ノープランの週末、前日の夜にいろいろ考えた末に桐生に行くことにして、1日じゃ足りないだろうから1泊2日でゆっくり巡ろうと計画したのだが、案の定8時に家を出ることができず(苦笑)1時間遅れで出発したらパターンが狂ってしまい、急遽ルート変更。久喜から東武で足利へ出て、ちょろっと足利を見てから桐生へ行くことに。電車の中でマップを見ていたら、途中の館林にモスリン記念館があったんだ。うーん、途中下車してバスかカーシェアでぱぱっと見に行こうか。
館林というまちの名前は知っていたが何の予備知識もなく下車し、地図をもらいに駅構内の観光案内所に立ち寄って、置いてあった塩分チャージのタブレットをひとつ取ったら、「あっ、ちょっと待って」と。えっ、何??すると、「これどうぞ」とタブレットを一袋まるごとくれた。ええっ、いいんですか!?今シーズン中に配布終わらないといけないのが大量にあるので使ってくれそうな方にお渡ししてるんです、と。そうなの!?ありがとう~
とまぁそんなことで、外はやたら暑いけど、目的地までは2kmぐらいだし歴史の小径ってのもあるようなので、まちなかを歩いて行こうかという気になった(笑)
駅前の変電所を見てから、もらったマップのモデルルートをたどってみようと歴史の小径を歩き始めるが、普通の道路に毛塚記念館がぽつりと建っているのみ。分福酒造店舗として今も使われているらしい。かつてはこういう商家が隙間なく並んでいたのだろう。
おや、あれはなんだ?遠くに見えた「松の湯」の文字。近づいてみると絵にかいたような銭湯だ。もうやっていなさそうだが、字路の突き当たりですごいインパクト。あぁ惜しいな。
歴史の小径よりこちらの方が面白そうだ。歩いていくと、おや、あれは?巨大なモダン建築が見えたので吸い寄せられていく(笑)。上階が四方に出窓のように大きく張り出していて、五角形の窓なんかもある。これはちょっとタダモノじゃないだろう。これは館林市の文化会館で、一部に農業共済組合などが入居しているようだ。公共施設なら入れるかも、と近づくと、見学の方は事務所へ声がけを、と書いてあるので入ってみる。
事務所に見学できるかと声をかけると、どうぞ、と。資料まで頂いた。これは元館林市庁舎だったらしく、菊竹清訓の設計。ははぁ、やっぱり建築家作品だったのだな。市民の信頼のシンボルとして1963(昭和38)年に建てられた市庁舎は、ドコモモなどにもまだ登録はされていないというが、竣工当時の写真をみると、建物全体がランタンのように光り輝き斬新な姿だ。1982(昭和57)年に竣工した現市庁舎に機能を譲り、今は市民の文化活動の場として使用されている。
色彩計画を田中一光が手がけており、ピクトグラムやタイポグラフィなどもデザインしている。築60年近く経って内装はかなり古びており、部屋の用途もすっかり変わっているため、オリジナルのタイポグラフィはわずかしか残っていない。
議場も見ますか?と鍵を渡してくれた。最上階の中央部にある窓のない部屋で、代わりに天井に十字型のスリットが入る。アトリエみたいな雰囲気。
シェル構造の天井。十字のスリットが入っているし、天井のすぐ下に水平な窓がぐるっと回っているので、4枚の天井板が浮いているように見える。
カンティレバーで大きく張り出したガラス張りの部屋。
観光案内所でもらったマップにも書いてなかったが見つけられてよかった!
市役所市民センター分室。見ての通り元金融機関の建物、旧舘林信用金庫だ。明るい色のスクラッチタイル貼り。
和洋併設の住宅なども。
看板建築の商店。
前面は白くペンキが塗られていたが、側面はオリジナルの色が残っていた。
歴史の小径に戻ると、このあたりは木造商家が残り歴史の小径らしい界隈だ。
続く。
館林というまちの名前は知っていたが何の予備知識もなく下車し、地図をもらいに駅構内の観光案内所に立ち寄って、置いてあった塩分チャージのタブレットをひとつ取ったら、「あっ、ちょっと待って」と。えっ、何??すると、「これどうぞ」とタブレットを一袋まるごとくれた。ええっ、いいんですか!?今シーズン中に配布終わらないといけないのが大量にあるので使ってくれそうな方にお渡ししてるんです、と。そうなの!?ありがとう~
とまぁそんなことで、外はやたら暑いけど、目的地までは2kmぐらいだし歴史の小径ってのもあるようなので、まちなかを歩いて行こうかという気になった(笑)
駅前の変電所を見てから、もらったマップのモデルルートをたどってみようと歴史の小径を歩き始めるが、普通の道路に毛塚記念館がぽつりと建っているのみ。分福酒造店舗として今も使われているらしい。かつてはこういう商家が隙間なく並んでいたのだろう。
おや、あれはなんだ?遠くに見えた「松の湯」の文字。近づいてみると絵にかいたような銭湯だ。もうやっていなさそうだが、字路の突き当たりですごいインパクト。あぁ惜しいな。
歴史の小径よりこちらの方が面白そうだ。歩いていくと、おや、あれは?巨大なモダン建築が見えたので吸い寄せられていく(笑)。上階が四方に出窓のように大きく張り出していて、五角形の窓なんかもある。これはちょっとタダモノじゃないだろう。これは館林市の文化会館で、一部に農業共済組合などが入居しているようだ。公共施設なら入れるかも、と近づくと、見学の方は事務所へ声がけを、と書いてあるので入ってみる。
事務所に見学できるかと声をかけると、どうぞ、と。資料まで頂いた。これは元館林市庁舎だったらしく、菊竹清訓の設計。ははぁ、やっぱり建築家作品だったのだな。市民の信頼のシンボルとして1963(昭和38)年に建てられた市庁舎は、ドコモモなどにもまだ登録はされていないというが、竣工当時の写真をみると、建物全体がランタンのように光り輝き斬新な姿だ。1982(昭和57)年に竣工した現市庁舎に機能を譲り、今は市民の文化活動の場として使用されている。
色彩計画を田中一光が手がけており、ピクトグラムやタイポグラフィなどもデザインしている。築60年近く経って内装はかなり古びており、部屋の用途もすっかり変わっているため、オリジナルのタイポグラフィはわずかしか残っていない。
議場も見ますか?と鍵を渡してくれた。最上階の中央部にある窓のない部屋で、代わりに天井に十字型のスリットが入る。アトリエみたいな雰囲気。
シェル構造の天井。十字のスリットが入っているし、天井のすぐ下に水平な窓がぐるっと回っているので、4枚の天井板が浮いているように見える。
カンティレバーで大きく張り出したガラス張りの部屋。
観光案内所でもらったマップにも書いてなかったが見つけられてよかった!
市役所市民センター分室。見ての通り元金融機関の建物、旧舘林信用金庫だ。明るい色のスクラッチタイル貼り。
和洋併設の住宅なども。
看板建築の商店。
前面は白くペンキが塗られていたが、側面はオリジナルの色が残っていた。
歴史の小径に戻ると、このあたりは木造商家が残り歴史の小径らしい界隈だ。
続く。