、うきは方面へ車を走らせ鏝絵の家を見に行く。
新聞に載っていたのを友人が見つけてくれたもので、高い左官技術を持つ古後紀昌さんという方が30年かけて
オリジナリティあふれる鏝絵で装飾したという建物である。建物は公開されているわけではないが、外観だけで
十分見応えがある。建物の壁や窓回りやいたるところに左官の技を使いまくっているのだ!
うさぎと猿と河童が描かれた妻壁の鏝絵。
洋風とも和風ともつかないオリジナルの装飾。黄色っぽい土が使われている。
蔵の基壇部は、例の泥だんご積みじゃないの!日田のまちなかのお店でこれと同じ壁を見かけたほか、
別の場所でも見たことがある。古後さんかその仲間の方が関わったのだろうな。
友人のためにくどづくりの平川家住宅と旧平川医院へ向かう途中、ランチを探してたまたま入った古民家カフェ、
ギャラリー安政。ここがなかなかよかった!
これはもと江戸時代に有馬藩の山守りをしていた野上家の邸宅で、母屋は1856年に建てられた。
他にあまり店がない山あいの道で偶然見つけて飛び込みで入ったにもかかわらず、オーナー東野ふささんの手による
充実のフレンチコースランチを頂くことができて感激!
重厚な古民家の空間は美しく手入れされ、作家さんの作品も展示販売されているほか、グランドピアノが
おいてあり演奏もされるそう。
そして土間のこのドアは・・・何と洋室だった!外観からはまさか洋室があるなんて想像もしていなかった。
中を見せてもらうと、おぉ~~っ、素敵な天井!!
もちろんこれは近代に入ってからの改築だろうが、なんと意外でおしゃれな空間なのだろう。
事務所っぽく使っておられるようだったが、ショップか客席にすればよさそうだなぁ。
ゆったりしたひとときを過ごしたあと、旧平川医院とくどづくりの平川家を再訪。
そして一路山を下り、今宵の宿原鶴温泉の泰泉閣へ。泰泉閣はそれまで数か月間、改修工事のため休業されていて、
リニューアルオープンが何とうまい具合に今回の旅の最終泊の日だったので即予約。
『日本全国タイル遊覧』の本でお世話になったのでご挨拶に再訪したいと思っていたのだが、はからずも再開初日に
駆け付ける形となった。
施設管理部長がことのほか喜んで下さって、メンテナンス時間帯にジャングル風呂を案内して下さった。
子供の頃ボイラー室の中で兄弟で遊んでいたなどの昔話をお聞きしたり、一緒に記念写真まで(笑)
ジャングル風呂のタイルが表紙を飾っているということで売店にも本を置いてくださっていて感謝!
こちらの壁面レリーフも高田一夫氏の作品なのか、又は他のアーティストによるものなのか?
泰泉閣はこの後7月の豪雨により、1Fの調理場や事務所、浴室、離れ客室なども全部浸水し、再び休業を
余儀なくされた。川沿いの広々したロケーションにある泰泉閣はたびたび水害に遭い、今回夏休み目前の被災は
本当にお気の毒であったが、なんとも逞しく1ヶ月で復旧、再オープンされた。あぁ、また泊まりに行こう。
続く。
日田でタイルアパートの健在をいちおう確認したあと、うきは方面へ車を走らせ鏝絵の家を見に行く。
新聞に載っていたのを友人が見つけてくれたもので、高い左官技術を持つ古後紀昌さんという方が30年かけて
オリジナリティあふれる鏝絵で装飾したという建物である。建物は公開されているわけではないが、外観だけで
十分見応えがある。建物の壁や窓回りやいたるところに左官の技を使いまくっているのだ!
うさぎと猿と河童が描かれた妻壁の鏝絵。
洋風とも和風ともつかないオリジナルの装飾。黄色っぽい土が使われている。
蔵の基壇部は、例の泥だんご積みじゃないの!日田のまちなかのお店でこれと同じ壁を見かけたほか、
別の場所でも見たことがある。古後さんかその仲間の方が関わったのだろうな。
友人のためにくどづくりの平川家住宅と旧平川医院へ向かう途中、ランチを探してたまたま入った古民家カフェ、
ギャラリー安政。ここがなかなかよかった!
これはもと江戸時代に有馬藩の山守りをしていた野上家の邸宅で、母屋は1856年に建てられた。
他にあまり店がない山あいの道で偶然見つけて飛び込みで入ったにもかかわらず、オーナー東野ふささんの手による
充実のフレンチコースランチを頂くことができて感激!
重厚な古民家の空間は美しく手入れされ、作家さんの作品も展示販売されているほか、グランドピアノが
おいてあり演奏もされるそう。
そして土間のこのドアは・・・何と洋室だった!外観からはまさか洋室があるなんて想像もしていなかった。
中を見せてもらうと、おぉ~~っ、素敵な天井!!
もちろんこれは近代に入ってからの改築だろうが、なんと意外でおしゃれな空間なのだろう。
事務所っぽく使っておられるようだったが、ショップか客席にすればよさそうだなぁ。
ゆったりしたひとときを過ごしたあと、旧平川医院とくどづくりの平川家を再訪。
そして一路山を下り、今宵の宿原鶴温泉の泰泉閣へ。泰泉閣はそれまで数か月間、改修工事のため休業されていて、
リニューアルオープンが何とうまい具合に今回の旅の最終泊の日だったので即予約。
『日本全国タイル遊覧』の本でお世話になったのでご挨拶に再訪したいと思っていたのだが、はからずも再開初日に
駆け付ける形となった。
施設管理部長がことのほか喜んで下さって、メンテナンス時間帯にジャングル風呂を案内して下さった。
子供の頃ボイラー室の中で兄弟で遊んでいたなどの昔話をお聞きしたり、一緒に記念写真まで(笑)
ジャングル風呂のタイルが表紙を飾っているということで売店にも本を置いてくださっていて感謝!
こちらの壁面レリーフも高田一夫氏の作品なのか、又は他のアーティストによるものなのか?
泰泉閣はこの後7月の豪雨により、1Fの調理場や事務所、浴室、離れ客室なども全部浸水し、再び休業を
余儀なくされた。川沿いの広々したロケーションにある泰泉閣はたびたび水害に遭い、今回夏休み目前の被災は
本当にお気の毒であったが、なんとも逞しく1ヶ月で復旧、再オープンされた。あぁ、また泊まりに行こう。
続く。