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香川の渡邊邸を見学。青い敷瓦

四国の三木町というところにある渡邊邸へ、予約して行ってきたときのことを。
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渡邊邸は表門を入ると右手になまこ壁の蔵、正面奥に玄関、左側の塀には御成門が設けられている。
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オーナーの小橋あやみさんが迎えて下さる。建物の見学には事前にスケジュール調整が必要だけど一度に1組だけでゆっくり見学させてもらえるのが嬉しい。調整してくれた友人に感謝!
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この渡邊邸は面白いつくりで、茶人であった小橋さんのお父様が、古高松の豪農揚(あげ)家から5つの茶室を移築したといい、家じゅうが茶室になっているのだ。住まいというよりももてなしの場として使われた建物のようだ。
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奥まったところにある引き戸から入ると、黒い敷瓦が四半貼りされた玄関は現代風な雰囲気。
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織部の井戸滑車が飾られていた。庭の井戸で使われていたものだろうか。
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古そうな板戸絵もある。
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部屋へ上がるとそこは「雀巣庵(じゃくそうあん)」という茶室。
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御成門から入って外露地に設えられた待合から、敷石づたいにこちらへ入るようになっている。茶室の入口らしからぬ、立派な式台付きのお客様用玄関だ。
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室内は網代天井や下地窓などすっきりした数寄屋の意匠。障子にシルエットが浮かび上がる大きな半円形の「櫛窓」の設えなどセンスが光る。
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雀巣庵は茶室といっても、まずお客をここへ通すという応接間的な部屋なのだろう、比較的カジュアルな雰囲気。(茶道の素養がないのであまり分からないが・・・汗)
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そしてこちらのトイレ、うぉ~~っ、足元が青い!?
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瀬戸の本業敷瓦が敷き詰められていた!これは時々見かける柄で、明治前期~中期頃のものと見える。
タイルを見に渡邊邸へ来たのだが、このトイレのタイルはサプライズだった~~
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欄間の透かし彫りも美しい~これは桐だな。
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鉄製の吊り灯篭がトイレの照明に。各所でいろんなデザインの照明器具があるのも楽しい。
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暗くてうまく写らなかったのだが、瀬戸製らしき男性用の染付便器が今はもう使われず残っていた。木の枝が生けてある。染付便器に植物、合うね(笑)
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そこから奥へ行くとさらに風流な茶室がある。お客の親密度や茶会の格式などによって使い分けられていたのだろう。
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続く。

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