2023年3月の旅、続き。
日田の宿は、友人が予約してくれた、150年の歴史を誇る老舗の木造旅館、伯亭若の屋。
伝建地区である豆田町のまちなかというこの上ない便利な立地で、車も無料で停められるなんてありがたすぎる!
玄関を入ると赤いじゅうたんが敷き詰められていて、紫の家紋入りの幕がいかにも老舗らしい。わくわく!
表は割と新しく見えるが奥に続く建物は昭和初期らしい意匠がそのまま残っている。
階段を上って3階へ・・・エレベーターはないが、階段の上り下りのしんどさも含めて木造旅館の楽しさである。
私たちが泊まった部屋は3階の角部屋。一歩入ると、廊下のガラス窓ごしにぱっと視界が広がった!
うぉ~~!これは特等の部屋じゃない!?
2方にガラス張りの廊下が回っており、豆田町の屋並みが一望できる。付近には高層ビルやマンションもなく
3階建てすらあまりないのだ。
「屋久杉のお部屋」と言われるだけに室内には上質な木材がふんだんに使われている。
しかしこの床柱は杉ではないだろう。ケヤキかな?
廊下の突き当りにあるトイレと、別の客室。3段ぐらいの変な階段があったりして、古い旅館のつくりは面白い。
2階の大広間の廊下。
食事は「蔵春閣」という名の1階奥の座敷にて。大倉喜八郎が建てた蔵春閣とは全く関係がないと思われる(笑)。
田舎に行くと外食できる店がなかったり、予約のみとか、早く閉まったり、たまに食いっぱぐれることがあるので
旅館で食べれば安心。旅館ではもっぱら2食付き。
この部屋も近代和風らしい細かい凝った意匠ががそこここに。
大きなきんちゃくに乗った布袋さん!?
このとき3月だったので食事もかわいいおひな様の設えで。人形の中に料理が入っていて驚いた!
実際は夕食の前に町へ繰り出し建物見学に。私は何度も来ているが友人は日田は初めてというので、ひと通り回る。
料理屋みたいな石張りの表構えの1階に、グレーのモルタル塗りの2階が、そして増築っぽい3階が載った、
ヘンテコだけどカッコイイ外観の船津歯科。
この船津歯科の玄関に敷き詰められたタイル、、、前回も見たけどかなり面白い。
腰に貼られたこの蛇紋岩風のマーブルタイルは中央がふくらんでいて、私が「ふっくらタイル」と呼んでいるもの。
お店のショーケースなどでちょくちょく見かけるが、壁だけでなく上がり框にまで貼られているのが変わっている。
・・・というか、このタイプのタイルが水平に貼られているなんて見たことがない!
だってさ、床にぽこぽこ凹凸ができるわけで、歩きにくいし滑りそうじゃない!?ものを置いても不安定になるし。
足つぼ刺激コースじゃあるまいに(笑)。どういう意図でここにこのタイルを貼ったのだろう。
こちらのイチョウ形無釉モザイクタイルもいいね!
こちらは広瀬資料館、咸宜園を開いた儒学者廣瀬淡窓の生家である。改修工事のため2018年から休館しており
再オープンをずっと待っていたのだが、オープンは何と4/1からなので2週間後。あぁなんと惜しいことか・・・
建物の前まで行ったら、おや?門が開いている。一部先行でオープンしているのか?
のぞきこんだら係の方がいて、尋ねるとやはりオープンは4/1ということだったが、事務所外壁のなまこ壁を
見せてもらうことができた。
なまこ壁の一部に8寸角の本業タイルがはめ込まれているのだ。こういうのはありそうでなかった!
他の貼り瓦と同じサイズなら全部を本業タイルに置き換えることも可能だが、釉薬がかかっているタイルには
目地の漆喰の付きが悪いからだろう、ポイント的に使われているのみ。本業タイルは4枚見られたが、
他のところにもあるのだろうか?
もうオープンしてるから、また今度日田に行ったら入場して探検してみよう~
草野本家もここ8年間もずっとやっていた大規模修復工事がやっと終わって、こちらはオープンしていたので入場。
・・・あれ?写真撮影禁止なんだっけ?写真が一枚もない。。。写真がないとどんなんだったか思い出せないな(汗)
続く。
日田の宿は、友人が予約してくれた、150年の歴史を誇る老舗の木造旅館、伯亭若の屋。
伝建地区である豆田町のまちなかというこの上ない便利な立地で、車も無料で停められるなんてありがたすぎる!
玄関を入ると赤いじゅうたんが敷き詰められていて、紫の家紋入りの幕がいかにも老舗らしい。わくわく!
表は割と新しく見えるが奥に続く建物は昭和初期らしい意匠がそのまま残っている。
階段を上って3階へ・・・エレベーターはないが、階段の上り下りのしんどさも含めて木造旅館の楽しさである。
私たちが泊まった部屋は3階の角部屋。一歩入ると、廊下のガラス窓ごしにぱっと視界が広がった!
うぉ~~!これは特等の部屋じゃない!?
2方にガラス張りの廊下が回っており、豆田町の屋並みが一望できる。付近には高層ビルやマンションもなく
3階建てすらあまりないのだ。
「屋久杉のお部屋」と言われるだけに室内には上質な木材がふんだんに使われている。
しかしこの床柱は杉ではないだろう。ケヤキかな?
廊下の突き当りにあるトイレと、別の客室。3段ぐらいの変な階段があったりして、古い旅館のつくりは面白い。
2階の大広間の廊下。
食事は「蔵春閣」という名の1階奥の座敷にて。大倉喜八郎が建てた蔵春閣とは全く関係がないと思われる(笑)。
田舎に行くと外食できる店がなかったり、予約のみとか、早く閉まったり、たまに食いっぱぐれることがあるので
旅館で食べれば安心。旅館ではもっぱら2食付き。
この部屋も近代和風らしい細かい凝った意匠ががそこここに。
大きなきんちゃくに乗った布袋さん!?
このとき3月だったので食事もかわいいおひな様の設えで。人形の中に料理が入っていて驚いた!
実際は夕食の前に町へ繰り出し建物見学に。私は何度も来ているが友人は日田は初めてというので、ひと通り回る。
料理屋みたいな石張りの表構えの1階に、グレーのモルタル塗りの2階が、そして増築っぽい3階が載った、
ヘンテコだけどカッコイイ外観の船津歯科。
この船津歯科の玄関に敷き詰められたタイル、、、前回も見たけどかなり面白い。
腰に貼られたこの蛇紋岩風のマーブルタイルは中央がふくらんでいて、私が「ふっくらタイル」と呼んでいるもの。
お店のショーケースなどでちょくちょく見かけるが、壁だけでなく上がり框にまで貼られているのが変わっている。
・・・というか、このタイプのタイルが水平に貼られているなんて見たことがない!
だってさ、床にぽこぽこ凹凸ができるわけで、歩きにくいし滑りそうじゃない!?ものを置いても不安定になるし。
足つぼ刺激コースじゃあるまいに(笑)。どういう意図でここにこのタイルを貼ったのだろう。
こちらのイチョウ形無釉モザイクタイルもいいね!
こちらは広瀬資料館、咸宜園を開いた儒学者廣瀬淡窓の生家である。改修工事のため2018年から休館しており
再オープンをずっと待っていたのだが、オープンは何と4/1からなので2週間後。あぁなんと惜しいことか・・・
建物の前まで行ったら、おや?門が開いている。一部先行でオープンしているのか?
のぞきこんだら係の方がいて、尋ねるとやはりオープンは4/1ということだったが、事務所外壁のなまこ壁を
見せてもらうことができた。
なまこ壁の一部に8寸角の本業タイルがはめ込まれているのだ。こういうのはありそうでなかった!
他の貼り瓦と同じサイズなら全部を本業タイルに置き換えることも可能だが、釉薬がかかっているタイルには
目地の漆喰の付きが悪いからだろう、ポイント的に使われているのみ。本業タイルは4枚見られたが、
他のところにもあるのだろうか?
もうオープンしてるから、また今度日田に行ったら入場して探検してみよう~
草野本家もここ8年間もずっとやっていた大規模修復工事がやっと終わって、こちらはオープンしていたので入場。
・・・あれ?写真撮影禁止なんだっけ?写真が一枚もない。。。写真がないとどんなんだったか思い出せないな(汗)
続く。